第3のリーダーシップ論『求心力』を読みながら平尾誠二氏を思い出す

ミスター・ラグビー 故:平尾誠二氏が語る「求心力」

2019年に日本でラグビーW杯が開催されます。

前大会で躍進を遂げた時点の盛り上がりは、落ち着いている印象があります。

やはり、五郎丸以降のスター選手が、具体的に見えてこないのが要因かもしれません。

日本には、かつて、ミスター・ラグビーと言われた人物がいました。

伏見工業、同志社大学、神戸製鋼で活躍をし、日本代表キャプテン、監督も担った平尾誠二氏です。2016年10月20日、53歳の若さで胆管細胞癌でなくなってしまったスーパースター。

なくなる前年2015年2月に『求心力 (PHP新書)』という本を出版しています。

ラグビー論ではなく、マネージメント論として語る姿は、彼が、プレイヤー以外の側面でも優秀であり、ビジネスマンであったことがわかる内容でした。

多様性は認めつつも、共通の理想や目標に向けて個々が主体性を持って取り組めるよう、組織を一元化する力 ーーー それを「求心力」を呼ぶのだと私は思う。

ラクビーというスポーツは、楕円形のボールを体格も、能力も異なる選手が一緒になり戦う。まして、外国人選手も一定のルールの中でナショナルチームに加えられるという体制からも、多様性がなくては成立できない側面があります。

その多様性の中でも、共通の理想や目標に向けて、個々人が主体性を持てるように、組織を一元化するという表現をさらりと書いているが、実際は相当難しい。

主体性に依存すればバラバラになるし、共感できない理想や目標を掲げても組織はまとまらないもの。それをまとめあげる求心力がチームには必要だと言いきれるのは、平尾誠二氏だからこそ、語れる言葉だと感じます。
プロ化されるまえの社会人チーム時代を戦い抜き、栄光がありながらも世界の舞台では勝てなかった男。クレバーでありながら、熱い人物だったのは間違いありません。

別に仕事に関係したことでなくてもかまわない。趣味だって、社会活動だって、何でもいい。組織の外部で名前を知られたり、存在感を認められたりすれば、自信や余裕が生まれ、組織内での立場や肩書きなどそれほど意識しなくてもすむようになるし、同じ組織内の人間の見る目も変わってくる。興味を抱いて、向こうから歩み寄ってきてくれる。求心力が生まれるのである。
この1冊の中で、私を励ましてくれた文章です。求心力というのか、影響力というのか、表現は人によると思いますが、この組織に縛られない個の力を磨くことの必要性。

組織は大事だけれども、組織が個を犠牲にする時代ではありません。


世の中に知られる求心力がある存在の人たちを見ていて、自分も近づきたい、追いつきたいと思っている、私には強く響きました。


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求心力があればと考えている人、「スクールウォーズ」の世界を懐かしく感じる世代の方には、是非、読んで欲しい一冊です。

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