お母さんが疲れている理由は「発達障害」が原因かもしれない

発達障害といえば、ADHD(注意欠如・多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)を抱える子どものことをイメージしがちです。

実際は、大人の発達障害が発覚するケースも多いのをご存知でしょうか?

コミュ力のある女性・ママには少ないはずだと勘違いしていませんか?

疲れているママは、「発達障害」なのかもしれませんよ。

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ママ(女性)でも、発達障害になっている人がいる!

私が発達障害とわかったら読む本』という気になるタイトルの本を手に取りました。

女性は、育児中の我が子が普通と違っていると感じ、その不安を「発達障害」というレッテルを貼ることで、安心する人もいれば、不安を感じる人もいる。

もしくは、夫との関係性の中で、相手が発達障害だと決めつけてしまうこともあるようです。

冷静に考えると、相手ではなく、自分自身が発達障害だったという事実に気が付く人は稀なのかもしれません。

更年期でもなく、老化でもなく、どうも周りとうまく行かない不安を抱えるお母さん

現代の女性は、仕事で活躍をし、結婚をすれば妻としての役目、子どもがいれば母親としての責任、自分の親にとっては娘という存在など、さまざまな顔を持って生きています。

当然ながら、全てが順調でうまくいくわけではないので、ストレスを抱えてイライラした思いを家族にぶつけているという話は、なかなかオープンな世界には伝わってきません。

家庭内で暴力を振るうようなDVなどは男性が行う行為という認識がありますが、言葉の暴力、生活の中での不一致な様子が家族の中で発生していることもあるそうです。

この場合、女性特有のコンディション、例えば、生理でもなく、年齢からくる更年期や老化現象でもなく、ママ友や近所付き合いも面倒に感じて、一人籠ってしまうタイプの場合、実は、その根底には、「発達障害」というものが潜んでいる可能性があります。

その結果、夫、子どもに会話が減ったり、相手を怒鳴りつけたりするような行為になり、家庭不和を生む世界もあると知りました。

こんな時、客観的に自分を見つめ直したり、心を許せる友人、もしくは、専門のカウンセラーなどに救いを求めることができれば、だいぶ改善に迎える、きっかけにつながるようですが、なかなか、ここまでたどり着けている女性は少ないようです。

周りの無理解と本人の無知という背景を無視してはいけません。

女性はコミュ力があるという思い込みが苦しさの原因

どうして、このような女性の発達障害が見逃されがちなのかといえば、わかりやすい精神疾患の症状でなければ、不定愁訴的なイメージが付き纏い、コンディションが整わないことも仕方ないと考えてしまうものです。

また、女性は、男性に比べると、コミュ力が高いという思い込みがあり、この部分が他社より劣っている、弱いという対象を周囲も知らないのです。

この世間的な思い込みが、本人にも刷り込まれてしまうと、根本原因に気がつかず、大事な家族との間でも軋轢をうみ、職場や地域の中でも浮いてしまうのです。

もちろん、ママであれば、1番の理解者はパパ(夫)であるべきですが、当然ながら、そこまで思いが至らずに、家のことを任せていると、実情に気がつかないまま、本人が苦しんだり、家庭不和を起こしてしまうのです。

ママ友を作るのが面倒だと感じて、疲れている女性は孤高な存在なのか

私の知り合いの女性で、ママ友を作るのが億劫で、職場での人間関係も微妙で、家庭でも家族が自分を理解してくれず、体調がすぐれず疲れながら、イライラしているという状態の方がいました。

自分は、相手に左右される人生を望まないと強がっているものの、何か困った時に頼るのは、ネットの情報ばかりになり、偏った思考に陥り、余計に周囲とうまくいかなくなります。

同時に同性である娘との関係性も波が激しく、自分とは違う存在だというのはわかっていても、自分のいうことを聞かずに、困り果てて、ケンカばかりしていたそうです。

「私は、一人でも生きていけるから、周りなんてどうだっていい」

と彼女は言いましたが、一度、自分の深層心理的なことを知るために、カウンセリングを受けることを勧めました。

彼女も躊躇していましたが、気兼ねなく話せるプロを相手に、自分の思いを正直に語ったそうです。

「あなたは、病気とか障害とはいえませんが、ADSDやASD的な要素が感じられます。一緒に時間をかけて話をしていきましょう。それでも、改善されなければ、薬物療法も考えましょう。」

とカウンセラーに言われたそうです。

自分の個性、性格だから仕方がないと思っていたものが、実は、世間の中で生きにくいものを抱えていたと知ってから、彼女は自分自身を見つめて、少しずつ変わろうとしています。

完全に快方されたとはいえませんが、自分のことを俯瞰して見れることが増えたらしく、相手の立場で自分を見つめることで、素直に相手に謝れたり、冷静に質問ができるようになったと喜んでいました。

発達障害は程度の差こそあれ、誰もが何かしら抱えている部分はあるもの

精神疾患や症状というのは、程度の差があり、日によって波があることで、周囲から見て、わかりにくいことも多いそうです。

ただ、『私が発達障害とわかったら読む本』を読んでみると、女性のコンディションや感情に理解を示せるようになり、夫も家族も、良好なコミュニケーションが取れるようになります。

相手の粗探しをするのでもなく、自分の不調を理由にイライラするのでもなく、今の自分自身に向き合って、冷静になれるようになるとだいぶ心が落ち着くはずです。

もちろん、この本『私が発達障害とわかったら読む本』を女性が読むことも大切ですが、パートナーや家族が読むことで理解を深めて、関係性が良くなるのかもしれません。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。