消費税アップ延期とお小遣い額の関係は

消費税増税の先送りについて、色々な見解のニュースが流れています。

サラリーマンならば、懐事情に直結する問題であり、お小遣いの金額とも連動する話題なのは、明らかです。

新生銀行が実施した、20 代から 50 代の有職者の男女約 2,300 名を対象にした「2015 年サラリーマンのお小遣い調査」結果のデータを見て考えてみます。

◆  男性会社員のお小遣い額は37,642円と前年比1,930円減少。1979年の調査開始以来、過去2番目に低い金額 (最低額は 1982 年の 34,100 円)。

女性会社員のお小遣い額は、前年比2,244円減少し、34,468円

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単純計算で済ませるならば、1日平均で1200円程度となります。
もちろん、このお小遣いというのも、どういう内容のものまで含んでいるかで大きく変わります。
おそらく、お昼のランチ代、タバコ代、飲み会代などは確実に含まれているでしょう。携帯の通信費、洋服代などは計上していない、純粋な、自分のために使えるお金なのは、間違いないと思われます。

あくまでも平均だけに、1万円程度の方もいれば、5万、10万という方もいるでしょう。おそらく、お小遣いは、月の給料の何パーセント程度なのか、という視点で見ないと、本質はつかめないのかもしれません。

グラフを見て明らかな通り、バブルが弾けてから、基本的には右肩下がりです。
格差が広がったので、個人間の小遣い額の差も著しいでしょうが、全体値としては下がっています。

では、減っているお小遣いの中身、内訳という観点で考えた場合、何を削っているのでしょうか?

世間的には、雑誌などの書籍代、飲み会代などが目立っていると言われています。

とすると、書籍は新しく購入せずに、ブックオフや中古品、図書館で借りる。飲み会の参加回数を減らす、安い居酒屋に通う、といった細かい工夫をして凌いでいる方は多いのでしょう。

とすると、今回の消費税10%の先送りは、好感触な話題なのでしょうか。

単純に言えば、少ない小遣いに占める税金の上昇を抑えられた点では、ハッピーなはずです。でも、何の為に、消費税が導入され、5%になり、8%になり、10%まで上げる必要があったのか。日本の国家の財政や社会保障の問題を捉えての導入計画だったのではないでしょうか。

サラリーマンのお財布が緩むことは、当面考えにくいでしょう。
特に、家族を養わなければいけない立場であれば、自らは我慢をしなければならない場面に多くなるのは割けられません。

単純に、節約をしよう、ケチケチしよう!というスタンスではなく、お小遣いを増やす為にギャンブルや、アルバイトをしよう!という話に向かうブログを書かれている方も多くいらっしゃいます。

ここで重要なのは、お小遣いという金額の多い、少ないの話ではなく、有効に楽しく使って過ごせているのか、という幸福感を前提に捉えてみる視点が必要だと思います。

脱・節約教、禁・資産運用、新・消費宣言、住宅問題などの切り口で考えるヒントをくれた一冊に出会いました。

普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話 (扶桑社新書)佐藤治彦

危機感を煽る資産運用・節約本、情報ソースが多い世の中ではありますが、冷静に考えて、何が正しいのか、という視点でヒントをもらえる素敵な一冊でした。佐藤治彦さんらしい語り口でわかりやすく「お金の使い方」を指南してくれる一冊でした。

サラリーマンとして、お小遣いアップを企む前に、元々の収入を増やすこと、その前提に、仕事を通して会社に貢献することができなければ、道のりは遠いと判断せざる得ないと感じます。