【主催者レポート】あなたを褒めたい夜 ― サードプレイスで交わすやさしい対話 ―(サードプレイス・ダイアログ)

職場・仕事でも、家庭・家族でもない、第3の居心地の良い場所=サードプレイス を広めていくために、「サードプレイス・ラボ」というイベント型学びと交流のコミュニティを立ち上げて、9年目(108ヶ月)を迎えました。

まさか、スタートする時点で、これほどの期間を休まずに続けられるなんて、私自身、想像もできない展開でした。

『サードプレイスの日(自称)は、12月3日!』と決めて、毎年、ゲストと一緒に多くの皆さんとの出会いと交流を目指して継続してきた、年末のお祭りイベント、2025年も開催できました。

(2025年12月3日(水)19時00分〜)

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前半の記念撮影!3本指のサードプレイスのポーズ付き

規模やスケールを追い求める道との対局な設定に!

2024年12月3日開催の  Third place day 〜ワクワクする人生を歩むために〜  は、大きな会場で100名近い参加者を集め(オンライン、アーカイブを含む)、盛り上がったことは記憶に刻まれています。

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一方で、限られた時間に多くの人を交流させようとすると、参加者のもやもやした気持ちが残り、もう少し上手くやれなかったのだろうか、という反省も残りました。

運営に協力してくれる方々が増えたことで、スケールアップしたものの、事前に細かい打ち合わせができたわけではなく、ハプニングと、お任せせざる得ない場面も多く、負担をかけたこと。

そして、参加者が、もう少し、一人一人と話をする時間が欲しかったという正直な声。

だからこそ、2025年のサードプレイスの日は、アットホームな環境での居心地の良さと、参加者の関係性が深くなるような場にしようと考えるに至りました。

会場「New民家バー」にしたことで、MAXは30名まで

「100回目だから語れる話!」(サードプレイス・ラボ 第100回 & まんせきBar コラボ企画)は、2025年4月21日開催する際に、選んだ会場は、本郷・水道橋にある、New民家バーでした。

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キッチンもあり、参加者同士の距離感も近くて、貸切にできるスペースは、余計なことに気を使わずに過ごせるという点で最高でした。

私自身が、100回目として、今までの開催の歴史を語り、温かい方に囲まれた場所として、とても気に入っていたこともあり、今回、会場を先に決めさせてもらいました。

当然、場所の確保ということは、会場のキャパが影響します。MAX30名が限界ということを頭に入れて、告知活動と参加者への声がけを始めました。

結果として、主催者とゲストを含めて23名の参加となりました。ある意味、想定していたLINEです。

今回は、オンラインなし!ハイブリット・アーカイブも使わない

コロナ禍のサードプレイス・フェス2020以降、一人でも多くの方に参加してもらうために、オンライン開催や、ハイブリット、アーカイブなどの展開をベースにしてきました。

今回は、アットホームなリアルな濃密なコミュニケーションを目的なので、オンラインは一切行わないという方針にしました。

参加者が増えないとか、遠方であっても雰囲気だけでも味わいたい、あとで当日のことを振り返りたい、などの課題を振り切りました。

むしろ、「サードプレイス・ナイト」(2018年12月3日開催)や「サードプレイス・ナイト2」(2019年12月3日開催)のようにリアルに全集中するという立て付けです。

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オンラインを使わないことで、現地のリアル開催に全集中できるというのは主催者側からするとメリットは大きいのは当然です。(撮影のプロ、編集のプロなどがいて、オンライン側を取りまとめてくれる専任担当者がいてくれれば話は別ですが)

乾杯の挨拶は増田和芳さんに!

