PRの重要性を理解した企業・組織が強くなる!
ここ数年、企業の広告が顧客に届かない(リーチしていない)という話題を耳にする機会が増えました。
一方で、広報・企業PRをうまく活用することで、情報が個人を通して拡散されていくプロセスで成功を収めているという話も耳にします。
PRの時代に何をすればいいのか、少し調べてみました。
お金をかけてCMとかネット広告とかバンバンやればいいんでしょ!
以前であれば、好感度の高いタレントを使ってインパクトのあるCMを大量に流していれば、商品・サービスの認知が上がり、買ってもらえるという戦略は時代遅れになっています。
つまり、広告・プロモーション費用に多額のコストをかけられる存在だけが強かった時代は終焉したということです。
昔は、広告効果の測定が不明瞭でしたが、インターネット広告の出現により、広告効果が数値として具体的に測れるようになりました。クリック率(CTR)、クリック単価(CPC)、コンバージョン(CPA:1件あたりにかかった広告費用の値)、といった考え方が広まったことで、費用対効果を厳密に把握することが可能になりました。
一方、一般ユーザーである個人は、CMや広告をスキップすることは容易になりました。
そもそも、受け身でメディアからの情報を受け取る人が減ってきているのです。
消費行動・マーケティングがAIDMAからAISASの流れにシフト
マーケティングの世界では、消費行動の仮説として、サミュエル・ローランド・ホールが提唱した、AIDMAの法則という有名なものがあります。
認知段階 | 知る | A | Attention(注意) |
感情段階 | 興味を持つ | I | Interest(興味) |
感情段階 | 欲しいと感じる | D | Desire(欲求) |
感情段階 | 記憶する | M | Memory(記憶) |
行動段階 | 購入する | A | Action(行動) |
広告によって、「知る ⇒ 興味を持つ ⇒ 欲しいと感じる ⇒ 記憶する」という段階を担ってきました。それだけに、できるだけ情報量を増やし、覚えてもらう作戦が必要でした。
今も広告宣伝・マーケティングでは鉄板とは言われていますが、インターネット普及後は、消費者の行動の変化に伴い、AISASの法則にシフトしたとも言われています。
Attention (認知・注意) |
Interest (興味・関心) |
Search (検索) |
Action (行動) |
Shere (共有) |
Search(検索)とShere(共有)がポイントとして加わっており、受け身なだけでなく、自分で調べて、その結果を知り合いや世間に対して伝えるという行為が増えた点が特徴です。
広報・PRとは何か?
広報とは、Public Relations(パブリックリレーションズ)の日本語訳で、略してPRとも言われています。意味としては、「社会の人々との信頼関係」を指します。
PRとは、Press Release(プレスリリース)の略語だと誤解されていますが、Public Relationsと捉えると意味合いが全く違うものになります。
企業や団体の事業・商品・サービスについて、社会の人々に理解してもらい、信頼関係を築き、最終的にファンになってもらう、といった目的のためのコミュニケーションが「広報」なのです。
以前は、マスコミに情報を提供して、取り上げてもらうような活動として、パブリシティが有効でしたし、今も効果がある施策だとされています。
今は、SNSやオウンドメディア(自社メディア)から情報発信することで、直接消費者へ情報を届けられる時代になり、情報伝達・接点、コミュニケーションの流れが大きく変わってきています。
PRのキーワードは、“PESO”に
アメリカの広報PRスペシャリスト向けの専門誌「PRWeek」の編集長によると、“PESO”の重要性を語っています。
PESOとは、以下の頭文字です。
P:Paid Media (広告)
E:Earned Media (よい評判をもたらす活動=広報PR)
S:Shared Media (ソーシャルメディア)
O:Owned Media (自社メディア)
新商品やサービスについては、マスコミにプレスリリースを配信し、リリース時にはSNSで商品画像や内容を投稿し、自社ホームページなどで紹介し、さらにコストがかけられれば広告を展開するという流れです。
ここまでの設計を自社でパーフェクトにこなすことができない企業・組織ならば、経験や実績が豊富なPR会社の協力を得るということがスタンダードになっています。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。