知らない人が多いからこそ『インフラ女子の日常』は、未経験からチャレンジしたい人は読むべき

インフラエンジニアって、どうしても女性が大活躍しているイメージが湧きにくい。

オンプレミスであれば、実機を触りながら設定するし、クラウド環境の構築・設計で頑張っている女性って、ほとんど知らない。

そんなことを考えていたら『インフラ女子の日常』という本が世に出たので、手に取ってみました。

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このイラストから「インフラエンジニア女子」をイメージすることはないかもしれない!でも、読んでみるとわかりやすい!

インフラエンジニアの世界は、表舞台の仕事でもなく、地味な要素が強い

エンジニアといえば、システムエンジニアやプログラマー、WEBデザイナーなどをイメージする方も多いのではないでしょうか。

テレビドラマなどでも、職種として取り上げられるのも、これらのものばかり。

インフラエンジニアを主役にしても、誰も理解できないし、楽しめないのかもしれません。

表舞台に立つというよりは、裏方の地味な役回りが多い、インフラエンジニア固有の問題かもしれません。

その仕事について頑張る女性って、正直、ほとんど知りません。なぜでしょうか。

キラキラ女子にはインフラエンジニアは向いてない!

都心でオシャレに働くキラキラ女子(OLという表現は古いでしょう)は、仕事も、プライベートも充実しまくりな印象が強い。

だからこそ、女性にはインフラエンジニアという地味な仕事には合致しないタイプが多い。

決して、インフラエンジニアの仕事が女性に向いていないというわけではない。

ただ、周りの友人・知人から仕事内容を聞かれてもわかりやすく伝えるのが難しいのは間違いない。

IT業界の中でも、SE(アプリ開発などのシステムエンジニア)やWebのクリエイターとは明らかに趣きが異なるのだから仕方がない。

それだけに、マンガとコラムで「インフラエンジニアあるある」が楽しく読める『インフラ女子の日常』は、斬新で今までにない一冊だと言えます。

地道で完全な裏方のインフラエンジニアで、働き方もハード

インフラエンジニアとは、どのような業務をこなす仕事なのでしょうか。

情報システムの構成要素には様々な技術が使用されているが、H/W、仮想化、OS、ネットワーク、ミドルウェア、セキュリティといった基盤となる領域を担当するのがインフラエンジニアである。インフラエンジニアのカテゴリには各要素技術に精通したITスペシャリストやサーバーエンジニア、セキュリティエンジニア、プラットフォームエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア等が含まれる。(Wikipedia:インフラエンジニアより引用)

この説明を読んでも、IT業界の関係者などでない限り、意味がわからないと思います。

とにかく、仕事としては、地道で完全な裏方の仕事なのです。

同じような例としては、道路、電気、水道などの生活インフラを作り、維持している職業で働く方は、不可欠な存在ですが、目立つ要素はありません。

インフラエンジニアも同様な役割なのです。

一方で、トラブルや事故が起きると、大問題に発生するために、日夜、安定的な状態を維持するために、頑張っていられる存在なのです。

「24時間365日の交代シフトでも働きたいです!」

今から20年以上前、私の知り合いの女性がネットワークやサーバーのエンジニアになりたいと考えて、採用面接に挑んだエピソードを思い出しました。

「24時間365日の交代シフトでも働きたいです!」

あんてる
あんてる
昔のリゲインのCMの時任三郎みたいじゃん!24時間戦えますか?!って

とんでもないハードワークを求めているのではなく、当時、経験を積み、給料が高く(夜勤手当てなど)、チャレンジできる仕事が、インフラエンジニアの下積みである、運用・保守、監視などの業務につくことでした。(今も変わっていませんが)

決められたルーティンの作業設定、確認をしながらも、トラブルが発生すれば速やかに対応を求められる仕事です。

ネットワーク環境、サーバなどが構築された状態を維持させるための仕事ですから、重要なのは言うまでもないのですが、どうしても目立つ仕事とはいいか難いです。

インフラエンジニアの上流(アプリケーションの開発でいえば、システムエンジニア)になれば、設計・構築という仕事に携われるので、給料も高いですし、評価もされる仕事です。

インフラ女子の日常』を書かれた、なつよさんの場合、トータルで経験しているので、データセンターでの業務経験もあり(特殊な環境です)、今は、クラウド環境での仕事でも頑張っているので、リモートワークもできている様子。

24時間365日交代シフトで働いているわけではないでしょう。

働き方改革の延長から見ると、このワークスタイルは、1日も早く自動化してくれることが望ましいと考えます。

表舞台に立たない仕事こそ、現場を知らせる情報が必要

刑事モノ、学園モノ、医療モノ、などはテレビドラマの鉄板コンテンツで、誰が見ても、わかりやすいキャラクターと展開力があります。

では、それ以外の仕事って、取り上げられないと知られていない仕事が世の中にはたくさんあります。

しかも、表舞台で目立つ仕事も山のようにあるわけです。

若者のキャリアデザインについては、昨今、取り組みが広がっています。

でも、実際のところはどうでしょうか。

本当に、多様な職業を知り、現場を見たり、体験できるケースって限られると思いませんか?

もちろん、キッザニアのように楽しみながら体験できる施設もあります。

職業体験も、アルバイト経験も、インターンもありますが・・・。

あくまで、一過性のものに過ぎない印象があります。

なぜなら、働くことは期間が長く、生活を支えて、社会の一端を担う責任が伴うからです。

インフラ女子の日常』を書かれた、なつよさんのようなインフラエンジニアがIT分野のインフラを支えてくれているおかげで、私たちは便利な日常を味わえているわけです。

他の分野でも、地味で知られていない職業、世界について、わかりやすくまとめるコンテンツが増えることが、個人のキャリアを築く上で、大事な情報源になるのだと思います。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。