私のブロガーの友人、いくみさんが本を出版するという話を聞いて、ワクワクドキドキさせられていました。
「女性管理職」×「悩み」と言えば、いくみさんのブログ:ねーさんらいふで綴っていたものそのものです。
本を予約して、手元に届くまで楽しみでたまりませんでした。
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バリバリのキャリアウーマンっぽくない、自然体の女性管理職
女性管理職という言葉を聞くと、バリバリの厳しいキャリアウーマンをイメージしがちです。
ところが、いくみさんと接していると、その雰囲気が伝わってきません。
ほんわかしつつも、どんな風に職場で管理職をして、(元)ワーママをして、頑張ってきたのだろうという不思議な感覚があっただけに、『女性管理職が悩んだ時に読む本 ワーママ30年&女性管理職18年の人気ブロガーが語る』は、興味を惹かれる一冊なのです。
「部下さん」というフレーズが続くたびに、いくみさんの眼差しを感じる
『女性管理職が悩んだ時に読む本 ワーママ30年&女性管理職18年の人気ブロガーが語る』を読みながら、普通の本と違うと感じたポイントは、「部下さん」というフレーズを何度も綴っている点です。
部下という言葉に「さん」という呼称をつけるって、なかなか、普通の感覚とは違うもの。
読んでいくと、いくみさんが多くの部下たちに対して、愛情と感謝、信頼を込めて「部下さん」と読んでいるスタンスが伝わってきます。
今の時代、上司が部下を呼び捨てにすることは減り、「◯◯さん」という呼び方を心掛けている人が増えています。
上司と部下は役割であるという前提に立てば、当然なのですが、なかなか、この「さん」付けの呼ばれ方は、私自身は違和感がありました。
少なくとも、いくみさんは、部下に対しての眼差しが優しさも、厳しさも伴っているけれど、相手を尊重していることは全体を通して感じます。
管理職には様々な悩みが尽きないもの
今時の若者は出世欲が少ないと言われています。
2023年のビズリーチ社の調査で、非管理職の72.0%が管理職には「なりたいとは思わない」と回答しているというデータが出ています。
つまり、一般職の目線で見れば、憧れる要素が少ないのが管理職なわけです。
部下の管理に、数字の進捗を追い、プレッシャーのかかる立場で仕事をする。
多少、給与が高いとしても、その分、見合うだけの満足感が得られるポジションとは思いにくいという方が多いのもうなづけます。
一方で、管理職は日々、色々な悩みを抱えています。
いくみさんも、『女性管理職が悩んだ時に読む本 ワーママ30年&女性管理職18年の人気ブロガーが語る』の中で、ご自身が今まで抱えてきた悩みの一部を吐露しています。
上から与えられる役割と課題、組織の中で部下たちを成長させて、成功したいという思い。
各種トラブルへの対応にも追われて大変なだけでなく、プライベートの側面、ワーママ、妻、娘という役割の中で、仕事とのバランスの中で、日々を過ごされてきたことが伺えます。
女性が管理職になりたくない理由は、気質的な部分と、このプライベートの役割の重たさとの兼ね合いで引き受けられないという現実があります。
そんな状況でも、若い頃から、管理職に憧れて、登用されて、活躍を続ける、いくみさんだから語れる内容が随所に見られ、ご本人の抱えてきた悩み、その対応なども、実に共感できる内容に溢れています。
私は3名の女性管理職の元で働いたことがあります
私は、今まで、数多くの上司のもとで働いてきましたが、女性上司の下についた経験が3度あります。
それぞれ、個性的な方々で、コミュニケーションの取り方も、仕事の進め方も、今思い出すと印象に残る面々です。
最初の女性上司は、形ばかりの関係の上司だったの、印象は薄いのですが、大変気遣ってくれていて、余計なことはしない、好きなことをさせてくれる存在でした。
ただ、困った時に頼りにならないという点においては、苦労したことは事実です。
二人目の女性上司は、数字管理が徹底して、規律を重んじる方だったので、相性が合わない部下たちは、本当に嫌っていました。
彼女の価値観が正である前提で接してくるので、当初は大変でしたが、ある期間、お付き合いすると、とても優しさと配慮のある方だとわかり、多くのミスもカバーしてくれる頼もしい存在でした。
三人目の女性上司は、完全に男社会で生き抜くキャラクターで、威圧感もあるタイプ。その割には、打ち手は古いので、ワンパターンに感じたし、結局、最後まで本当に腹を割ってくれた印象はありませんでした。
どちらかというと、ガツガツ自分が攻めるタイプだったので、邪魔をされたくないという空気感を漂わせて、放置しながら、責任を追わせられる、少々めんどくさい上司だったことは覚えています。
当時から、男女平等の概念で生きていきた私には違和感はなかったものの、女性はアシスタント的な役割でいい、と感じていた古いタイプの方は、心底、嫌がって関わりにくそうにしていました。
不思議なことに、3人とも送別会や壮行会をやらずに離れてしまったのは、部下だった私やメンバーの配慮のなさだったかもしれないと、少しだけ反省しています。
女性管理職が生き生きと働ける企業、社会が増えてほしい
女性のライフスタイル・生き方を考えてみると、働いて、結婚や出産・育児などがあると、自分がやりたいことをやるには制限をかけなければいけない時期が生まれます。
制度としては、産休・育休があるものの、こちらを活用すると、管理職のポジションにたどり着くのが厳しくなりがち。
結果として、組織で働くのをやめて、個人で好きな事業に取り組む女性が世の中に多いのは事実。
男社会の文化が根強い企業の中で、管理職を目指すよりも、自由な道を選ぶ女性がキラキラしているように見えると感じていませんか?
本来は、男女関係なく、能力や適性を判断されて、もっともっと、女性管理職が増えることが企業と社会を変えることにつながると信じています。
いくみさんのような女性管理職が増えることを願っています。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。