江戸の祭りって、威勢が良くて格好良かったと思いませんか?
下町・深川八幡祭りは、今の時代でも十分、盛り上がるお祭りです。
私自身、神輿を担いで、水かけ祭りを楽しんできました。
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水をかけるより、かけられたほうが楽しい
東京を代表する三大祭りといえば、神田祭、山王祭、深川祭と呼ばれています。
その中でも深川祭は、例年30万人を集める夏のお盆時期の大イベントです。
2017年は、3年に1度の本祭り。
今までの私は、お祭りは見る側であっても、参加する側になることはありませんでした。
お祭りは一緒に楽しめれば、どちらの立場でも構わないと思っていました。
ただ、実は数年前に、神輿を担ぐことが趣味の知り合いに熱っぽく語られても、漠然とスゴい熱気なのだろうと感じる程度でした。
何が、そんなに楽しいのか?しばらく、頭の片隅にインプットされた状態でした。
ある日、知人に神輿を担いでみたら楽しいのだろうか、という話をしてみたところ
「深川のお祭りで、一緒に神輿を担がない?」
と逆に、提案を受けてしまいました。
何が楽しいのか、体験してみないと分からないと思いながら、YouTubeなどの動画を探してみてみました。
もちろん、映像は、観客側からのものしかないのですが、視点をずらして、担ぎ手の一人になったとイメージしてみました。
これは、面白い!一度は体験しないといけない!!
もちろん、私は地域の住民ではないので、参加するには障壁があるのは理解していました。
誰かのツテを使って、参加させてくれるところを見つけなければいけない。
すると、不思議な縁で友人の友人で一緒に山に登ったことがある人の義父が、元総代をされていたことが判明。きっと、参加できるはず、と信じて準備を始めました。
1ヶ月近く前に右足首の重度の捻挫をした瞬間は、神輿を担ぐことを諦めかけました。まともに歩けない状況まで陥ったのだから当然です。でも、絶対に治して、神輿を担ぐと決めていたので、必死にケアと気合いを入れて、なんとか参加できる状態にまでコンディションを戻しました。
足袋を吐いた瞬間、「神輿を担ぐ」と決めた、自分の夢が叶ったのだと嬉しくてたまりませんでした。
深川祭り(富岡八幡宮例大祭)は、別名、水掛祭りと言われており、沿道からバケツや放水を神輿に向かってかけまくるのが特徴です。
そうだ!どうせ祭りを楽しむならば、水をかける側ではなく、かけられる側になろう!と決めた瞬間があったからこそ、当日は、最高のワクワク感につつまれていました。
これは、何か自分にとって意味があるはず・・・。
ひらめいた!!そうか!私は自分の人生を「主役」として生きようと感じているのだ、その意味があるから、神輿を担いでみたいのだ!!と気がついたのです。
私は、幼少期、田舎のお祭りで山車を引っ張ろうとしたところ、地元の子供に突き飛ばされたそうです。よそ者が偉そうに、参加するな!という意味だったのでしょう。
お祭りって、限られた人しか中心にいれなくて、自分は外野から見るだけの観客に過ぎないのだ。残念だけど、仕方ないと渋々納得して、記憶の奥底にしまっていたようです。
秘めていたトラウマの存在
もちろん、私は、どんどん主役に躍り出ようとしていた時期もあります。
ただ、ある時に、その前のめり過ぎる自分に疲れてしまったのです。そこまで目立たなくても、競わなくても生きてられるから、もっと楽に生きようと決め込んでいたのです。
その後、どうなったのか。私は、常に傍観者や参加者側であり、主催(主宰)の立場になることは、ほとんどありませんでした。大きなものには限りません。友人との飲み会や集まりだって、私は「仕切る」ことを毛嫌いしてしまうような人間になっていたのです。
40歳を過ぎた頃に、ふと、残りの人生を考えた時に、できること(できそうなこと)とできないことを分類してみました。できるそうもないことが増え続けてきている現実に驚き、残りの自分の人生を考えるようになりました。
このまま、何かを学び、知恵をつけたような気分で生きる人生は、自分の人生なんだろうか。
それで終わってもよいのだろうか?
自分の人生の演出家と主役は自分しかいない!
もっと、自分の欲求が前面に出る生き方を取り戻そう。
その象徴が、「神輿を担ぐ」、具体的には、富岡八幡宮例大祭の深川祭りで自分も神輿を担ぐ側の人間になってみたいという夢に繋がりました。
お祭りは見ているだけでも、ワクワクと楽しいものです。でも、本当の楽しみは、参加のコアにいてこそ感じれるもの。
今回、実際に参加してみて、少しだけ神輿を担ぎながら(足の怪我の影響、神輿デビューということもあり、あまり担ぎませんでしたが)、沿道から、バンバン水をかけられました。
最初は、濡らされることが心地よくありませんでした。半纏が濡れてしまい、重くなったり、冷たい水をかけられることが不快に近かったのです。
ただ、繰り返されているうちに、私の脳は快感を得るようになります。
そうか、水をかけられる段階で、祭りの主役側に立っているという気づきです。
今までの私ならば、おそらく、祭りに参加しても、沿道から水をかける側だったでしょう。
水を浴びながら、自分の長年抱えていた、消化不良な思いの解決が見えてきました。
サードプレイスの活動も、相手を光らせることに意識を傾け過ぎていたのだと。いわゆる、格闘技で言えば、プロレスラーのように、あえて相手の技を受けていくようなスタイルです。これでは、「受け身の美学」を感じる人以外には何も伝わらないと納得できました。
もっと、自分の欲求や願望を表に出すことで、自分の夢を叶えて奇跡を起こそう。その様子を見ている側から、私も夢を叶えようという勇気を出してきた人を、本気で応援して成功させていきたいと覚悟を決めました。
もちろん、深川祭りで神輿を担がせてくれた木場五の関係者には心からお礼を申し上げます。
このような機会がなければ、自分の中途半端で迷っている姿から抜け出せなかったでしょう。
祭りを楽しむ中で、私に起きた変化は、これから、このブログも、イベントも、メルマガも、他のアクションも楽しくなっていくのは間違いありません。
そんなことを考えつつ、筋肉痛の身体で、ブログを書きました。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。