ダイエットへの道(4)手帳に残されたダイエット作戦メモ 続編

1993年 ダイエット作戦メモ その2

1993年3月22日(月)

体重:96kg 

B:110 

W:100 

H:110

これが当時の手帳の数値データの始まりになっています。

どの値も、キングサイズ過ぎます。相撲部屋に入門した若者的なサイズ感です。

ダイエットへの道(3)手帳に残されたダイエット作戦メモの続編を書いていきます。18−19歳の私自身が、当時、どんな生活をして、何が太っている原因かを考えていたことがわかるメモです。

作戦9 外食(なし!80kg台にのるまで)
ラーメン屋<蕎麦屋を忘れるな!
弁当よりもおにぎり。牛丼は並+卵まで。

18−9歳の私は、当然、手元にお金がたくさんあるわけではないので、外食先もチープなところになるのは仕方ない。
今の自分なら、おにぎりよりも弁当。おかずを考えて買え!場合によっては残せ!と書くだろう。食事のバランスの知識レベルが違いすぎる。当然、低GI値なんて知らないわけで、見た目の印象を優先的に考えているのは仕方ない。

作戦10 おかし
太る原因の最右翼だ!!全く食べるなとは言いきれないが、ポテトチップスなどは、2−3回に分けたり、チョコレートなどの甘いものも同じ。

この内容を読むだけで、自分が当時、お菓子を食べており、それも1人でポテチの袋を空けてしまうほどだったというのが伺える。本質的に太る原因というのは理解しているが、完全に離脱しようというような強い意志はなかったのだろうか。
つまり、お菓子は食べなくても、人間は生きていけるという事実を冷静に考えれば済む話です。

作戦11 水分
低脂肪乳を1日1ℓ未満。ウーロン茶(温)、紅茶、お茶(砂糖、ミルクなしのブラックを多くすること)、100%ジュース、炭酸類は控えること。飲みたかったら110円の量が少ないものにしろ!缶ジュース、缶コーヒーには手を出すな!水分の取り過ぎも太る下人。うがい等を増やすこと。味の濃いものをあまり食べないこと。

当時も私はたくさんの牛乳を飲んでいたことがわかる内容です。小さい頃、目が悪かった私は、眼科で乳製品を取れば目が良くなるという話をされて、長らく実践しつづけました。おそらく、眼科医は、ここまで大量に牛乳を飲むとは思っていなかったに違いありません。

飲み物は明らかに糖質を意識しているのが伺えます。ただ、こう書かないと無意識に、甘いもの、炭酸類を飲んでしまう若者だったいう証拠でもあります。

作戦12 ビタミン剤?
まずいらないが営業が偏ってしまいすぎたら・・・?

多少、栄養学を意識しているようだが、深い意図はない。ビタミン剤が万能だとは思っていなかったし、それらを購入するお金も手元にはなかった。なんとなく、というレベルで手帳にメモしたに違いない。

作戦13 トースト
厚切りで2枚

なんという言葉を見かけてしまったのだろう。厚切りトースト2枚を食べることを確としたら、当時、トーストはどれだけの量を食べていたのか、思い出せなくなる。今なら、6−8枚切りを1枚食べる程度なのに・・・。糖質制限食信仰者からは、怒鳴られそうな内容を書いていました。

作戦14 食欲が抑えられなくなったら?(2)
歌でも歌い、散歩でもし、サイクリングに出かけ、本を読み、暗記モノに、などして注意を別の方向に。

当時からダイエットを続けることにはストレスを感じていたのは間違いない。結果として、ストレスのはけ口として食べていたのだろう。とにかく、目先のストレスの矛先を変えるという作戦で必死になっていた様子。どれぐらい効果があったのだろうか。疑問のままです。

作戦15 もち ×75kgになるまで食べない!
3−4個で我慢。ゆっくり噛んで「満腹です!」と言おう。

当時、我が家には常時、親戚から頂いていたので、「おもち」がたくさんあったような記憶がある。それを3−4個で抑えているという感覚にビックリする。日頃、どれだけの量のもちを食べていたのかは、記憶に頼らざる得ないが、おそらく、5個以上を食べていたからこそ、この目標を書いているのだと思います。

作戦16以降も続きますが、また機会を改めて掘り下げます。

いずれにせよ、18歳の私は、一般的な成年男子よりも旺盛な食欲を持ち、太っていたことは証明されました。

1つ1つの作戦が正しい、正しくない。科学的、非科学的という二軸で考えると単純かされますが、大事なポイントは別にあります。

若者であった私が、自分の生活習慣(食習慣、運動習慣など)について、赤裸々に自己分析をしているという事実です。

誰に求められたのでもなく、自分自身で、自分を変えたくてやっていたことは間違いではないと、24年後の私の背中を押してくれています。

潜在意識に、この手帳の有用性があったからこそ、引っ越しを繰り返しても捨てずに手元に保管されていたのでしょう。過去の自分が、未来の私へのメッセージを託したような気がしてなりません。

また、この手帳が必要になる時がきっとくる。(来て欲しくないけど)
だから、絶対に、忘れないで、捨てないで欲しい。

その思いを、今、噛み締めています。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。