あの手帳が見つかった!1993年の一冊に全てがある
前回:ダイエットへの道(1)今までを振り返る 18歳の春まで
ダイエットに成功する、しないの判断はどうすればいいのでしょうか。
私は、自分の体の健康が維持できて、見栄えの良い状態が定着することがダイエットのゴールだと思っています。
1993年3月、18歳の春に痩せようと決心しました。
大学受験に全て落ち、恋にも破れて、見た目もぶくぶくのデブ。
身も心も荒んだ青春まっただ中の私。
正直言って、自分の思い通りにいかないことを、他人や環境に責任を押し付けるような言い訳をしていたような記憶があります。
「あの子が、自分でなくて、ヤツを選ぶなんて、人を見る目がない!」
「どうして、自分より偏差値の低い、彼が大学に入学して、俺が浪人生なんだ!」
そのときに頭に浮かんだのは、このままでは絶対に終わらないという強い意志。
草食系の時代ではない、バブル後の世代(後期”団塊ジュニア”とも言いますが)な私は、リベンジすることをモチベーションに変えました。
その時、人生で初めて、手帳を使おうと決意しました。
親が信用金庫から頂いた、薄い手帳を片手に、1年後や未来の自分の姿をイメージして、予定や夢を書き始めたのです。
まずは、なぜ大学に行きたいのか。行って何をしたいのか。
「有名大学に行って、大手企業に就職したい」という人並みの夢ではなく、自分の夢、未来を考えるために、時間を費やしました。
加えて、通う予備校を選び、講座のスケジュールと費用を書き込みました。(当時の親へ大きな負担をかけたことを忘れないために)
次に、当面の間、自分と付き合ってくれる友人をリスト化します。
気がつけば、ものすごく少ない友達に限られてきました。
当たり前ですが、浪人生と一緒に遊んでくれる人、話に付き合ってくれる人を増やしても仕方ありません。
当時、柴門ふみの「あすなろ白書」などのコミックが全盛で、ドラマ化もされた時代ですから、同世代的に、どう生きるのが良いのか、悩んでいました。
そして、大学進学までに自分がやらなければいけない、自分への課題が、ダイエットだったのです。
この太りきった自分を変えない限り、リベンジできない。
そして、手帳の中に思いつくままに、プランを書き綴っていきます。
まず、毎日、体重を正確に量るために、シンプルな体重計を自分の溜めていたお小遣いや貯金から捻出して買いました。
ダイエット目標分のkg数を痩せれば、相当分をもらうという約束をしてもらいました。
自分のライフスタイルを振り返る 箇条書きと自問自答を繰り返す
ここで手帳に書き出す前に、ノートに書き出した記憶があります。
なぜ、自分が太っているのか。
原点そのものを、自分自身の生き方、ライフスタイルなど全般から考えてみました。
・食事量が多い
・甘いモノが好き
・肉が大好き
・白米も大好き
・お菓子があれば、あるだけ全部食べたい
・体を動かすのが面倒くさい
・あまりオシャレに興味がない
・鏡を見るのが好きじゃない
相当数を箇条書きにした記憶があります。
なぜなのか?と1つ1つの項目に、自問自答を始めました。
・食事量が多い…部活をやっていたから、お腹が空いてばかりいる。親がたくさん作ってくれる。食べてるのが楽しい。
・体を動かすのが面倒くさい…テレビを見たりして、ボーっと過ごすのが好き。もはや、体育やスポーツの大会に向けて筋トレをしたり、ストレッチをしなくても困らない。そもそも、体が固いし楽しくない。
・オシャレに興味がない…オシャレをするには金がかかるし、何を着ていても、人なんて大差ない。人間は中身であって、外見じゃない。オシャレなんて、生温い!男のすることじゃない!!
・鏡を見るんのが好きじゃない…自分のことは嫌いじゃないけど、外見を眺め続けて何が楽しい。別に、自分が見なくても、他人が見てればいい。鏡で自分を見ても好きになれない。だって、太っているから。
このノートが、見つけられていないので、おそらく引っ越しのタイミングで捨ててしまったのでしょう。でも、そこには、18歳の太ったことに嫌気がさして、未来を信じながらも、現在の自分に不満をもち、絶対にリベンジしてやろうという、強い思いを抱いた青年がいたのは間違いありません。
懐かしい記憶を紐解きながら、ダイエットへの道(3)で、具体的に手帳に何を書いたのか。そして、どういう行動をしたのか、掘り下げて書きたいと思います。
過去を振り返るのは、懐古主義なのではなく、未来の自分を変えるために、原点と類似した時点の自分を対比していくために避けられないプロセスと考えています。
もちろん、今現在のリアルなダイエットプロジェクトも着々と進んでいますが、こちらは、別途、このブログ上に記事としてアップしていきます。もうしばらく、お待ちください。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。