『死なないノウハウ』で、生きるために必要だけど、よく知られていない情報のヒントを得よう!

正社員で終身雇用が保証された時代が終わり、単身世帯で暮らして、非正規雇用でギリギリの生活をしている人もいる国になって久しい日本。

油断すると、リカバリーができないところまで奈落の底に落とされてしまうような印象があるのですが、セーフティネットをしっかりと理解していれば対策は打てるという事実を知れたのが『死なないノウハウ』(雨宮処凛・著)です。

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あなたは、社会保障を知っているか、困った時の相談先を知っているか

社会保障の制度をどこまで正しく知っているでしょうか。

困った時にどこに問い合わせれば的確な対応をしてもらえるのかを自信を持って問題なしと答えられる人なんて少ないはず。

結局、無知であったり、情報ルートや対策を知らないことで、闇雲な不安を抱えているのかも知れないし、困った状態から抜けさせない人は意外と多いと耳にします。

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お金がないと困るし、生活が突如困る問題に対処できないと大変だ

貧困問題に対して活動し、作家としても実績を残してきた、雨宮処凛さんは私と同世代です。

独り身で生きている彼女は、現在の生活も去ることながら、将来への不安を抱えて生きていることが伝わる内容から、『死なないノウハウ』はスタートします。

バブル崩壊後を生きてきた世代は、正社員になれずにフリーターで過ごし、当然ながら、厚生年金は納めていないので、老後に受け取れる年金も少ない。

健康に何歳まで生きられるのか、普通に暮らせるのか不安。

亡くなった後で、お墓や骨はどうしよう、などと不安が頭をよぎるもの。

本を読んでいくと、これらの不安や心配を埋めてくれる制度や仕組みについて、わかりやすく解説をしてくれています。

100%の安心とは言えないまでも、知らなかった情報が盛りだくさんで、読めば読むほど、誰かに教えてあげたくなる内容が続く本でした。

基本的な考え方が、四人家族モデルで考えがちなのは時代に合わない

現在の日本は、昔のように四人家族モデルで何かを描くと、ミスマッチにつながります。

単身世帯が増えているので、何かがあったときに、身近で支えてくれる家族やパートナーがいないと、何かが起こった時に、全て一人で対処しなければならない。

その際に、何を頼り、どのような制度、仕組みを活用できるのかって、誰もがよく知らないもの。

会社や、地方自治体・国、NPOなどを頼るとしても、何を用意して、どうすればいいのかわからない。

ここを解消できるコンシェルジュ本として、『死なないノウハウ』は役に立ちます。

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お金がなくて、健康を害したら、家も失う恐怖と戦うことになる

あなたの周りで、お金を失い、健康を害して、家まで失った人はいないでしょうか。

実は、私の知り合いで、現在、音信不通になっている方は、まさに、このカテゴリーです。

独立起業して活躍していたものの、自らの健康を害してしまい、収入もストップして、貯金などの資産も大きく失い、最終的には家族と暮らしていた家まで手放したのです。

その後、連絡が取れないので現状はわからないのですが、何らかの方法で生き残っていてほしいと願っています。

彼が、とてつもない恐怖、不安と戦っていたのだけは覚えています。

安易に死なない道があると知れるだけで安心できる

突然襲われる大きな問題に触れたときに、仕事、健康、お金などを失ったから、全てが終わるのではなく、具体的な策があれば、救われる道があるのです。

簡単に絶望して、死を選択するのではなく、正しい情報、助けを求めるルートへアプローチすることができます。

この本を読めば、将来に向けて抱く不安を少しでも減らせるはずです。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。