【サードプレイス本】発見!久米信行さんが語る!「仕事×家族×自分」

サードプレイス本だ!読んでから気づいた「仕事×家族×自分」の意味

サードプレイス関連の本というのは、どうしても、レイ・オルデンバーグの『サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」が鉄板の一冊になりますが、分厚い翻訳本だけにどうしても引かれてしまいます。

ただ、言葉の表現として「サードプレイス」を語っていなくても、読んでみると、サードプレイスを語っている!という本を、たまに見つけることができます。
今回、そんな1冊を紹介します。

久米信行さんは何者なんだろう?

オーガニックコットンなどの厳選素材で最高級国産Tシャツの老舗メーカーといえば、墨田区本所にある久米繊維工業株式会社です。

この3代目として活躍されている、久米信行さん(現会長)は、活躍分野が広いことで有名な方です。

明治大学商学部で「ベンチャー企業論」を教える講師。地域のICT推進役、社会貢献支援財団理事、観光地域づくりプラットフォーム支援機構理事、新日本フィルハーモニー交響楽団評議員。

他にも多様な顔をお持ちですが、著者としても有名人です。

私が、久米さんに初めてお会いしたのは明治大学商学部の「ベンチャー企業論」の講義に、特別に参加させていただいたご縁によります。

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大学教授系とは違う、実社会で活躍される久米さんがベンチャー企業・マインドを持つ面白いゲストを呼んで行う講義は、最高にワクワクしました。

『仕事と人生が同時に上手くいく人の習慣』の5ページ目の画像がすべて!

数多くの久米さんの著書の中で、私が『仕事と人生が同時に上手くいく人の習慣』を手にしたのは偶然でした。

いつものように、目次に目を通して、パラパラと本をめくって、読み始めます。

すぐに5ページ目の1枚の画像に手が止まります。

「仕事 × 家族 × 自分」のトライアングルの図 この「自分」という部分をどう解釈するかが大事です!

「仕事 × 家族 × 自分」 の三角形の関連図です。

これは、仕事(職場)でも、家族(家庭)でもない、居心地の良い第3の場所、サードプレイス的なものを強烈にインスピレーションできました。

結果を出して、社会に貢献して、収入を得るために、仕事は当然、本気で頑張ります。

家族の中で、自分の役割を果たしながら、コミュニケーションを深めます。
近くにいるだけに、相手の良い部分と嫌な部分を見てしまいますが、自分と一番近いところにいる存在は大切。

当然、仕事も家族も、予定通りに物事は進まずに、トラブルが発生することは避けられません。逃げずに、どうやって乗り越えるのか。それぞれが関連していく生き方。

完全に仕事と家族を分け過ぎない時代を、ワークライフバランスなのか、ライフワークバランスとも、ワークアズライフとも伝えられています。

しかも、この図で大事なのは、自分というもう1つの存在です。

自分の趣味、やりたいこと、など抱えている自分の内なるものと向き合えるかどうか。

1日あたり少しの時間でも、自分へ投資ができているのか。

1人で打ち込むのも悪くないですが、一緒に楽しめる仲間とワクワクしながら、前に進めたら最高だと思いませんか?

それが、私が提唱しているサードプレイスな生き方なのです。

これといった固まったものではなく、正直言えば、あなた次第で、この第3の場所としてのサードプレイスはどのように扱っても構いません。

世の中で、キラキラしている人は、何かに特化して突き抜けている部分がありつつ、家族などの身内との関係の良さ、さらに、自分のやりたい、夢中になることへ時間や労力を割いている人だと思います。

サードプレイス・メルマガのインタビューをしながら、私は確信に変わってきています。

以前は、仕事か、家庭かの二択時代だった

明治や大正前半まで、サラリーマンという勤め人(雇われる人)が生まれるまでは、仕事と家庭は近い関係にありました。

その後、昭和前半まで行くと、仕事と家庭の分離は進んだようです。(自営業の方は除く)

戦後、大企業などは「モーレツ社員」に支えられて、家族経営とは言われながらも、仕事に人生を捧げる生き方と専業主婦として家庭を守るという二択の生き方の時代が続きました。

最近は、別の二択になっています。

・楽しい仕事とプライベートを満喫しながら過ごせる働き方(ホワイト企業)
・心身ともに無理強いをされて長時間拘束される働き方(ブラック企業)

大事なのは、ホワイトでも長時間労働をしている人がいるという事実です。

長時間労働=悪

という構図でシンプルに語る人はいますが、楽しんで仕事に向かっていると、時間を忘れて働く人はいます。(好きな勉強科目であれば、どこまで頑張れた経験ありませんか?)

長時間で楽しくない・無価値に感じたり、強制される労働は良くない!

ここがポイントなのです。ライスワークとライフワークは別物という考え方が、私にはしっくりと馴染みます。

あなたはどう思われますか?

ビジネス本・自己啓発本は、発行時期をチェック!

最近、新刊本以外を見つけた時に、私は発行された時期を必ずチェックしています。

当然、日本がバブル経済真っ只中の古い本だと、現在の価値観に合いません。

バブル後の不況時は守りの時代なので、メッセージが厳しめで、サバイバル的な本が多くみかけられます。

そして、もう1つが2011年の東日本大震災前か、後なのかという点を重視します。

明らかに、日本人の価値観に影響を与えたので、メッセージ性が大きく変わっているトレンドがあります。

久米信行さんの『仕事と人生が同時に上手くいく人の習慣』は、2011年4月発行。

この本の「おわりに」を読むと、2011年正月となっています。

原稿の仕上げは震災前、発行は震災直後、おそらく、新刊当時は、日本人がこの本を読んだたら、何を感じたのか想像してみます。

発行から7年経っても、私を刺激できる本ということは、間違いなくトレンド本ではなく、鉄板な良書だと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。