ドラマ「半沢直樹」は、2013年に大ヒットしたドラマです。
2020年続編が人気を得ていますが、彼の名フレーズ「倍返し」から、「感謝と恩返し」にシフトチェンジをしています。
そもそも、相手に対して「倍返し」をするってアプローチって、非現実的だと思いませんか?
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「やられたらやり返す、倍返しだ!」は、反発と怒りの感情で暴走に近い
自分の考える価値観を大事に、バンカーとして生きる半沢直樹は、理不尽や不正に対して容赦ない男だけに、反対側の立場の人間から疎まれています。
当然、ダメージを背負い、出向や不遇な目にも合います。
「やられたらやり返す、倍返しだ!」
この言葉は、世のサラリーマンの心を抉るには十分すぎるフレーズでした。
ただ、この言葉と思いは、反発と怒りの感情による暴走です。
勧善懲悪な時代劇的なアプローチとして、日本人の胸に響くストーリー展開なのは納得しつつも、本質的に、今の時代に合致しているとは言えません。
相手を憎んだり、反発するようなエネルギーなどは、仕返し的な使い方ではなく、より有効な方法で効果的に使うのが、正しい方向性なのではないでしょうか。
憎しみに近い思いは人を幸せにしないから
憎しみに近い思いは、人の心に深く刺さります。
ある人は、傷つき、再起不能になる程、心を病んでしまう人もいます。
一方で、半沢直樹のように、ハングリーな気持ちで立ち向かうという生き方を選ぶ人もいます。
ただ、半沢直樹的な生き方は、普通の人間がやれば、必ずしも幸せな未来を築くことができないのです。
反発・反抗をして、大逆転になるのは、珍しいからこそ、ドラマや小説の土台となりうるのであって、現実社会では簡単に片付かない設定です。
振られた自分も相手に後悔させてやろうと思っていたけど
仕事の事例だと、色々と問題が多いので、恋愛のケースにシチュエーションを変えて考えて見ましょう。
私も、若かりし頃、大好きな女性に熱心にアプローチをし続けたものの、思いが叶わず、振られたことがあります。
いつか、俺を選ばなかったことを後悔させてやる!!
屈折した思いを抱えていた青春時代を思い出しました。
相手を見返してやるために、自分を変えてやるという強い気持ちは、原動力になりました。
でも、その相手は、変わっていく私なんかに興味はありませんでした。
最初から、興味関心も含めて眼中にない存在だったのですから。
もちろん、この経験によって変われた部分については、その女性に感謝する気持ちを持っていますが、当時は、怒りに近い思いを強烈に抱えていたことを覚えています。
結局、相手への倍返しをしてやろうに近い思いは、自分自身のエンジンにはなったものの、相手へ返すことはありませんでした。
つまり、相手から受けた思いを、そのまま相手に返すのではなく、自分の力に変えて、誰かのために使っているという展開。
反発心を自分と誰か、世の中のために約立たせればいいのです。
このパターンは、幼子の頃、手を火傷してしまった、野口英世がいじめられながらも勉強に熱心になり、世界的研究者に成長した話が一番わかりやすい事例です。
屈折したエネルギーを、内に秘めて、本気で頑張れば、別の道が開けるのです。
倍返しをする気持ちがあるならば、他のことに貢献すればいい
自分の主張や正義を訴えて、貶められた自分が反発をして、相手に仕返しをする、見返そうという強い気持ちが共感をえたのが「半沢直樹」という物語です。
確実に、倍返しを達成する姿はスカッとしますし、心のビタミン剤のような影響があります。
ただ、現実社会ではどうかというと、相手に必ず倍返し・仕返しをするというだけでは、良い連鎖は生まれません。
強い反発心を持って、そのエネルギーを何に生かすのか。
第三者である他者への貢献に振り替えることができたら、強い想いの分だけ成功すれば、大いなる感謝を受けます。
「倍返し」をあまり使わずに「感謝と恩返し」のフレーズをドラマの続編で使っていた点は、注目に値します。
つまり、何事も不可逆な存在であって、その縁や運命に意味を見出し、相手に感謝と恩返しをするつもりで、過ごしていく姿の方が、結果として、ハッピーになるという考えを取り込む方が素晴らしい人生になるということだと思います。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。