父と息子の思いが交錯する物語って、今の時代にフィットしているだろうか?
映画「とんび」は、瀬戸内海に面した備後市を舞台にした懐かしいストーリー。
ヤスとアキラの二人の関係性を大切にしながら、ゆっくりと流れていく展開に、思わず没入してしまいました。
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阿部寛の暑苦しい親父の姿が昭和っぽい!
モゴモゴと喋る、男臭い演技をさせたら、阿部寛の右に出るものはいないと断言できます。
彼に、暑苦しい親父の演技をさせるだけで、昭和感を漂わせることができます。
街の風景も、人々も、確かに、古い印象があるけども、ジャストフィットできるのは彼の演技と存在感がなければ成立しない世界です。
父と息子と周りの人たちの優しさに溢れる作品
カッコ良い登場人物もいなくて、美人がたくさん出るわけでもなく、地方に生きる妻を事故で失って、父一人、息子一人で、子育てをしていたとなると、苦しい生活のイメージしか湧かないはずです。
でも、この作品に出てくる、ヤスとアキラは、周りの方に支えられながら、伸び伸びと暮らしていく姿が心地よく感じます。
スピード感も、ドロドロ感もなく、染み入るように展開するのは、重松清の原作の良さなのは間違い無いですが、映像化するにおいても、最適な役者を配置したことによって、納得度が高まっています。
父親と息子は信頼関係もあるが、ライバルでもある
ヤスとアキラは信頼関係がある親子です。
一方で、ライバルでもあると感じられます。
妻を亡くした理由を伝えられないヤスと、その理由・事実を知りたいアキラの間には、大きな溝があっても仕方ないのでは無いでしょうか。
愛していた妻、記憶の中で薄い母親が同じ人物ではあるものの、二人にとっては大切な人であり、思いを共有できるはずなのに、どこかライバル心もあるのが父親と息子なのだと思います。
父親が息子を愛していても、息子に思いが伝わるかはわからない
私の父親は、黙って、私の部活の試合を観戦しに来ていたという話を耳にしたのは、私が、社会人になってからの出来事。
息子に興味なんかなさそうだった父親が、声もかけずに、ただ、息子の試合を見るなんて、応援というオフィシャルじゃない姿に、昭和生まれの古い父親像が浮かびます。
当然、息子だった私は、そんなことは一切知りません。
だから、父親と、この話をすることもなかったわけです。
頑張っている息子の姿をチラ見している光景を想像すると、恥ずかしくもあり、ほのぼのした気持ちになります。
それだけ、父親と息子は信頼関係とライバル、深入りしない距離感があって当然なのだと理解できます。
こんな親父は、今、見なくなったけど、必要なものだと感じる
映画「とんび」のヤスみたいな、素直でないけど、ものすごい愛情を息子に捧げられる親父という存在は見かけなくなりました。
ドライというよりは、距離感を冷静に取りつつ、知らないことがあっても気にしないような現代の父親たちとは大きく異なります。
懐かしい親父像だからこそ、ヤスの姿に感情移入ができて、アキラとのなんとも言えない親子の絆に心惹かれる部分が残るのだと思います。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。