人は変わるのか、変われないのか、という分岐点はどこにある?
人が変わるのは簡単なのでしょうか。それとも、なかなか変われない存在なのでしょうか。
この疑問は、自分自身について思案していると、必ず、誰もが感じているようなイメージがあります。いかがでしょうか。
人は、意識を変え、行動を変え、習慣を変えていけば、確実に人生が変化すると言われています。
ただ、意識まではたどり着いても、結局、行動に移すことが難しいと躊躇してしまうために、習慣にもならず、当然、人生に変化が起きないという結論に至り、諦めてしまうという方は多いように見受けられます。
当然、私も、長い間、意識は変えても、行動に移すのに時間がかかり、先に進めずに、イライラしたり、妥協をして諦めるという日々でした。今も、その側面は残っています。
しかし、何をやろう!自分の夢はこれだ!と決めてしまえば、その為にやるべきスモールアクションは見えてきます。その際、第一歩目をとにかく踏み出してみるという勇気や勢いが必要です。
この部分が、分岐点として、大変なハードルになっていると感じます。
スモールアクションであっても、失敗は怖いし、お金をかける必要があったり、時間が取られたり、という後ろ向きなネガティブ発想が浮かぶと、どうしても、その場で足踏みをするか、ためらってしまうものです。
人が変わるというのは、革命的な大変なことなのかもしれないと考えていたところ、インパクトのあるタイトルの本を見つけました。
『「自分を変える」には2週間しかいらない』 ニューヨーク的思考レッスン エリカ
さすがに2週間で自分を変えるっていうのは、無理があるのではなかろうかと、眉唾な印象のタイトルに、引き気味な姿勢で読み始めました。
「思考」ひとつで人生は180度変わる——-。
ニューヨークを拠点に活躍されているという女性起業家のエリカさんは、きっぱりと言いきっています。
2週間、14日間の思考レッスンという切り口で章立てを分けています。
「感情を大切に扱う」
「愛される女になる」
「心地よい人間関係をつくる」
「現実を直視する」
「笑顔で過ごす」
「思い込みを外す」
「自分にとっての価値を知る」
「退屈な毎日から脱する」
「お手本を自分に取り込む」
「親切に徹する」
「“好き”を意識する」
「自分にご褒美を与える」
「自分を知る」
「“私は私”でいられる」
1つ1つは、自分を変えるのには、もっともだと思いました。どれも、女性が女性に対して伝えようというメッセージを強くうけるので、男性からすると右脳的とも思える感覚的な印象は否めませんでした。
私が、参考にしようと考えた思考レッスンは「笑顔で過ごす」「退屈な毎日から脱する」「お手本を自分に取り込む」の3件です。
「笑顔で過ごす」というのは、当然、人生をより良く変えるには必要なことなので、無意識にニコニコできる自分でありたいと考えています。(笑顔ネタは、別途、このブログの記事に展開する予定です。)
「退屈な毎日から脱する」というのも、ビジネスパーソンを普通にしていたら、昨日も、今日も、明日も、基本的に大きくは変わらずに、淡々と同じことを繰り返すというスタイルが多いのではないでしょうか。同じような生活習慣を繰り返すだけというマンネリは退屈感を生みます。そこを乗り越えるには、毎日にちょっと「新鮮さ」をプラスするだけで良いとエリカさんはアドバイスしてくれています。
この些細な「新鮮さ」を私の場合は、「工夫」という表現を使っています。ちょっと考えて、少しだけ変化を付けることは、目の前のことに対して、真剣に深く考えなければ出てくる知恵やアイデアではありません。退屈なことに不満を述べるのではなく、自ら何かを変えてみるということに、チャレンジしていくことが必要なのです。
「お手本を自分に取り込む」については、エリカさん自身が日本人の特徴を捉えているのが見事でした。どうしても、コピーをしてしまい、オリジナルな要素を持てない日本人の傾向は、誰にでもあります。お手本をして、自分用にカスタマイズして取り込むことができなければ、いつまでも、本質的な変化は生まれてきません。
2週間あれば、人は変わるのであれば、誰だって変化を短期間で実感できるのは間違いなく、その変化を楽しめれば、人生は彩りに富む素敵なものになるだろうと私は考えました。
<自分を変える本>
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
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