誰だって身体の体調が悪いと、薬を処方しようと考えます。(病院にも行きますよね)
では、薬のことをちゃんと理解して飲んでいるのでしょうか?
漢方薬剤師・鍼灸師 平地治美(著)『薬のキホン (漢方薬剤師が教える) 』を手に取り、薬のことを把握してみました。
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薬って、成分や効き目、副作用までわかって飲んでいない
病院で医師に処方される薬にせよ、薬局・ドラックストアで購入する市販薬にせよ、私たちは薬の細かい成分や効き目、副作用などをわかって飲んでいるわけではありません。
もちろん、薬剤師からの注意事項の伝達は受けたり、書面で渡されているものの、目の前の不調な状態を改善することが優先なので、とにかく飲むこと(塗るなどもありますが)で、改善すればいいとだけ考えがちです。
漢方薬剤師・鍼灸師 平地治美さんは、「食育」が理解されたように、「薬育」も必要だと主張されている方です。
薬の効果に期待するだけではなく、どうして効くのかを知っているのか
自分の症状に合った適切な薬を処方されれば、症状は改善されます。
治ってしまえば、常用薬(毎日欠かさず飲む薬)でない限り、どんな薬だったのか、名前も忘れてしまうのではないでしょうか?
そもそも、薬がどうして身体に効くのかという根本を知らないまま、医師など医療従事者に渡されたから安心して飲んでしまうものです。
自分の身体のどこに、どのように効いて治ったのか。
もしくは、実際は効果が乏しかったのか。
自然治癒力のような自分の免疫力などで快方に向かうこともあるでしょうから。
身体のどこに何が起きていて、その原因に対して、どんな役割を果たす成分が効いたのかを専門的には理解できなくても、イメージだけでも把握するのが、一般人の薬リテラシーとして必要なのです。
薬は身体にとって異物な存在
ニュースで、過剰な薬を投与されたり、間違った成分の点滴を受けて、重度なダメージを身体に受けたり、亡くなったという事例が伝えられることがあります。
本人が無意識な状態で、緊急性を持って、処置された場合、知るすべはありません。
通常であれば、簡単な説明を受けて、処方するタイミングだけを知り、薬代を支払って、粛々と飲むものと考えているのが普通です。
実際、症状がなければ、その薬を身体に取り込むことはありません。
ですから、身体にとって、薬は異物なわけで、一歩間違えば、命を危険に晒す可能性だってありえるのです。
間違った薬の服用は危険
間違った薬の飲み合わせや、量やタイミングを間違うのは危険です。
だからこそ、今は、「お薬手帳」を調剤薬局などで確認をしながら、薬の説明も含めて手渡しになっています。(この作業を自動化・非人間対応すれば、と言う議論もあるようですが、危険な行為だと私は考えます)
空腹時(食間)に飲む薬を食後に飲んだり、飲み合わせとしてNGなものを同時に飲めば、自分の身体を危険に晒します。
睡眠薬の大量摂取で自殺を図ろうとする人でなくても、摂取量をセルフコントロールするのは良くありません。
ただ、体質などを含めて自分に合う、合わないを感じたら、薬局の薬剤師さんに早めに伝えなくてはいけません。
素人患者の自己判断は、危険な行為なのでやめましょう!
漢方薬は、どんな歴史を経てきたのか
そもそも、漢方薬とはどんなものだと思いますか?
漢方といえば、株式会社ツムラ と言うイメージがあるので、調べてみました。
漢方は、治療に対する人間のからだの反応を土台に体系化した医学といえます。古代中国に発するこの経験医学が日本に導入されたのは5~6世紀頃。日本の風土・気候や日本人の体質にあわせて独自の発展を遂げ、わが国の伝統医学となりました。
17世紀頃、特に大きく発展して体系化され、現在へと継承されています。漢方という名称の由来は、日本へ伝来した西洋医学である「蘭方」と区別するためにつけられたものであり、もちろん、中国の伝統的な医学である「中医学」とも異なります。まさに漢方は、日本独自の医学なのです。(漢方の歴史 ツムラ)
中医学(中国の医学)とも違う、日本独自の医学という漢方の存在。
科学的な発展を遂げる以前の時代に、研究と伝承をされてきただけに、日本人の身体には適応しているのだと思います。
西洋医学、医薬の否定ではなく、症状や体質によっては、漢方が適している症例もあります。
そう考えれば、患者によって適切な診療と処方を行って、漢方も通常の医薬品も同じように扱っていくのが望ましいと言えるはずです。
漢方のイメージとして、じわじわと効果を発揮する優しいものをイメージしがちですが、実は、即効性が感じられるものもあります。(葛根湯はタイミング次第では抜群に効きます)
薬は必要な時に適切なものを選択するだけの知識は必要
自らがドラックストアで購入してくる市販薬、栄養剤などは、強烈な副作用が出るものは少ないと思いますが、必要なタイミングで適切なものを選択しましょう。
薬の効果と副作用のことも、しっかりと理解するだけの基本的な「薬育」の基礎部分は、これからの時代、私たちの健康と病気のコントロールには欠かせません。
渡された薬を取り敢えず飲めば治ると言う発想や、家族が効いた薬だから自分にも合っているという勝手な自己判断は危険です。
『薬のキホン (漢方薬剤師が教える) 』のようなわかりやすい本から読んで理解していきましょう!
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。