若者に仕事との向き合い方を考えるヒントを与えてくれる一冊!

大手企業の社会人デビュー組に最適な本を、たまたま手に取って読んでしまった。

元ソニーの社長、平井一夫さんの『仕事を人生の目的にするな』を手に取ったのは、偶然の産物に過ぎない。

今の時代の若者に届くのか、考えながら読み進めてみました。

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成功者の自慢ではないが、教訓が語られている

ソニーというビックカンパニーの中で、自分を磨き上げて、社長まで登り詰めたサクセスストーリーとなると、大半の人にとって再現性がないから、ただの自伝になってしまう。

その点、平井さんは、自分の経験を客観視して、その中から、若者が取り組むべきビジネスパーソンとしてのヒントは語ってくれている。

参考にできるすか、時代にマッチしているのかは別問題ですが。

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好きな業界に就職するにしてもいろんな職種がある!

音楽や自動車に興味があった、平井さんは、CBS・ソニーに就職して、外国企業との契約法務の実務家として経験を積み上げ、大きな企業グループの中で、希少性を発揮して、チャンスを掴み、社長に就任している。

そんな彼が、CBS・ソニーを選んだのは、音楽業界に関わって働きたいという志望動機が起点になると語っています。

ただ、ミュージシャンとしての才能はないと自覚したからこそ、自分の英語力を活かせる仕事について、着実にステップアップしてきたからこそ、好きな業界で、いろんな職種があるからチャンスを掴めという前提の話になります。

確かに、どんな会社にも、営業部門、管理部門などはあるわけで、業界横断的に自分の力を活かせる職種を見つければ、存在価値は発揮できるという理屈はごもっともだと感じました。

職種軸ならば、ジョブディスクリプション(JD)の世界になるのだけれど

そうは言っても、私として違和感を感じたのは、職種軸で自分の能力を発揮するならば、今の時代、ジョブディスクリプション(JD)で評価される環境に身を置き、自分を高めるためには、異業種の同職種に転職していくような流れがスタンダードになっている世界もあります。

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その道を平井さんが選択していたら、今頃は、ソニーの社長を経験することなく、外国企業との契約法務のスペシャリストとして、他の会社で実績を積んでいたはずなのです。

つまり、好きな業界で、自分の能力の活かせる職種で働いていくとしたら、どこかで天井を迎えて、他の職種にジョブチェンジをするか、他の会社に転職するしか道はないのです。

ジョブチェンジは、まさに、リスキリングの世界ですから、また、ゼロから自分の専門性を高めるために、学んで経験を積み上げるのに時間がかかります。

若者ビジネスマンには浸透するかもしれないけど、シニアなビジネスマンには、届かないメッセージのように思えました。

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仕事は人生の目的にしちゃいけないことは若者は知ってる時代じゃないのか

仕事を人生の目的にしちゃいけないというタイトルの通り、その強いを若者に伝えようと必死なのですが、正直言って、今の若者は、人生の目的を仕事にしたいなんていうのは、一部のスタートアップを立ち上げるような人材に限られています。

若者は、好きなことと働くことは別と割り切っているので、今回のテーマは、前時代的というか、少し古いメッセージとして受け止めました。

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お金も、会社も、出世も、当然、人生の目的じゃないってことに気づかない人ほど、実は、盲目的に苦労している姿しか浮かびません。

楽しく、好きなことに没頭できるために、働くというのが自然体なのであり、それを周囲の人生の先輩が認めてあげることのほうが大切なのではないでしょうか。

仕事との向き合い方をどうしていくかは個人で選択するしかない

一方で、仕事に、会社に、全力投球する生き方を否定するつもりもありません。

結局のところ、仕事との向き合い方、お金との付き合い方、どういう選択をすればいいのか、自分に最適なものを確認して、進めるかどうか、という時代です。

大事なのは、それらを知るために、ベースとなる知識や情報が正しくインプットされているかどうかで、偏ったり、間違った情報が土台になっているならば、軌道修正を促すことが必要と捉えたいものです。

個人の選択は否定しません。

その代わり、そこから導き出せれる結果は、自己の責任として受け止めるしかないのです。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。