医師に「来春のサクラが咲くのを見ることはできないと思いますよ」と言われたモリタクの書いた『がん闘病日記』

経済アナリスト・森永卓郎さんが、『がん闘病日記』を無事に書き上げられたことは、本当に良かったと感じます。

医師に「来春のサクラが咲くのを見ることはできないと思いますよ」と言われた彼が、この時期まで「ステージ4」のがん患者であり、要介護3の状態でありながら、執筆やラジオ出演を続けていいます。

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なんて好き勝手なことをしてるおじさんなんだ!

私が森永卓郎さんを認識したのは、ニュースステーションという報道番組に出てからではないでしょうか。

経済アナリストという肩書きなのに、どうも正しいことを言っているようで、周りから批判を受けてしまうキャラクター。

しかも、自由で好き勝手で、楽しい仕事しかしていない人、というイメージしかない。

「来春のサクラが咲くのを見ることはできないと思いますよ」という余命宣告を乗り越えて

ニッポン放送の「垣花正 あなたとハッピー!」という番組の週3レギュラーとして、振り切ったトーク(正しいかどうかは別とした持論を展開)をしてくれることで、人気があります。

2023年末の放送で、膵臓がんのステージ4であることと、治療に専念することを自らの言葉で語った森永卓郎さん。

抗がん剤治療を受けて、死にかけてから、もう一度、自分で納得する治療法、血液免疫療法により闘病を続けている。

少なくとも、最近は、ラジオの声は元気そのものです。

ただ、ビジュアルとして見ると、痩せてしまい、小さくなった印象が残ります。

医師に「来春のサクラが咲くのを見ることはできないと思いますよ」と言われた時、どんな絶望感と、自分の命の残りの少なさを感じたのかを、何度か言葉にしてくれています。

がん患者、闘病日記のゴールは悲しい最後が待ってるのに

がん患者の書く(家族の場合が多いが)闘病記というのは、ゴールがハッピーにはならず、どこか胸が締め付けられるような展開が待ち受けています。

それだけに、踏みとどまって生きている、森永卓郎さんの本は例外的です。

自分の闘病日記を書き、何を考えて、どんなことが起こったのか。

金銭面の話も含めて正直に書かれています。

その上で、自分がやりたいことをやるんだという決意で、最後は、オリジナルな童話まで盛り込むという荒技を普通にやってのけています。

がんと日々戦っているはずなのに、なんとなく楽しそうに感じるのは、彼、モリタクのキャラクターがあっての話です。

リミットが設定されたことで、逆に生き生きする

私の父は、肺がんによって60歳で亡くなっている。

当時は、本人へのがん告知には積極的ではなかったので、本人が薄々気がついていたとしても、告知は誰もしていないまま、この世を去っている。

今は、本人に告知をして、残りの期間をどう生きるのかを選択するような時代に変わりました。

この余命という扱いも、実際は確定ではなく、おおよそというアバウトな扱いの期間に過ぎないから、短い場合も、伸びてくる場合もあります。

森永卓郎さんの場合は、明らかに伸びているパターンです。

今や、出版も立て続けに進めており、執筆活動も、ラジオ出演も普通にこなしているようにしか見えません。

自分の人生を棚卸しながらも、自分らしく生きる男

自分の人生に終わりが訪れることは誰もが生まれた瞬間からスタートする命のゲームです。

そんな人生の棚卸しの場面でも、明るく元気そうに振る舞って、自分らしく生きる男が、森永卓郎さんです。

経済本、政治本が得意な彼が、こんなに自分の人生を書くドキュメント作品は珍しい。

もうしばらくは、元気に、活躍を続けてくれるのではないかと期待したいです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。