「過労死」問題とサードプレイス 〜あなたを応援します〜

頑張りすぎることが自分への負担になっていないのか?

「無理してない?大丈夫?」

私は表情や態度に出やすい、分かりやすい人間(本人はポーカーフェイスのつもり)らしく、周りから心配されることが、度々あります。

仕事であっても、プライベートであっても、当然、疲れがたまったり、トラブルを抱えることはあります。

瞬間的には、つらく、しんどい気持ちはありますが、最後は、何とか解決する道を見つけています。(放置や無視、忘却などいろんな方法はありますが)

サードプレイス活動全般についても、尋ねられることが増えました。

そんなに動き回ったりしていて大丈夫なのか、と。

一方で、まだまだ、お前の動きは遅いし、少ないと叱咤激励をしてくれる先輩もいらっしゃいます。

気にかけてもらえていることに、まず感謝したい気持ちしかありません。

私の場合、究極、どうしようもなくなれば、己を無にするつもりで、寝てしまいます。

眠れないという悩みを抱えない人間なので、眠ることで、ひとまず解放されているのです。

最近、過労死に関するニュースや情報を得ながら、なぜ、そこまで頑張ってしまったのだろうということを考えてみました。

責任感やプレッシャーなど性格でやってしまうという人たちは、弱音を吐かずにどこまでも実直に頑張り、気がつくと、所定労働時間(就業規則で定められた勤務時間)の倍以上の労働時間で疲弊していく。

結果として、心や身体を痛めて、死に追いやられている。

ここで大事なのは、周りの方々、職場であれば同僚であったり、家族が慮っていたのか、大変な本人への気くばり、今年の言葉でいえば「忖度(そんたく)」していたのかどうか、が課題なのではないでしょうか。

本人は追い込まれて、どこまでもやり続けていた。

深夜も、土日もなく、頑張り続けた。食事も睡眠も削りながら、没頭する姿。

一方で、冷静に考えると個人業主、経営者では同様なスタイルで、年間365日働き続けている人もいます。

彼らは、ハードなのに、プレッシャーも厳しくても、逃げ出さずに、死んでもいない。

身体や心がタフという問題とは少し軸足が違うと思いませんか。

私は、その仕事を楽しめているのか、という点の違いだと思うのです。

個人の責任で、全力で頑張る方々は、嫌なことも大変なことがあっても、隙間にある、楽しさや喜びを感じている存在なのでしょう。(もちろん、倒産や廃業、借金などを背負って、非常に苦しむ方がいるのは知っていますが、あえて、今回は省略します)

一方、雇われの身として、上司や組織から与えられた過重なワークを辛抱している人は、どこまで、その仕事を楽しめているのでしょう。

本来は、やりたくないことを際限なく、やらされ感たっぷりで取り組んでいるようなイメージがあります。

手抜きをするような性格でもなく、ひたすら乞われるまでに、壊れるまで頑張り抜く。

せめて、その悲痛な思いを、途中で誰かに気づいてもらえていたら、誰かがストップをかけていたら、そこまでいかなかったはずなのに。

だって、個人の責任だけでやっていない立場ならば、自分以外の誰かに、その仕事を任せるという方法はいくらだってあります。

「できません。無理です」

「今日はプライベートの予定があります」

「そのスケジュールや予算では実施できません」

これらの言葉を言えるかどうかが、実は、過労死を防いだり、うつ病を抑止したり、他人に迷惑をかけない上での必須条件な気がしてきました。

そんなこと簡単に言えたら苦労はない。その通りです。

であれば、アプローチを変えてみましょう。

私の場合、サードプレイスな人になる、自分が体現者になって伝えると決めていれば、多少のハードな毎日は乗り切れます。だって、私自身がやると決断したのであって、誰かに指示や命令をされたことではないからです。

どうやって、時間を生み出すのか

私は、デットラインを意識しています。無限なゴールの為に働いたり、家族サービスをすることは避けています。(もちろん、仕事も家庭も、自分で出来うる限り、能力なり愛情は注いでいます!)

そして、1日の中の隙間時間を意図的につくり出すことから、始めました。

1回5分からスタートさせました。

是非、追い込まれて苦しい状況にいる方は、自分にとってのサードプレイス的なことに取り組める時間を、1日5分で良いので取り戻しましょう。

5行日記を書いたり、花に話しかけても、奇想天外な空想など、何でも構いません。

そのうち、自分にとってのサードプレイスが一人で成し遂げられないとわかったタイミングで、師を探したり、仲間を見つけたり、加わることで、新しい変化が生まれます。

その時間を作れないとしたら、何か余計なものを減らすしかありません。1日の中で無駄なことを辞めてしまいましょう。すると、5分なんて、すぐ手に入れられます。

その上で、5分に夢中になり、30分に、1時間にと増えていくと、今のライフスタイルを見直さざるを得ません。

大事なのは、目の前の「今」に集中することです。余計なことは意識から捨てましょう。

すると、過労死やストレスからくる鬱を回避できる可能性が高まると、私は考えます。

当然ながら、自分のために使う時間、サードプレイスライフをエンジョイする為には、仕事の生産性も家事の効率性も、自ら工夫するようになります。

自分で抱え込まずに、人に任せたり、余計な雑務は捨ててしまいます。

その踏ん切りが生まれてくると、人生のリズム、タイムスケジュールが変わります。

そこが、自分を守り、イキイキ、ワクワクさせる、パラダイムシフトなのだと思います。

まず、苦しい思いをしているならば、誰かに胸の内を伝えてください。

次に、自分の時間を好きなことに使ってみてください。

そこに仲間を見つけましょう。もし、誰もいないならば、私に言ってください。

私は、あなたを理解しようと努めて、全力で応援していきますから。(犯罪行為や常識外なことはNGです)

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。