編集者の役割って、著者と一緒に良いコンテンツを本にまとめて、売ることだ!
世の中では、本を書きたい、著者になりたいという人は多い。私もその一人です。
ただし、私だけがどれだけ頑張っても本は作れません。
もちろん、電子書籍を作るノウハウがあれば、セルフパブリッシングができるのですが、素人が頑張っても誰も読んでくれない一冊になります。
多くの人に読んでもらう本を作るには、著者は優秀な編集者というパートナーが不可欠です。
この優秀な編集者とは、本気で本を売ろうという意識をもって、コンテンツをわかりやすく伝えることを厭わない人であり、著者の一番のファンになり、著者のためなら何でもやり、逆に著者にも何でもやってもらうもの。
今回のサードプレイス・ラボは、元フォレスト出版の初代編集長、中西謡さんをゲストにお呼びしました。
編集者が良い本を作るために、著者と一緒になって作り上げるのは当然です。ただ、完成した本がどんなに素晴らしいものであっても、書店(Amazon)で見つけてもらい、手に取って、購入してもらわなければ、本来の本の価値を誰にも伝えることができません。
当然ながら、編集者が作り上げたものを、出版社の営業が必死に売り込むというスタイルは、一般的です。各書店をまわって、アピールをして、販売を強化する役割は営業と割り切られてきました。
他の消費財と違うのは、営業以外が表に出て、商品を宣伝告知できるのがコンテンツ商材の特徴だと思います。
本屋で講演・サイン会を行う、各種イベントで書籍のテーマで話をする、POPを作って書店内で目立つ場所に配置してもらうなどは、著者と編集者も関わることで強化されるもの。
すっかり、このスタイルは定着していますが、この流れを作ったのは、当時、フォレスト出版でライトなビジネス書という新ジャンルを作り上げて、ベストセラーを連発させた、中西謡さんの存在は欠かせないものでした。
最初は、飲み会で出会い、バイトとしてスタート、気が付けば編集長に!中西謡さんの経歴
出版社の編集長となると、新卒入社の狭い門を通過した優秀な学生で、経験を積み上げて、自分の作りたい書籍・雑誌を作り上げる人に違いないと考えてしまうもの。
中西謡さんは、バブル後半の時期に、卒業後、フリーターの走りのような生活を始めたと語られました。たまたま、知り合いに誘われた飲み会に参加し、その日に、翌日からのバイトを誘われて、「暇だったから」という理由でスタート。
当時は、出版社ではない組織でしたが、諸般の事情で、「フォレスト出版」を立ち上げるメンバーとして参加して、初代編集長に着任されます。
編集経験を積み上げたという実績は、ほとんどないまま、小規模でスタートしたばかりの出版社。そこで、中西さんは奇跡的な出会いを迎えます。
海外で最新のマーケティングを学んできた神田正典さんの書籍を、中西さんはプロデュースすることになります。
私は、中西さんを伝説の編集長にしたのは、神田さんと出会い、書籍の販売にも活用した点にあると思いました。
タイトル、表紙のデザイン、帯など細かな工夫を続けていきます。
著者を巻き込んだイベントを開催するなど、どこまでも本の良さを届けるために頑張り続けた結果、フォレスト出版は、ベストセラー本を次々に出していきます。
今ほど、SNSの拡散などの手法が使えなかったことを考えると、読者のパワーを借りることは難しい時期だったはずです。
◆ 編集者の目線はどこにあるのか?ベストセラー編集者師弟の対談本から吸収する
◆ 読書に没頭し続けた見城徹氏が、編集者として関わった人物と歴史を語る
◆ 編集者の「誰にでも会えますよ!」に共感!私は人をつなぐコネクターになる!
ベストセラー作家になるための条件は何か?
編集者として、ゴーストライター的に執筆も代行しながらも、編集力を磨き続けてきた中西謡さんに編集力とは何かを教えてもらいました。
一番気になっていた質問を、対談相手の徳本さんが聞いてくれました。
「ベストセラー作家になるための条件は何ですか?」
・自分のコンテンツを愛していること
・有名になることを遠慮しないこと
この2つだと仰りました。嫌々、コンテンツを書くのでもなく、有名になることに躊躇しない人物であること。
確かに、ベストセラー作家さんは、強い自信を持って発言をされています。批判をされても怯まずに、自分の専門性を生かして、伝えたいことで勝負をしています。
最後に、本を作る上で大切な考え方をホワイトボードに書いてくれました。
〇〇が教える 〇〇のための 〇〇な話
誰が、誰のために、何を伝えるのかをまとめれば本を作ることはできるとシンプルにまとめてくれました。
例えば、わたしならば
普通の中年サラリーマンが教える、一歩踏み出せないで躊躇している人のための、サードプレイス活動を薦めて人生がイキイキする話(これでは長いです)
をタイトルではなく、メッセージの軸にすれば本がまとまるかもしれません。
もちろん、実際に本を書く、作るとしたら、自分が必死に考えた文章を編集者の校正で形を変えられて、文章を大量に削られてしまうのでしょう。
いつも楽しい懇親会にゲストも登場で、さらに楽しい、サードプレイス・ラボ!
最後は、毎回、笑顔で指を3本出して、「サードプレイス」ポーズで記念撮影をします。
終了後、懇親会に、10万部のベストセラーなダイエット本『なぜ一流の男の腹は出ていないのか?』の著者、小林一行さんも参加してくれました。
小林さんの話が、中西さんの反対側の立場である著者としてのコメントなのに、サードプレイス・ラボを復習するような内容で驚きました。
ベストセラーを生み出す編集者と著者というのは、成功する考え方と行動が一致しているのです。
来年、中西謡さんに、具体的にベストセラーにつながる本を書く為の方法論をサードプレイス・ラボで登壇していただく話も盛り上がりました。
最後に、本を書きたい人は、優秀な編集者、著者仲間の集まる場所に参加しましょう。
私も意識して、積極的に参加していきます!
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。