【レビュー】『退屈すれば脳はひらめく―7つのステップでスマホを手放す』マヌーシュ・ゾモロディ

退屈を味わうのは、人生を楽しむには必要なこと!

スピード重視で、マルチタスクでガツガツとこなしていくイメージは、今の時代のできる人の象徴な印象があります。

でも、本当に、その素晴らしいイメージ通り生きることができたら、人は自分の人生をエンジョイできているのでしょうか。

このスピードに追われる感覚は、情報量が増えたことと、あるアクションに起因しています。パソコンよりも、タブレット。タブレットよりもスマホ。

私たちは、スマホに触れる、利用する時間が、どんどん増えている。

携帯電話(ガラケー)時代は、役割は電話とメール程度から始まりました。インターネットに繋がる環境が整ってからは、携帯サイト、ゲームと広がり、利用時間が増えました。スマホになってからは、SNS、各アプリを使うと、中毒症状のような方が周りにも増えました。

私も一時的に、手から離せない時期があったのですが、現在は、少しずつ利用頻度と時間を減らすようにしています。

退屈すれば脳はひらめく―7つのステップでスマホを手放す』マヌーシュ・ゾモロディ

この本の中で、マヌーシュ・ゾモロディは、7つのレッスンを提示しています。

レッスン1:自分を観察する

自分のデジタル機器(主にスマホ)の利用状況を確認してみる。驚くほど、時間を使っている現実に気がつきます。街の中で周りを見渡すと、スマホの画面を集中している人をたくさん見かけます。最初の頃は、違和感があったのに、いつのまにか、日常な光景になっています。私自身も同じ種族だったと言えます。

レッスン2:移動中はスマホをしまおう

電車に乗るなどの移動時間中は、確実に、隙間時間。このタイミングで、必要度は度外視して、スマホをいじっている方が多い。私も通勤時間を中心にスマホを触れています。
もし、スマホをしまうとしたら、カバンの奥底に置いたか、家に置いてきた証拠だと思います。

レッスン3:まる一日写真を撮らない

インスタを頻繁に使わないものの、食べるもの、風景、友人との写真、何でもスマホでパシャリと取ってしまう。昔ならば、写真撮影は特別なアクションだったから、毎日、利用するということはプロのカメラマン以外は発生しなかったのは明らか。

レッスン4:例のアプリを削除する

使うと便利なアプリたち。常習のようになると、ライフログ的なものを中心に欠かせないと感じてしまう。もし、削除してしまっても、困らないのに。私は、習慣アプリなるものを、今は利用を辞めました。アプリに励まされるよりも、拘束されているような感覚が嫌いになったので。機種変更したタイミングで使い過ぎているアプリと、使わないアプリを捨てていくことで、スマホに振り回されなくなるのは理解できます。

レッスン5:フェイクケイション(偽休暇)をとる

偽休暇という言葉が独特な言い回し。ただ、意図して、退屈になるためにオフを取るという意識をしないと、私たちは、日々のよくわからない忙しさに振り回されている。日々の中でも、短時間であっても偽休憩が取れたら、楽になるはず。(単なるサボリではない)

レッスン6:いつもと違うものを観察する

レッスン7:プログラムメニューまとめ

退屈って良くないこと、忙しく動き回ることがイキイキした人生の姿。いつの間にやら、スマホの都合で、時間を奪われ、心を失い、疲れてきたのでしょう。

退屈を楽しめる余裕を持つ生き方。メリハリを持てるライフを持とうと意識すると、スマホの利用時間を減らすことはできると語られています。

スティーブ・ジョブズが自分の子供に、スマホなどをあまり使わせなかったということは有名な話ですが、デジタル機器、主にスマホ中心で人生を送るのは良くないのです。誰が主役なのか考えてみれば、自ずと答えは見えてきます。

これから、IoTが進むと、私たちの周りのあらゆるものがスマホのように、日常に浸食してくるかもしれません。だからこそ、退屈を得て、自分の脳を活用させて、ひらめきを得ることが求められてくるのは間違いないと思いました。

<退屈に関する本>

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。