「シンプルにオルカン一択で、NISAとiDeCoを使えばいい!」故・山﨑元さんの晩年のわかりやすいメッセージ

『新NISA対応 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』は、経済評論家の山﨑元さんと作家・編集者の大橋弘祐さんの作り上げた、資産運用をシンプルに学べる一冊です。

2024年1月1日に山﨑さんは亡くなられていますが、今回の本で示した、お金の増やし方には自信を持たれているのが伝わってきます。

この本は資産運用のビギナーから不安を抱える人、すべての人たちにとって響く内容です。(資産運用のプロフェッショナルは否定するかも知れない内容ですが)

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冒頭に結論を書いている本ってすごい!

1ページに本の結論を書く!しかも冒頭に!すごい本です

いきなり結論です!

お金を増やしたかったら、これをやればOK!

目次より前に、いきなり結論が書いてある本というのを初めて読みました。

いつ、どこで、誰が、何を、どのように、どのくらい、どうする、という切り口で整理されているので、このページを手元に置いて忘れないようにすれば、さまざまな資産運用の情報に惑わされなくてすみそうです。

インデックスファンドのオルカン一択で、NISAとiDecoを活用しろ!

山﨑さんは、インデックスファンドの運用商品として、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を一択で構わないと断言しています。

余裕のある資金を貯金に回すぐらいならば、一日も早く投入してしまえ!というスタンス。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、購入時手数料が0円であり、信託報酬も年率0.05775%(税抜 年率0.0525%)という設定である点であるため、無駄なコストをかけずに使える優秀なファンドです。

さらに、このファンドをNISAやiDeCoなどの制度を使えば、もっとお得に税制上の優遇というメリットもあるので、選択すべきだという話は説得力が高いものです。

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資産運用って、難しいものだと捉えて躊躇してしまうよりは、このシンプルな考え方を実践するだけで、年利5%で複利的に増やせるのであれば、使わないという選択肢は出てこないのは当然です。

難しいことを素人が考えても無理なので、シンプルな勝ち筋をやればいい

『新NISA対応 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』の中では、住宅購入や保険のことにも触れています。

賃貸派&保険不要(掛け捨て保険のみ)という立場は、無駄なことにお金を使うよりは、インデックスファンドで資産運用をして、必要な時に取り崩せばいいという考え方を前提にしています。

生活費、教育費など、諸々、日々にかかるコストも考えると、余計な出費を減らし、リスクを考慮すれば、山﨑さんの考え方に同意はできる人は多いはずです。

ただ、この部分は個人の価値観にもよるので、100%足並みを揃えるかどうか、人によるでしょう。

無駄を減らして、その分のお金をインデックスファンドで運用して増やせばいい、というのは、シンプルで勝ち筋なのはわかります。

ギャンブル的なことにお金を使うよりは、確実性は高まるのは間違いないので。

ただ、山﨑は競馬好きという意味でギャンブルを余興として楽しむことはされていたようですが。(矛盾ではなく、個人として楽しむエンタメだったと理解しています)

難しいことを覚えて、必死に資産運用のプロを目指すのでなければ、シンプルな勝ち筋に寄せて、他のことにエネルギーを使うのが、正しい道なのだとわかります。

アクティブファンドは儲からなかった!インデックスメインにしてから安定して増やせた私

今から20年ほど、勤務先で「確定拠出年金制度」導入説明会が開催されました。

あんてる
あんてる
あの説明会で、会社が退職金を確保してくれる時代じゃなくなったと、強烈に感じたのを覚えてる!!

資産運用の基本となることを強制的に学び、いくつか本などで調べて、退職金は自分で運用して作るしかないと腹を括った日を覚えています。

その学びを、毎月の給与天引きの積立貯金を、投資信託に切り替えていくという方法に切り替えたのは、ほぼ同時期です。

あんてる
あんてる
月々、微々たる額を運用に回しても、本当に増えるのか、もしかしたら大幅に減ってしまうのかも知れないと不安はあったよなー。

当時でも、投資信託商品は多かったし、自分でインターネットで調べたりしても、よくわからずに、儲けが出そうな、アクティブファンドを中心に毎月コツコツと運用をしました。

もちろん、中国のオリンピックを踏まえて、ファンドを選んでもいたので、ある程度、増やすことはできました。

一方で、リーマンショックの時は、完全に運用状況を見ないで、コツコツと毎月、積み立てることで済ませました。(意図的に忘れて過ごしたのです)

その後、もう一度、学び直した結果、インデックスファンドを中心として、手数料が低い投資信託に切り替えていきました。

数年後、NISAなどの制度も始まり、結果として、プラスの実績を出せています。

時期によって浮き沈み(大幅に資産増や資産減の場面はありますが)はありますが、毎月、一定額を積み立てるドルコスト平均法(山﨑さんは否定的!)を用いて、時間をかけて資産を作り上げています。

もちろん、私個人の話であって、状況によるので、いつまでもプラスを維持できるという保証はありませんが、0円になる(完全に消失)ということはないと考えています。

シンプルに、インデックスファンドのオルカンで資産を築こう

本の冒頭の結論にある通り、インデックスファンドのオールカントリーで資産形成をして、年利5%平均で資産を運用していこう!は、シンプルな正論だと思います。

もちろん、S&P500をメインにして、アメリカの株式市場の成長実績を中心に考えたい人は、その選択でも間違いではないでしょう。

一方で、せっかく日本に住んでいる、日本人ならば、日本企業の成長に期待したいという気持ちもあるのであれば、オールカントリーを選べば投資先に含まれていきます。

投資は未来を予測して挑もうとすると、とても難しいものです。

今日1日がどう終わるかすら読めない世の中で、数年後、数十年後の未来を予測して投資ができるのか、と言われれば、国・分野ともに不透明としか言えないものです。

資本主義経済が変わらない前提に立てば、世界のどこかの国が成長を続けていくことを視野に入れるべきでしょう。

オールカントリーの中で投資先の配分(国・企業)が変わることはあるとしても、一定のペースで経済が成長を遂げると信じて、資産運用は安定的な成長に近い形を取れると考えて問題ないと、私は判断します。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。