【映画】「スオミの話をしよう」(2024年公開)長澤まさみさん=スオミと結婚した男たちの会話劇!

三谷幸喜が、最近、映画を作らなくなった理由はなんだろう、と漠然と考えていました。

多くの出演者の会話劇スタイルに、食傷気味になった(飽きられた)のではないかと考えたり、彼自身の創作意欲が衰えたのではないかと疑ったりもしました。

映画「スオミの話をしよう」が公開されると聞いて、三谷作品の面白さを楽しみにして、映画館に足を運びました。

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長澤まさみと豪華俳優陣のエンタメを三谷幸喜が作った!

映画の予告編を見た際に、豪華な顔ぶれのエンターテイメント作品の期待感を抱いて、映画館で見てきました。

長澤まさみという華のある女優を軸にして、周りを芸達者な俳優陣で固めるだけで、十分に楽しめそうなイメージしかありませんでした。

まさか、5回も結婚して、その都度、自分のキャラクターを変えるような女性がいるものだろうかと考えつつ、それぞれのキャラクターを彼女が楽しみながら演じているのがわかりました。

一方で、エキストラをほぼ使わないし、コメディタッチのセリフの掛け合いを楽しませる三谷作品の良さは出ていたものの、フィンランド人の父親が出てくるような回想シーンも盛り込まないのは、ちょっと残念でした。

多少、デフォルメした感じの人物が父親イメージで出てきても良かったのに、と。

スオミは魔性の女と言えるのか

5回目も結婚、離婚を繰り返す女、スオミの存在をどう見ればいいのか。

もちろん、魅力的な女性だから、男性が放っておかないのは間違いないですが、毎回、長続きしない結婚生活を終えて、自分のキャラクターを変幻自在に変えていく姿。

美はあるものの魔性の女というほどの存在かと言われると、明るく元気な女性イメージの強い、長澤まさみさんが演じると、マッチしていません。

相手に合わせ続けることができない女性ですから、この先も相手を変えて、自分も変えながら生きていくのだと想像できます。

魔性というよりも、変幻自在な女というのが正しいと思います。

顔ぶれは豪華だけど、ほとんどが屋内シーンなので

映画の大半が、詩人の豪邸の中で繰り広げられるので、正直いうと、会話のキャッチボール以外は動きが少ないと感じます。

もしかしたら、舞台やラジオドラマ的なものでも済んでしまうのではないだろうか、と考えてしまいます。

どうしても、登場人物を増やす三谷幸喜作品の場合、キャラクターの深みが出るというよりは、テンポ劇なので、映画として表現するものなのか、と言われると少し首を傾げたくなります。

もちろん、細かい小道具や豪邸の中にはインパクトも十分あるのですが、静かなシーンが少ないというか、見る側に想像する余裕を与えてくれない感じがしました。

もう少し屋外のシーンが多くても良かったような気がします。

参考サイト

スオミ=フィンランド なのはわかるけど

「スオミ」という変わった名前は、「フィンランド」の意味だと後半で解説されるので、納得はします。

スオミは日本を捨てて、フィンランドに行ったかと言えば、また、他の男性と結婚するという人生を歩んだようなラストに近いシーンで描かれるという矛盾感。

正直、フィンランドについては何も詳しくないけども、あの国の人々が「スオミ」のような自由な人生を歩んでいる人ばかりではないのではないかと。

女性が自立して生きるのが難しいから、という、映画の深読み解説をしている方もいますが、果たして、三谷幸喜さんがそこまで求めていたのかどうか。

相手に合わせて生きることが幸せなのだろうか?という意味でのテーマ設定なら、私は理解はできます。

自己を確立して、自我を大切に、とはいうものの、誰かと生きるには合わせなければいけない部分があるのは事実ですからね。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。