【映画】「起終点駅 ターミナル」(2015年公開)地味な雰囲気を演じる佐藤浩市の役者としての魅力が伝わります

旭川、釧路、という北海道の街を舞台に描くと、当然、雪や寒さ、寂しい雰囲気が漂う作品になります。

自分の愛する人を目の前で失った元裁判官から弁護士へ転向した、主人公・鷲田完治を佐藤浩一の放つオーラが染み渡っていたのが、映画「起終点駅 ターミナル」でした。

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自分の人生に罰を与えるような生き方を描く

司法関係者であっても、人間なので、完璧な人物とは限りません。

国選弁護しか行わないと決めて、ひっそりと暮らす主人公、鷲田。

一人暮らしで静かに料理をしたりしながら、淡々と過ごす日々。

そこに、弁護を引き受けた若い女性が彼を頼って、という展開。

人の凍ってしまった心を溶かしていくようなストーリー展開は落ち着いて見ることができる映画でした。

佐藤浩市の演じる不完全さを持つ男の魅力

名優・佐藤浩市は、様々な役を自由自在に演じ分けている。

もちろん、どんな役でも「佐藤浩市」というオーラは変わらないのだけれども。

彼が影があるというよりは、どこか不完全な、欠けている部分を持っているキャラを演じる時は魅力が増すように感じます。

主役も脇役も含めて、必ず爪痕を残せるのは、この人間のダメな部分を表現できる能力なのではないかと改めて感じました。

自分を縛り付ける生き方は苦しい

「自分はこういう人間なんだ」

「こういう生き方をしなければいけない」

など、自分を縛り付ける生き方をしている人を見ると、本当は息苦しさを感じる。

人は、どんな風にも変われるし、様々な側面を持っていて当然なのに、何か自分の人生にインパクトを与えられたことがあると引きずってしまう。

ただ、そのルールはマイルールにしか過ぎないので、変えようと思えば、変えても構わないのに、なかなか人はその縛られた状態から脱することができないで生きてしまうもの。

自己認識なのか、使命感なのかは定かではありませんが、自分を戒めるような生き方は、せっかくの人生をもったいないものにしているのではないでしょうか。

登場人物が少ない映画だからこそ、演技力がポイントになる

三谷幸喜作品のように群衆的に登場人物が多い作品も面白いのですが、映画「起終点駅 ターミナル」のように登場人物が少ない映画も悪くはありません。

明らかに、役者の演技力がポイントになるからです。

無言のシーン、所作の部分まで見ているものに伝えられるかどうか。

説明的なセリフがないだけに、想像力を持ちながら、じっくりと味わえるという意味で、良い映画だったと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。