二人が、日本各地の縄文聖地を歩き、感じたことをまとめた一冊でした。
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縄文の文化って私たちにどう受け継がれているのだろうか
日本史を学ぼうとすると、縄文時代からスタートします。
我々は、縄文人のDNAを引き継いでいる存在だと考えながら読んでいました。
彼らの文化は、私たちにどう受け継がれているのだろう、と考えさせられました。
日本各地を歩きながら、縄文文化に触れる二人の会話のキャッチボール本
三内丸山遺跡、諏訪、若狭・敦賀、奈良・紀伊田辺、山口・鹿児島、青森、と日本各地を二人が歩きながら、その土地に残る縄文文化に触れていく本です。
各地の違いを見つめながら、じっくりと考えているやり取りに深さを感じます。
ラストの「旅のしおり」で並べられている１つ１つの史跡を一緒に歩くような感覚で読み進めていきました。
知的好奇心に溢れる二人だからこそ、楽しい旅になっているのが伝わってきます。
縄文文化は想像しながら考えても正解はわからない
1万年も続いた縄文時代（旧石器・石器時代）は、時間の流れが私たちの感覚とは大きく違うのは言うまでもありません。
今、日常で触れるものは何もないし、まだ、日本語も生まれてなかったわけでしょうから。
縄文時代の史跡が発掘されて、形を整えたとしても、本当に何の目的で作って、使ったのかはわかりません。
あくまでも、私たちの想像に過ぎないので、正解はわかりません。
アフリカから生まれた人類が日本列島にやってきた
30万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスが、全世界に広がり、一部が日本列島にやってきた私たちの祖先が縄文文化を作り、生きてきたというのは間違いありません。
地図を見れば、とてつもなく遠い距離を歩いてやってきた存在の祖先たち。
彼らがこの地に辿り着いて、子孫に命をバトンリレーしてくれたことは奇跡そのもの。
彼らの知恵や知識は、私たちに脈々と引き継がれているのだと思います。
縄文から脈々と続いた日本人の末裔が自分なのだと再認識
縄文から脈々と続いた日本人の末裔が自分なのだと再認識する一冊でした。
これからの時代、日本人がどうなっていくのかはわかりませんが、未来の彼らから見て、笑われる存在ではないことを願うばかりです。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー（主宰者）。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える！サードプレイス・メルマガ」（まぐまぐ）の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。
