人生を素敵に変えてくれるのは、領域を広げる作戦だ!

1つを深めるのでも、手当り次第に手を出すのとも違う、人生の作戦として領域拡大は正しい!

チェーンストアが、地域を絞って集中的に出店していく経営戦略に「ドミナント戦略」というものがある。同一商圏内で、市場のシェアを独占的な状態で確保することを目指しています。

全国展開に向けて全力を投じていたローソンに対して、徹底したドミナント戦略を続けていたのは、セブンイレブン・ジャパンでした。(今は、全都道府県に出店したので、状況は変わったようですが)

もし、チェーンストアではなく、単独の店であれば、商品やサービスを差別化ことで、固定客をファンとして成立させていたく戦略があります。アプローチとしては、信頼関係を築いていくことで、定番化する手法と言えるでしょう。

もし、スポーツであれば、特定のポジションを担うプレーヤーをイメージできると思います。

野球を例にとれば、キャッチャーというポジションは、レガースなどを身につけて、一人だけグラウンド全体を他の選手と反対側に向いて座り、ピッチャーのボールを受けるだけでなく、試合の流れを読みながら、相手の分析をしつつ、守りながら攻め込む役割を持っています。

野球に対する理解だけでなく、確率論であったり、心理学的な部分の素養もいるので、誰もが適任というよりは専門職そのものです。

では、オールラウンドプレーヤーが活躍するスポーツがあります。サッカーであれば、GK以外は、攻めも守りもしながら、柔軟に動き回り、お互いの連携を取るスポーツです。

ここでは、プロレベルではなく、子供たちの遊びのサッカーをイメージしてみましょう。彼らは、ボールの近くに寄り集まる傾向があります。

とにかく、ボールに触れたいが為に、周りを見る余裕はなく、目の前に集中して動いています。目の前にボールがあれば、蹴りに向かいます。

どちらでもない作戦について考えてみる

また、野球を例にして考えてみると、キャッチャーとして活躍した選手が、他のポジションにコンバートされる場合を考えてみましょう。

当然、キャッチャーよりも動き回るポジションばかりです。

肩の強さを生かして、外野手になることもあれば、野球センスを生かして内野手になることもあるでしょう。

ポジションを変えても、キャッチャーの経験は0にはなりません。

もちろん、レギュラーではなく、控え選手になっていたとしても同様です。

高校時代のイチローがピッチャーでしたが、怪我を受けて野手に転向して大成功しました。

自分の適性を理解して、ホームランバッターではなく、打率の高い選手を目指して活躍してきました。

今も、現役ではありますが、レギュラーで常に試合には出ていません。

控えの選手として、代打、守備要員としゲームに関わっています。

彼は、自分の置かれた立場や状況を理解しながら、ベストな選択をしています。

変化することを恐れずに、ただ、野球選手として自分にできることに全力を尽くしています。

ここで考えるのは、イチローは、野球以外のスポーツに移っていないことです。野球というスポーツの中でのシフトチェンジを続けている姿です。

私も、自分の仕事であれば、専門分野に特化した職人的な営業マンを続ける道もありました。

途中で営業以外の役割をこなし、経験を積んでいく中で、マーケティング的サポート業務を担う中で、変化を続けてきました。

ある程度のレベルに来ると、飽きが来てしまうのか、目移りをして、他の業務や世界に手を出していきます。

ただ、100%異なるのではなく、周辺領域を広げるような活動です。

先日、サードプレイス メルマガでインタビューをさせて頂いた、染谷昌利さんも、この周辺領域に自分を広げていき、固定しすぎない範囲で面を拡大するようなスタイルで活躍してきたことをお聞きしました。

特別な生き方で、普通ではないと考えていたのですが、自分のことを振り返ると、似通っていることに気づきました。

徹頭徹尾、職人としてどこまでも1つのことを掘り下げる生き方も素晴らしいのです。

手当たり次第に何でもやるという生き方も否定はしません

自分の引き出しを増やすという意味では、全然違うことをバラバラにやっていくのも戦略としてはありえます。

ただ、私の場合、自分の活動、仕事など全般は、基本は、やっていることの周辺領域を広げる陣取り合戦みたいなスタンスの方が性に合っています。

もちろん、バラバラなものもありますが、根底に流れているスタンスや考え方は同じなので、大ブレはしません。

自分の領域を広げる生き方は、波及効果が期待できるので、オススメです。

私の考える「サードプレイス」に関する活動も、今後に向けて周辺領域を拡大していく戦略を突き進むことになりそうです。いずれにせよ、楽しいイメージしか浮かんできません。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。