乾杯の挨拶を誰にお願いするべきか、毎年、色々と試行錯誤をする場面ですが、今年は、静岡県富士市に戻られてから、なかなかリアルでお会いする機会が減ってしまった、メルマガのリレーコラムの担当もしていただいている、増田和芳さんにお願いしました。

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サードプレイス・ラボの初期の段階で、シンパシーを感じてもらい、一緒に取り組み、ゲスト登壇も何度も引き受けてくれた増田さん。

帰宅に向けて、前半でお帰りになりましたが、久々にお会いできて、本当に嬉しかったです。

料理は、オーナーの相川さん手作り+参加者の持ち寄りの品々

みんなで食べて、飲んで、語らう場にしたいと思った時に、New民家バーのオーナーの相川賢一さんにキッチンに入ってもらい、ピザ、パスタ、ポテトフライなどを作ってもらいました。

また、参加者の方に、持ち寄り1品という形で協力してもらったことで、品数も増えて、適時、お皿に盛り付けて、温めて提供してくれたことも感謝です。

高級店の料理、素晴らしいオードブルなどとは違って、楽しく味わって、皆さんで過ごすには最適で、お酒も色々と提供してもらい、上機嫌で参加して盛り上がりました。

テーマは「対話」=ダイアログに設定

ワイワイした雰囲気、色々と話しながら相手のことを理解できる関係性を作るには、場の雰囲気が温かいこと、参加者の個性にも影響が現れます。

参加人数を絞って開催することで、毎年のレギュラーメンバーが中心になることはわかっていました。

ただ、日頃から一緒に行動をしていないメンバーだけに、久々に話をして、お互いの近況、アプデートを話しながら盛り上げるために、前後半で2つの要素を盛り込みました。

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※「サードプレイス・メルマガ」411号 2025.11.4発行の記事より転載します。 サードプレイス・ラボが12月3日に開催するときは、サードプレイス×What(何か)を組み合わせるタイトルを付けてきました。 今回、私が「対話」=「ダイアログ」という名前に込めた思いを熱く語らせてください。 ▼あなたを褒めたい夜...

前半:1年を振り返り、自分を褒めたいことは何か?

テーブルごとに、1人3分程度を目処にして自分を褒めてください、というお題に対して、参加時点で、Peatixの項目にもありましたが、皆さん、じっくりと話をしてくれました。

もちろん、最初に話をスタートするため、および、食事やお酒を飲みながら、雰囲気を良くするために、私自身が、自分を褒めるトークを用意してきました。

意外性もあるのですが、オフレコの内容も含んでいるため、ブログ記事には載せません。

ただ、健康で元気に1年を過ごせたことだけは、参加者同様に喜ばしいこととして、自分を褒めたということは書かせていただきます。

私の次に、ゲストの森本千賀子さんにも、同じく、自分を褒めるトークをしてもらい、サードプレイス・ダイアログは盛り上がってスタートできました。

各テーブルで、楽しそうに自分を褒めるトークをして、話を盛り上げている空気感が、見ているだけでも嬉しかったです。

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後半:「 関係の深まりが、サードプレイスをどう変えるか」を全員でディスカッション

前半が盛り上がったことで、後半パートをどうしようかと考えてしまうほどだったのですが、準備をしてきたコンテンツなので、なんとか切り替えて、私がディスカッションのテーマを振りながら、参加者一人一人に問いかけるスタイルにしました。

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トークの振りポイントで5つほど用意しました。

  • あなたと周りの関係性は良好?課題がある?
  • 他者との関係性は薄いタイプ?濃いタイプ?
  • 参加者同士で関係性(距離感)はどうなった?
  • 家庭も仕事も「サードプレイス」も関係性が大事なのか?
  • これから関係性を構築するために何を大切にする?

私は、ファシリテーターとして、なるべく参加者全員を指しつつ、所々で、森本千賀子さんがコメントをしていただき、皆さんの感想、考えなども伺えて、最高に楽しい時間になりました。

一人一人の違いはあっても、お互いの話に耳を傾けて、考えて胸に秘める。

求めていたスタイルで3時間のコンテンツを無事に終えることができました。

また会おう!この件で話しましょう!楽しかった!

ものすごいことはできなくても、参加者同士の距離感が近くなり、また会おう!とか、この件で話しましょう!とか、楽しかった!と笑顔で私に声をかけてくれてクロージングできたことが何よりも幸せです。

エネルギーをかけずに実施したのではなく、目的と場所を決めて、適した参加者に集まってもらい、楽しむことで、サードプレイスの良さを実感できることが証明できたと思います。

今年もサードプレイスの日をエンジョイして、来年も森本千賀子さんに参加・協力のオファーを取り付けて、気持ちよく終えることができました。

大きなサプライズもなければ、事故もなく、無事に終えることで、主催者としてものすごく安心して、楽をさせてもらいました。

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。