家入一真氏の『さよならインターネット』は切り口が深く考えさせられます

家入一真氏が『さよならインターネット』というタイトルの本を書くとは

2011年に株式会社CAMPFIRE (CAMPFIRE, Inc.)を家入一真氏が設立後、話題あふれるクラウドファンティングを展開して、現在も着実に成長しています。

家入一真氏が、学歴もなく、いじめられっ子(引きこもり)だったというバックボーンだったいうのは有名なエピソード。

家入さんって、独特な感じがする人だよねー

実際、どういう人物なのだろうと思って、Twitterでフォローをしていたのですが、少し前に、イベントで話をする姿を見かけました。

インターネットの世界で長く生きてきた家入氏がインターネットに対してどんな思いを抱いているのかがわかりそうな本を読んでみました。

かつてのインターネットというのは、むしろがんじがらめになった現実世界で失われた自由を求め、人々が理想を持って大きな権力と向き合う、という構図が一般的だったと思います。しかし今は、むしろ人々同士でチェックし合い、あら捜しをしては小さな 諍いを繰り広げているように、ぼくには感じられるのです。

かつてのインターネットは自由で、権力と向き合うというスタイルだったのに、今は大きくカタチを変えて、お互いのチェックとあら探しになっている、という家入さんの感覚。

私は、そこまでインターネットだけに没頭して生きてきたわけではないものの、この意味を心底で理解できていません。

ただ、最近のネット炎上事件、キュレーションやパーソナライズされていることで、自分に都合の良い主張や論調にだけ偏る怖さは感じます。

結局、何が真実なのかを考えず、いつの間にか、何かの論調や方向性に自分が誘導されているとしたら、全く没個性的になってしまう。

間違いなく、インターネットの世界そのものは、相変わらず加速度的に拡大を続けています。一方で、個々人が触れる世界だけを見れば、より精度や感度が高くなったぶん、ムダが排除され、どんどん縮小を続けている。

インターネットの世界の拡大を受け入れつつ、ムダが排除されて縮小される、という事実をメリットなのか危機感と感じるのかは、時代を掴む人か、無意識で参加する人の違いなのでしょう。

家入氏も著書の「サードプレイス」を語るとは

この『さよならインターネット』の中でも「サードプレイス」が触れられていて驚きました。

そう考えれば、数年前から家や職場、学校ではない第3の居場所、いわゆる「サードプレイス」に注目が集まったのは必然かもしれません。サードプレイスは「責任から解放されて、自分自身を取り戻 せる場所」「家や会社から解放された自分の居場所」などと定義されています。

たとえば、特徴の一つとして挙げられているのが「第二の家」。第二の家に集う人々は、同じ家に暮らす人同士が共有する温かい感情を抱き、その場所に根ざしている感覚を持ち、精神的に生まれ変わ ることもあるそう

結局、インターネットでビジネスを展開する家入氏であっても、世の中における「サードプレイス」の注目度について語っています。

家入氏は、シェアハウスのビジネスもやっていらっしゃるだけに、「第二の家」を「サードプレイス」の1つの形として想定しているのがわかります。

確かに、自宅ではなく、年に数度訪れる実家であったり、定期的に滞在する場所、リラックス環境できるという意味では、サードプレイス的な居場所です。

日常の家族・仕事から離れて、自分自身と向き合ったり、新しい仲間や夢を抱いていくのも楽しいものです。

サードプレイスを「第2の家」と捉えるのも一つの切り口です。

インターネットはなくならないけども、存在感は変わるかもしれない

私は、家入氏の主張が、100%理解できていませんが、インターネットの存在価値が変わる時代が訪れたらば、ライフスタイルなどがどう変わるのでしょう。

インターネットがなかった時代にさかのぼることはありえません。

ただ、インターネットに依存しすぎる時代は終わっても構わないと感じます。

インターネットの利便性のメリットの裏にあるリスクをもう一度、理解したら、何に使うべきツールなのかということを再認識したら、やめるべきこともピックアップされてきます。

ムダなネットサーフィンが良くないのか、SNSに投じている時間に価値がないのか・・・。

見直すという意味で、家入氏の『さよならインターネット』という一冊は、きっかけになります。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。