【レビュー】『ソフトバンクで孫社長に学んだ 夢を「10倍速」で実現する方法』三木雄信

孫正義さんの3つ基本戦略とは?

私が、孫正義さんという存在を理解したのはいつ頃だっただろうか。

少なくとも90年代後半、大学生や就職活動時には知っていたと記憶しています。

当時、「ソフトバンク」は何の会社なのだろうか?という疑問を持ちつつ、Yahoo!Japanを創業したり、華々しいベンチャー起業家そのものでした。

彼の考え方、経営スタイル、生き方に関する本も、数冊読んだ記憶があります。

新しい事業に手を広げて、巨大カンパニーに成長していく姿は、一般人には理解不能な人なのかもしれないと感じさせるオーラがあります。

久々に、孫正義さん関連本を手に取って読んでみました。

ソフトバンクで孫社長に学んだ 夢を「10倍速」で実現する方法三木雄信

三木さんは、27歳でソフトバンクの社長室長として、ナスダックジャパン市場開設」や「日本債券信用銀行(旧あおぞら銀行)の買収案件」「Yahoo!BB事業」などのプロジェクトマネージャーをされてきた方です。今は、その経験を活かし独立起業されています。(ジャパン・フラッグシップ・プロジェクト株式会社)

側近として、孫さんを側で見ていたからこそ語れる話が続きます。

タイトル通り、夢を10倍速で実現する方法を余すところなく提示されています。

ソフトバンクのスピード成長には3つの戦略がポイントになります。

・わらしべ戦略

・ナンバーワン戦略

・くじ箱戦略

孫正義氏の3つの基本戦略を理解する

<わらしべ戦略>

わらしべ戦略とは、

一見するとあまり価値がないようなものから始めて、何かと交換するたびにどんどんその価値を大きくし、最終的には欲しいものを手に入れる。これは「ゴール=目的地」まで遠回りしているように見えて、実はゴールに最短で到達する方法だと断言できます。

ソフトバンクがADSL事業からスタートし、500万人の加入固定電話顧客のい谷本テレコムを買収し、ボーダフォン日本法人を買収し、通信業界の雄になりました。このADSL事業という儲けが少なそうな仕事からスタートし、顧客を獲得していくわけですが、このスタート時点で、NTTドコモに対抗意識をもっていて、ナンバーワンになろうとしていたというのだから、驚きです。

この「わらしべ戦略」は、どんな夢や目標にも活用できます。スケールの大小や、その人が今持っている経験やスキルは一切関係なく、誰でも実践することができるのです。

事業のM&Aという規模感でなくても、この「わらしべ戦略」が有効な事例を紹介しています。

ここで重要になるのは最終ゴールの手前に位置する「中間ゴール」の存在です。「中間ゴール=小さな目標」をいくつも置いて、それを一つずつ確実に達成していくことが必要になります。

「今の自分のちからでなんとか達成できて、なおかつここを抑えれば大きく飛躍して目的地に近づける」という中間ゴールの設定ができれば、「わらしべ戦略」の成功が見えてきます。

<ナンバーワン戦略>

孫社長のナンバーワンへの強いこだわり。

どんなニッチな市場でもいいから、ナンバーワンをとる。人がやらない、あるいはやっている人が非常にすくない分野を見つけていく姿勢の意味は大きく、結果として、ナンバーワンになれます。ナンバーワンになれば、モノ、お金、情報など、あらゆるものが集まってくる。

ここのポイントは、セグメントを小さな単位までわけて、競争相手の少ないものをやりきることにあります。

私は、この考え方には、自分の祖父の言葉と被ります。

「輝夫、なんでもいいから、一番になるんだ。一番じゃなきゃダメなんだ!」

この言葉を少年だった私には強烈に刻まれました。この言葉を守ろうと頑張って過ごします。ただ、あるとき「ありのまま」に生きるには、無理して一番にならなくてもいいと、逆の解釈を自分に取り入れてから、私は変わってしまいました。果敢にチャレンジすることに、どうしてもナンバーワンになるのを追いかけない人になりました。

改めて、私は「ナンバーワン戦略」を考えてみようと、自分自身で決めました。

小さいフィールドでも勝って、ナンバーワンを名乗れるものを見つけて、全力を注ぐことで勝ちにいくことが、夢を10倍速で実現する方法と納得したからです。

<くじ箱戦略>

当たりが出るまで、箱からくじを引き続ける。

単純な話に思えますが、これは「リアル・オプション」という経営理論にもとづいているそうです。

くじ箱戦略を実行するには3つのポイントがあります。

当たりが多そうなくじ箱を選ぶ

②くじを引くコストを下げる

③くじを引き続ける

「勝率は七割でいい。あとの三割が失敗しても、すぐに撤退すれば問題ない。」と孫正義氏は言い切っているそうです。

目標明確化と習慣化術

まず、目指す山=ゴールをはっきりさせなければ、どんな戦略を使ったところで意味がない。

三木さんは、孫正義さんから学んだこととして「ゴールから逆算して一週間単位のToDoに落とし込む」というスタイルを提唱しています。

この考え方は、「逆算手帳」考案者で、手帳カウンセラー。GYAKUSAN株式会社 代表取締役 CEOコボリジュンコさんの考え方とも合致しています。

小さなことを何となく積み重ねても、ゴールは見えてきません。最初から、目標としてゴールを設定して、そこに向かう為に何が必要になるのか、という思考法をする必要があるのです。

目標を数値化することで、目標達成までに何をするべきか」という具体的な行動が見えてきます。

最近、ビジネスの世界では、KPI、KGIなどの管理を行うことを推奨されている流れとも合致します。ただ、実際のところ、設定しているはずの本人が、その目標数値の意味を理解していないために、日々の行動に連動しているとは言えない状況です。

もしくは、目の前の数字を達成することだけに意識を向け過ぎて、本来のゴールを忘れてしまっているケースも見受けられます。

ゴールを設定して、細かいタスク管理が大きな夢の実現につながっていく。

十分に納得できる方法です。

ここで、ビジョン、ミッションなどという大きなものを設定することに違和感を得る人もいるでしょう。

そこで、お手本となるロールモデルを見つけることが次のポイントです。

「自分もこうなりたい」と思う人や会社を探して、その対象に追いつく、あるいは最終的に超えることを目zす。つまりロールモデルを「ベンチマーク(指標)」にするのです。

高速PDCA、山崩しの手法、掛け算法、人脈マインドマップなど、孫正義氏をそばで見ていた三木さんだからこそ、偶像ではなく、リアルな姿をわかりやすく開設してくれている一冊です。

まとめ

孫正義さんは天才的経営者だと認めてしまうと自分との距離感は埋まりません。彼の考え方、やり方を真似できることを1つでも見つけられたら、実践していきませんか。きっと、自分の夢の実現のスピード感が上がったという感覚を得られると思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。