左遷は人生の分岐点!自分と向き合い選択しよう!

「左遷」を味わう人生って不幸なのでしょうか?

サラリーマンであれば出世街道を外れて僻職に追われてしまうイメージです。

「半沢直樹」が銀行から出向させられた場面を思い出してください。

でも、左遷って悪いことばかりじゃないですよ。

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左遷されたら終わりって誰が決めたの?

左遷されると、もう戻ってこれない、片道切符という印象が強いです。

ただ、それって、もう古い時代の考え方なのではないでしょうか?

左遷されても頑張る道もあれば、それを機会に別のことにチャレンジする人生だって悪くありませんから。

左遷って悪くない!人生なんて山あり谷ありで当然だから

今回、左遷というキーワードを久々に考えたのは、youshido上司道勉強会のnoteで「左遷・逆境なんてクソくらえ!?」を読んだことに始まります。

「所詮、人が下した評価じゃないか、自分のできることに専念しよう」

このフレーズが一番刺さりました。

だって、人が下した評価に一喜一憂していても仕方がないのです。

あなたの人生を全て責任を持ってくれる判断ではないわけですから。

人生が右肩上がりで一直線と考えるならば、東京大学を筆頭とした有名大学に進学して、大手企業、もしくは、中央省庁で活躍して、TOPにたどり着くことがゴールになります。

もちろん、この人生を否定はしません。

競争を勝ち抜き、突っ走る人生も、自らが望むならば問題ありません。

ただ、まわりの空気に流されて、なんとなく、土俵に乗って、流された先が、左遷だったとしたら、悔いる意味がありません。

左遷に関する名言たち

左遷に関する名言をいくつかピックアップしてみましょう。

「若いうちの苦労は年取って花開く、左遷を栄転に逆転する」

永野重雄さん(新日本製鐵元会長)

「私は過去に3回左遷され、一度は窓の外まで飛ばされました。自分で考えて正しいと思ったことを率直に言って、上司と衝突したのが原因でした。ただ、その結果としていまの自分があります」

苅谷道郎(ニコン元社長)

「左遷されても『焦らず、腐らず、箸らず』の精神で真面目に仕事に取り組んで実績をあげていれば、必ず見てくれている人がいるものだ」

松井忠三(無印良品を展開する良品計画社長)

「発想の切り替えが上手い人は、たとえ左遷されたとしても、それをチャンスととらえて、思わぬ成果を出したりするものです」

秋山剛(精神科医・NTT東日本関東病院精神科部長)

どの言葉も左遷されたことへ、どんな風に向き合い、その後、どう生きるかを物語っています。

腐って、心が折れて、ダメになる人がいるからこそ、左遷のイメージはよくないのですが、本来、左遷をされてから、本来の力を発揮するという人たちも生まれているので、人生との向き合いかたを切り替えるチャンスだと捉えた人だけが、楽しく生きていけるのは言うまでもありません。

私も味わった、望まないポジションへの異動

私自身も、全く望まないポジションに移動させられた過去を持ちます。

20代のころは、好きなように、自由にやらせてもらって、跳ねっ返りとしても会社員生活を送っていました。

おそらく、私を認めて可愛がってくれる大先輩たちのお陰です。

ミスをして叱ってくれても、チャンスを与えてくれる人たちのありがたさを身にしみています。

30歳を少し超えたタイミングで、私自身、自分のキャリアと役割に不安を持つ時期が訪れました。

プライベートでも家族の大病の看病などもあり、全く精神的にも余裕がなくなりました。

部下であるメンバーのケアも声も聞こえない状況になり、ギクシャクした関係になったことを見かけた上司は、私に何の説明もないまま、来月から異動を命じたのです。

ショックでした。

やりたい仕事に夢中になっていただけに、しくじりがあってもなんとかカバーをしてきた自信があったので、自分の落ち込みは大きなものでした。

もちろん、転職活動も並行しながら、渋々と異動していきました。

異動先の仕事は、大嫌いではないけども夢中になれないと感じていたのを、異動先の上司が理解してくれて、無理をしないで楽にやれ、というアドバイスをくれました。

また、異動先の仲間がとても良いメンバーで、心からリラックして、楽しい時間を過ごせたのです。

心にも、時間にも余裕が生まれて、楽しい場に足を運んだり、彼女(妻です)と出会ってデートを楽しむ時間も増えました。

それまで、張り詰めた状態で仕事だけに夢中になっていた人生を切り替えるべきと神様が教えてくれたのだと気が付いたのです。

今の私の家庭と仕事とサードプレイスのバランス人生へシフトできた理由なのです。

左遷的な異動は受け入れるか、自分で次を見つけるかの分岐点だと捉えて

左遷に対して向き合う先には2つの道しかありません。

左遷的な異動を受け入れて(降格されたとしても)、新しい場所で、自分らしく活躍する道を目指すというスタイル。

もう1つは、左遷に対して抗議して、自分で次の道、転職や起業するという大幅なチェンジを選択するという道です。

どちらが成功につながるのかは、正直わかりません。

異動先で、新しい自分の仕事や役割に目覚めてイキイキとして働ける可能性もあります。

転職や起業をして失敗をするリスクだってありますから、ばら色の人生が待っているとは言えません。

大事なことは分岐点に立たされたという事実を受け入れつつ、準備していたならば移行すればいいし、暫定的な時間を稼いでも構いません。

うだうだと悩んで、何もせずに落ち込む時間を持たないことだけは必要です。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。