若者を「乾かない世代」で命名した時点で、名著確定!
「ゆとり世代」「さとり世代」とそれ以外の世代は大きくギャップを感じる現場で生きていませんか?
いつの時代も、上の世代側は、新世代を揶揄するような目でネーミングを続けてきました。
彼らの肩に力が入らない、やる気を感じないように思える態度や言動をどんなふうに理解すればいいのか。
今回、尾原和啓さんの『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 』を読むことで納得できました。
「渇けない世代」にはギラギラ感がないのは、満たされてるからだ!
あなたには生まれたときから「ないもの」がない。だから何かが欲しいと「渇けない」。
だから、あなたの世代のことを「渇けない世代」と呼ぶことができます。
それよりも、「自分が頑張る意味が持てるもの」に「自分が好きな人たち」と「とことんハマる」ことを重要視する。金銭や物理的な報酬とは関係なく〝自分の好き〟を追及する。
確かに、彼らの世代は、欲しいモノをあまり持っていない。あれが欲しいから、頑張ってやろうという私の上の世代が必ず持っている、ガツガツ感。
家だったり、車だったり、素敵なパートナーだったり・・・。彼らは、好きなことに夢中になるときが幸せそうにしている。
その中身を、周りから冷静にみると、面白くは思えないものであっても、彼らは楽しそうにしている。
渇けない世代の仕事観と未来像を考える
渇けない世代は仕事に対して、どんな考え方をもっているのだろうか。
彼らはサボりたいという手抜きの発想はしていないように見受けられる。
つまり、休んでいる間に「インサイト」を発見してくるという〝仕事〟が課せられているということでもあるのです。理由はもちろん、ビジネスにおける優先事項が「決められたことをひたすらやる」ことから、「消費者の潜在的な欲求を発見し、提案する」へ変化したからです。
課題を見つけるのに、潜在的な欲求に視点を向ける時代に変わったというのです。
つまり、1年中会社勤めをするのではなく、まずは自分が生活者として生きることで、世の中の潜在的なニーズを拾ってきなさいという意図が込められているのです。時間をかけて課題を解決するよりも、課題自体を発見したり、新しく課題を定義したりすることに投資すべき時代なのです。
与えられる課題ではなく、自分で見つけてきた課題に立ち向かう時代。上司や親の言うことをそのままやるのではなく、自分の中で生まれる思いを重視するというのは、社会事業家が増えたあたりで感じるようになりました。楽して儲けたいという誰もが持つ欲求を越えて、自分が見つけてくる潜在的なものに意識を向けて、考えながら行動するというスタンスによって、彼らは、生きがいを感じているということがわかってきました。
「仕事は辛いものだから、少しでも多く休んで私生活を充実させたい」と感じている人は、そもそも〝ライフ(=余暇)〟と〝ワーク(=仕事)〟が切り離されているのです。そして、今の日本のビジネスパーソンは、こういった人が非常に多いのが現状です。
仕事と余暇という切り口を、オンとオフという言い方も含めて、二項の対立軸で考える習慣は普通のことでした。
私も、日本の普通のビジネスパーソンだから、こライフとワークを分け隔てせずに、融合する時代。価値観を疑うありませんでした。
ライフとワークを分け隔てせずに、融合する時代
自分が好きで仕方ないライフワークなら、放っておいても24時間、1年中考えていられます。つまり、ワークのなかのライフワークにおける部分をいかに広げていくかが大事、ということです。これは、ライフとワークが別々に独立していた時代が終わりつつあるということを表した言葉でもあると言えるでしょう。
おそらく、普通のビジネスパーソン歴が長い人ほど、混乱するのは間違いないでしょう。
私も、腹落ちするまでには、時間がかかりました。
パラダイムシフトですから、簡単に溶け込めるはずはありません。
ただ、確実に、周りの人間、情報が変わり始めてきています。
この「評判」が可視化される時代は、仕事において〝意味合い〟を重要視する「渇けない世代」の味方をしてくれます。これからは、好きなことをコツコツやる人こそが浮かばれる時代でもあるからです。
今や、マスメディアの影響よりも、友達、知り合い、一般人の評価や評判が見える化されるようになりました。結局、好きなことをやれる時代。
しかも、派手にやらずに、マイペースでコツコツとやれるという環境に変わっています。
気が付けば、その成果を誰かが認めてくれる時代は、違和感に襲われたのを覚えています。
「ワークライフバランス」ではなく「ライフワークバランス」は違う!生きがいの時代にどう生きる?
これからは仕事と私生活が分離した「ワークライフバランス」ではなく、生きがいをお金に換えていく「ライフワークバランス」の時代です。
「ワークライフバランス」ではなく「ライフワークバランス」は違うという切り口に、最初、戸惑いました。ある意味、ただの言葉遊びのような印象が残ったからです。
概念として、ライフワークの一部にワークがあるのだ捉えていこうというい表現だと理解した瞬間に、落合陽一さんの「ワークアズライフ」という表現が頭に浮かびました。
同じように、ライフワークとワークを分離させない生き方がスタンダードになろうとする過渡期に立っていると感じます。

ワクワクは1人でコツコツもいいけど、仲間と一緒に楽しんでもいいと思う!
彼らが、グループとして活動しているようなスタイルだから、概念が一緒なのかと思いつつも、この言葉の意味をなども噛みしめてみました。
「好き」×「得意」×「お金」×「世界が求めらえること」=生きがい
これからの時代のモチベーションは、生きがいをどう感じるかで決まります。
尾原和啓さんの『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 』は、何度も読んで、自分の中であたりまえのこととして、日常のスタイルに組み込みたいと思います。
<尾原和啓さん本>
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。
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