【映画】「太陽の子」(2021年公開)日本でも原子核爆弾の研究開発をしていたなんて

文部科学省選定の映画って、安心感があるけど、面白みはないのかもしれない作品と考えて、ほぼ間違いない。究極のエンターテイメントとして人気が出ることを求めていないのだろうから、当然でです。

「映画 太陽の子」 という作品を見つけたのは、偶然、アマゾンプライムでおすすめ作品に表示されて、ポチッとしたに過ぎません。

実際に見たら、日本の原爆研究と若者の生き方と時代を感じて、引き寄せられて最後まで見てしまいました。

参考サイト

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柳楽優弥×有村架純×三浦春馬 の演技が光る作品

映画は、主演・助演を含めた役者さんたちの顔ぶれ、演技の影響力が大前提です。

「映画 太陽の子」は、テーマとしては暗くなるだけで終わりそうな作品を、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の3人の実力ある面々が、落ち着いて、心をこめて演じているのが伝わる作品でした。

派手さはないものの、登場人物の丁寧な人柄・キャラクターを描きつつ、太平洋戦争末期の日本を悲壮感だけでなく、描いています。

科学者は人や社会を幸せにできるのか、不幸にしてしまうのか

科学は、素晴らしい未来を作り出すもの、という認識の中で、原子力を使って爆弾を作ってしまう20世紀半ばのエピソードは、重いものがあります。

科学としてできうることを全力で実行した結果、大量の殺戮兵器を生み出して、実際に、広島、長崎で使われてしまった、原子力爆弾。

この武器に登用できる技術を成功すれば、戦争に勝てるという発想はわからなくもないものの、どの程度、大きな問題が生じるのかまでは、想定できていたとは言えないと思います。

当時、物資がない日本で原爆を開発しようとするなんて無謀

現在も、資源のない国、日本という状態は変わりませんが、当時、物資がない中で、原爆を開発しようとしていた組織、科学者がいたというのは驚きです。

頭脳を駆使して、新技術に向かう姿には、惹きつけられるものの、映画の中で、広島に原爆を落とされてから、その威力の恐ろしさを見に染みる様子。

そもそも、実験をするためにウランなどが確保できない状態で、チャレンジしようとしたのは無謀以外の何者でもありません。

起死回生を狙って、戦艦大和を作ったように、この1点の技術で形勢を逆転したかったのはわかりますが、無謀としか言えません。

開発メンバーの葛藤のシーンに、何が大事なのか、どうなるのかをぶつかり合う姿には、科学者としての前に、人間としての苦悩があったのが伺えます。

原子力は発電の道に向かったものの

戦後、武力を持たないという方向に舵を切って、平和な社会を目指した日本。

原子力の技術は、エネルギー不足を補うために、原子力発電という形で、社会に貢献していきます。

その結果、東日本大震災で受けたダメージの大きさに、改めて、原子力をコントロールしようと考えることの難しさを実感したのは、誰にとっても共通認識です。

絶対に安全で問題ないテクノロジーなんて物は存在しないのかもしれませんが、原子爆弾を生み出して、今は、核兵器としう状態で世界を終わらせてしまうほどの存在になってしまったのは、この映画の背景にある、原子力を研究する科学者の努力にあったというのは忘れてはいけないでしょう。

厳しい現実を語らせるのは、実直に演じる役者たちの言葉・所作にある

「映画 太陽の子」は、柳楽優弥の演技が、真面目に真っ直ぐな科学者・研究者として生きる存在として光り、彼の代わりに、戦地に赴いて命を落とす、三浦春馬の無骨な生き方をせざるえなかった、兄弟の姿。

そして、その狭間で、当時の女性として何ができるのか、できなかったのかを、抑えながら見せている、有村架純の演技。

時代背景とテーマが重くなりがちな内容なのに、鑑賞する側をエンディングまで突き合わせる力は、彼らを軸とした役者陣、そして、小道具的な、食事の話などが丁寧に描かれていることで、リアルな光景として、目に焼き付けることができました。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。