同じ主張・メッセージを繰り返されるのって好き?嫌い?

サードプレイスをつなぎ、拡げるコネクターを目指している安斎輝夫です。

また、同じ話・ネタでつまらない!誰もが同じような話ばっかりする。あいつは、いつも同じ話しかできない。このように同じ主張・メッセージを繰り返される場面って、よくありますが、あなたは好きですか?嫌いですか?このテーマを掘り下げていきます。

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飽き飽きする気持ち、わかります。だって同じなんだもん!

本やSNS、ブログなどを読んだりしていると、同じ主張・メッセージに出会うことが度々あります。「またか!」「同じだ!」と思うことってありますよね?

さて、この同じ主張・メッセージには大きく2つの種類に分かれるのをご存知ですか?

A.色々な人が繰り返す話。例えば、「早寝早起きは健康にいい」「スピードを大事にしろ」

B.同じ人が何度もする話。いろいろなメディアで同じ話を金太郎飴のように繰り返して、展開もオチもわかってしまうのでスキップするようなもの。

この2つは似通っているようで、実は全然違うものなのです。その点をこのブログで掘り下げていきます。

同じ話・主張・メッセージの繰り返しには2種類あるって知ってた?

人から聞かされる話でいつも同じで、うっとおしいと感じるのは、自己紹介を何度目か聞く場面ではないでしょうか。

当然ながら、自己紹介が毎回、全然違うという人はいないわけで、話す側も、あるワンパターンを伝えるわけで、初めての人がいれば、ゼロから自分を伝えないといけない。

一方で、その相手を知っている側からすると、スキップしたい内容。

同じ話じゃねーかよ!

この同じ話・主張・メッセージというのは、実は、大きく2種類に分けられます。

A.色々な人が繰り返す話

例えば、健康に良い習慣として「早寝早起きをしよう」であるとか、ビジネスの流儀として「スケジュールを確認して納期を守ろう!」などは、身の回りで頻繁に耳にします。

また、本や動画コンテンツ、SNSの投稿などでも、頻繁に触れているはずです。

これって、色々な人が同じことを繰り返すという時点で、特定の団体・集団でなければ、定説や常識、法則と呼ばれるものに該当します。

色々な人が繰り返す時点で、普遍なことなので、その内容を当たり前すぎて、耳に入っても印象に薄くなりがちです。

また、あの話をこの人もしている。

という新鮮さがないため、面白くないと感情が受け止めて理解しています。

ただ、これは、誰もに共通する話なので、自分も該当すると思って、ヒントにするのが良いものが多いと言えます。

B.同じ人が何度もする話

厄介なのが、同じ人が何度もする話の場合です。

自己紹介だけでなく、持論として、いつもどこでも話して、伝える内容。

暗記しているので、本人はスラスラと伝えてきますが、相手も初めてであれば注意を払ってくれますが、繰り返されると、馬耳東風になります。

また、その話かよ!

この件について、先日、キングコングの西野亮廣さんが、わかりやすく教えてくれました。

「同じ話をしていても、初めて聞く人がいるのだから、何度でもします」

という意味合いの内容でした。

つまり、誰もが100%理解している、知っている状態でなければ、しつこいと思われても、何度でも、同じ話を繰り返すのだというやり方。

芸能人のネタなども、飽きられても、同じことを繰り返すスタンスは変えませんよね。

それって、誰にとっても、この話・主張・メッセージは、この人だ!と決めつけられるほど、相手に刷り込んでいるのです。

昭和の酔っ払い親父のように、同じ話を繰り返すのは天才なのか、アホなのか、と考えてみても、そこはブレない自分がいて、いつも、相手に初めて伝えるという思いされば、遮られたり、嫌われない限り、同じ話を繰り返してもいいのです。

再放送のドラマが結末が違っているなんてありえないと思いますよね?

繰り返すことで、実はブラッシュアップされている

丸暗記した話でなければ、実は、同じ話をする人の脳の中では、整理整頓されて、微妙にブラッシュアップされているのに気づいていますか?

繰り返す中で、相手にも刷り込みが深くなり、自分自身も浸透していく感覚があるのです。

実は、この同じ繰り返しは、ルーティンとしてこり固まるイメージがあるでしょうが、ある時、ブレイクスルーすることもあるのです。

繰り返したからこそ、見える景色というのが訪れるまで続ける人と、続かない人の間には雲泥の差が生まれているのです。

何を伝えたい!やりたい!ではなく熱量から始まったサードプレイス・ラボの進化

私は、2017年1月にサードプレイス・ラボという企画をはじめて、毎月イベント(セミナー・講演、ワークショップなど)を開いてきました。

当初は、とにかく何かをやりたいという情熱だけで、やりたい方向性が、明確になっていたわけではありません。

セミナー運営をやりたいのか、講師になりたいのか、コミュニティを作りたいのか、仲間を増やして組織化したいのか。

当時のメモを振り返ると、正直、迷路の中を全力で走ろうともがいている印象しかありません。

ただ、1つ決めていたのは、自分が主役として座長を続けるものではないという点だけです。

ここだけはブレていません。

講演家となって、色々な場所で話をする人気者に憧れる要素はあったものの、自分が長い時間、人を惹きつける話が上手ではないと気が付いたのです。

ですから、3年半を超えたサードプレイス・ラボで、私が主役として、当日を全部リードしたのは第1回と第2回までなのです。

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また、私がテーマを持って、まとまった時間を話したのは、グラレコを描くための短時間の話をお伝えしたものと、静岡県富士市で行ったサードプレイス・ラボだけなのです。

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あくまで、私が伝えてきたのは、「居心地の良い第3の居場所」を得るために、ヒントになる話・テーマに関わる人をゲストにお呼びして、参加者同士が楽しみ、交流できる場でした。

もちろん、一人でも多くの方にメッセージを伝えるために、企画や集客には力を入れたものの、当日は、自分は主催者なのに、裏方という意識を常に持っていました。

ただ、サードプレイスって何?という話だけは確実に、冒頭に話しています。

ここは、ある意味、同じ話をベースでアレンジしている程度なのです。

ただ、初めて参加したり、話を聞く方のために、丁寧にしつつも、何度も聞かされている人のために、コンパクトにまとめようという意識で望んでいます。

結果として、少しずつ、私の伝えたい内容に近いテーマや話があると、思い出してもらえたり、連絡をもらえることがあり、本当に嬉しいのです。

やっと、サードプレイスの人が安斎輝夫だと理解されてつつあると感じます。

しつこいぐらいでちょうどいい!何度でも触れて、自分のものにしてしまえ!

しつこいまでに同じ話・主張・メッセージを繰り返すことに躊躇しては、相手に刺さりません。

伝える側ならば、飽きることなく、続けていくしかありません。

聞き手も飽きていて、話を半分しか聞いてないとしても、繰り返しによって刷り込まれていきます。

結局、大切なことならば、しつこいぐらいでちょうどいいのです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。