勝負の世界は厳しい。
勝つためには、徹底的にやり抜かなければならないし、相手や仲間に要求しなければいけないことも必要です。
わがままにも聞こえる自己主張も、勝つためには、絶対に必要なものなのです。
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自己主張していい!勝つために本気ならば
元・サッカー日本代表として活躍をした岡田武史さん。
彼は、穏やかそうな顔に似合わず、熱く、厳しい人だと言われています。
そんな彼が発した名言がシンプルですが、大事なメッセージなのです。
世界で勝負を仕掛けた監督から出てくる言葉には重みがある
元・サッカー日本代表監督 岡田武史さんの名言は、シンプルだけど、神髄をついています。
もし真剣に勝ちたいのなら、「これじゃ勝てない、こうしてくれ。」と言わなきゃいけない。
みんなで慰め合っていても勝てっこない。
どうしても、お互いを傷つけたくないとすると、仲間に気を使い、慰める言葉をかけてしまいがちです。
プロならば、勝つために、躊躇せずに、言いたいことを相手に伝えなければならない。
シンプルで、当たり前なのに納得してしまうのは、私たちに、この勝たなければいけないときに妥協や甘さを出してしまう要素があるからなのです。
プロセスや努力を重視していると、結果を二の次にしてしまう
日本代表クラスでさえ、チームメートを慰め合うような姿勢があると、監督が言うのだから、我々の日常には、プロセスや努力をたたえる傾向が強いことを物語っています。
あんなに頑張ったのだから・・・(結果だけを求めて責めないで)
ここまでのやり方には間違いがなかった(運がなかったのは残念)
ところが、世界で勝つことを求められる立場だった、岡田さんのように、ストレートにいいたいことを言いきる姿勢は賞賛されてもいいのではないでしょうか。
厳しいとか、鬼とか、冷たいとか言われてしまう可能性はありますが、結果を求められるならば、相手にしっかりと意思を伝えるコミュニケーションは不可欠。
勝負事は負けてはいけないという場面に情け容赦は無用です。
勝つために、メンバーから外れる決断
私が、大学時代、ラグビーのクラブチームに在籍していたときに、トップチームの方針と自分の考え方が合わないという場面に遭遇しました。
トップチームは全国大会で優勝を目指したいので、学業や学生生活を犠牲にしても、練習を重ねて寮で共同生活をして、是が非でも勝ちたいという考え方。
私は、チーム内の対抗戦や対外試合でラグビーを楽しみたい派。
トップチームを仕切るリーダーに呼び出しを受けました。
「お前は本気でやれば、Aチームのサブやバックアップメンバーになれるのに、なぜ、本気でやらないんだ!」
もちろん、彼の立場や考え方も理解できました。
でも、当時の私は、家庭の事情で寮生活ができるはずもなく、学業も一生懸命にやっていたし、バイトも楽しむという、学生生活を謳歌していた人間にとって、勝つことだけにこだわる考え方にはついていけませんでした。
残念ですが、私は退部を決めて去ることを決意したのです。
足首の靭帯を痛めて、まともにプレーができない状態に陥ったので、後悔のない判断でした。
チーム全体の士気を考えても、勝ちにこだわりたいリーダーにとって、私のような存在はいらなかったのは事実。
お互いのために、結論は正しかったと考えています。
私が勝利にこだわっていたら、全く違った若者の人生を送っていたのかもしれませんが。
勝ちにこだわるのは悪くはない!意思を固めて突き進めばいい
私は、勝ちに徹底的にこだわる「勝利至上主義者」を否定しません。
勝たないと見えない世界があるのは間違いなく、妥協せず突き進むことを決めたのならば、その道に向かって突き進めばいいのです。
もちろん、勝つために、何かを失うリスクは伴います。
時間、ゆとり、遊び、など色々な物を捨てる覚悟と行動が絶対条件です。
「これじゃ勝てない、こうしてくれ。」
はっきりとした意思表示を示して、突き進むしかない場面があるのです。
これは、スポーツに限らず、人生においても負けられない戦いがあれば、言葉にして伝えるべきポイントなのです。
◆ 【映画】「沖縄を変えた男」のゴリの鬼監督ぶりが憑依していたかもしれない
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。