【映画】「エゴイスト」(2023年公開)LGBTQの世界を描く作品のなかで、鈴木亮平はゲイの浩輔を演じきっている

「レインボーシップ」のことを、あなたはご存知ですか?

映画「エゴイスト」は、鈴木亮平と宮沢氷魚が紡ぐ独りよがりな愛の献身という映画のコピーが何を伝えたかったのか、よくわかる作品です。

高山真さん(故人)の自伝的小説『エゴイスト』の世界観を見事に完成させた出演者たちの実直な演技力には脱帽です。

この作品が、映画として受賞・ノミネートが多いのもわかりますし、超大手の映画制作会社では作れなかったのもわかります。(東京テアトルさん、素晴らしいです)

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細かい仕草まで、今までの鈴木亮平とは違ってる!

今まで、さまざまな作品の中で、役作りに全力を注いできた、鈴木亮平が、ゲイ役を演じるというのは、意外性がありつつも納得感がありました。

細かい仕草まで役になりきり、いつもの鈴木亮平とは違って、繊細さを醸し出している点は、映画「HK/変態仮面」(2013年公開)の頃から持ち合わせていた、突き抜けた演技力を伸ばし続けているのだと感じます。(身体の作り込みも、役によっては全力で取り組む彼らしさです)

本当に、色々な役を全力でやり抜くのですが、今までの鈴木亮平とは違っていました。

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LGBTQの世界を描きつつも、愛の深さを感じる作品

献身的な愛には強欲さはないのだろうか。

14歳で母を亡くし、ゲイであることを隠して田舎町で育った浩輔は、編集者として東京で自由に暮らしている。

ある日、彼は母親の支えるパーソナルトレーナーの龍太と出会いひかれ合う。

ふたりは幸せな日々を重ねるが、ドライブを約束した日に龍太は現れず、という展開。

浩輔の愛は献身さがあるとはいうものの、どこか突き抜けた(受け止めようによっては異常と感じるかもしれないほど)ものだったというのが、見終えた時に残る感想です。

正直に言うと、前半は見ていると、目を逸らしたくなった

どういう作品なのか知っているとはいえ、前半は二人の愛し合うシーンは綺麗だったものの、目を逸らしたくなったのは本音です。

ラブシーンの多い作品だといえば、それまでですが、演技とはいえども、男同士のラブシーンが続きます。

LGBTQの世界を理解しているはずの私でさえも、あのままの流れが続くのは、自分とは違いすぎる価値観なので、大変だったと言わざる得ません。

この作品に全力を投じた鈴木亮平と宮沢氷魚が世の中で普通のように暮らしながらも、お互いの愛を深めていくストーリーには不満も、不快もないのですが。

中学の同級生に「おかま」と呼ばれた男子がいたのを思い出す

中学の同級生の男子に「おかま」と呼ばれていた人物のことをふと思い出しました。

仕草も口の利き方も女性、いわゆる、「オネエ」であり、一緒につるんでいるのも、女子ばかり。

当時は、差別とかいう感覚がなく、誰もが彼を「おかま」と言って、からかったり、馬鹿にしていたような記憶が蘇ってきました。

今、彼は、どこでどんなふうに生きているのだろうか。

もし、今、中学生だったら、学校の仲間や教師たちは、彼を多様性の1つとして認めてくれているだろうと、勝手に想像しています。

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多様性についてどこまで理解すればいいのか

映画のラストに向けて、どうなっていくのかについては、実際に作品を見て欲しいので(ネタバレは嫌い)、触れません。

この作品に出てくるようなLGBTQと呼ばれる方々は、人口の3〜8%はいると言われています。

確かに、少数派ではありますが、特別な存在ではなく、自分の性の感覚や価値観を認めてもらえる世の中に変わろうとしています。(まだ、日本は遅れているそうですが)

こういう新しい流れに対して、正しく理解できるかどうかはものすごく大事なことですし、映画「エゴイスト」のような作品が特別なものと見られなくなれば、浸透したと言えるのでしょう。

いずれにせよ、多くの人に見てもらい、しっかりと評価してもらいたい作品です。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。