理想と現実の間にはギャップがある
誰もが日々、感じていることです。
「こんなに頑張っているのに、結果が出ない!」
自分自身にイライラしたり、不満がたまり、最後には諦めて挫折してしまう。
では、成功者たちは、失敗しないコツを身につけているとしたら、私のような普通のサラリーマンと何が違うのでしょうか。
昨日、プロブロガーの立花岳志さんの習慣力のセミナーに参加してきました。習慣力を身につける為の気付きがたくさんあり、グループワークも含めて大変楽しい時間を過ごすことが出来ました。
(セミナー参加レポートは改めて、ブログにアップします)
そのセミナーの中で、私が、自分の脳にビリビリと痺れるように、納得した理論(努力と成果の成長曲線)の話がありました。
成果はその努力と比例して上がるものではなく、しばらくの間低空飛行を続け、ある時に急上昇する、ということを示しています。
私たちは、努力がすぐに実力や結果に結びつき、比例直線を描くと考えがちです。
成功者やレベルが高い人たちは、この実際の成長の曲線カーブを理解しているから、焦らずに、コツコツと続けて、思い描くゴールにたどり着いているのです。
たとえば、先日、私がこのブログにも書いた、娘の逆上がりの練習を例に挙げてみます。
幼稚園の体操のなかで、小さな鉄棒を練習しています。
周りの子どもたちは、前周りを覚えて、逆上がりもできるようになりました。
娘は、なかなか出来ません。先生の助けを得て、ようやく回る程度でした。
帰宅後、公園に行き、私を伴って、練習をしていました。
何回もチャレンジしても、上手くいきません。
何度も、何度も試みて、そのうち、疲れて諦めてしまいます。
娘の頭の中には、周りの子の姿を見て、逆上がりをできる自分のイメージ。
期待感は高まっているにも関わらず、実際には、できない。
すねたり、いじけることなく、毎日のように練習を続けていました。
ブログに書いた翌日、幼稚園の体操で、クラス対抗の逆上がり競争がありました。
クラスの中で何人が逆上がりができるのか、を競うという企画。
本人も必死ですが、周りの友達も必死です。
本人も、かなり気合いが入っていたようですが、周りからの応援の声がいつも以上に大きかったようです。
足が上がり、クルッと鉄棒に体が絡んで、初めて逆上がりが成功できました。
本人も驚き、周りも歓声が上がったと聞きました。
このエピソードから、努力と成果の成長曲線のカーブの話を考えてみます。
なかなか、逆上がりが成功できない自分の姿を理解しつつ、諦めずに、コツコツと続けてきた娘。
もちろん、親としても、頑張っている本人を励まし、思いつく、アドバイスや練習に付き合ってきました。
成功する前日は、動きがバラバラすぎて、親である私が、正直、諦めかけていました。
本人も涼しい顔をしながらも、本音としては悔しい様子でした。
おそらく、この曲線の急上昇する時期が来る直前が本当に苦しいのです。
頑張っても頑張っても成果が出ない、と感じているからでしょう。
自分の理想と、実力・成果との差(緑の線)が最も大きくなるのが、急上昇の直前なのです。
諦めてはいけないのです!
この苦しい時期に、人は、大きな壁を感じています。
私の世代には、有名なマンガに「スラムダンク」があります。
第69話「wish」の、安西先生の名言は、あまりにも有名です。
中学生の神奈川県大会決勝で、残り数秒で逆転シュートを決めてMVP選手に選ばれた三井寿。
彼は県の最優秀選手に選ばれたにも関わらず、弱小バスケットボール部がある湘北高校に入学します。
その理由は県大会決勝で勝利を諦めかけたとき、湘北高校バスケットボール部顧問の安西先生に、「あきらめたら試合終了だよ」と言われたからです。
この言葉に救われ、三井寿は逆転シュートを決め、県大会優勝を果たします。
そのことが切っ掛けで、安西先生の下でバスケがしたいと決意し、弱小高校である湘北高校へ入学する、というストーリーです。
ここにも、成長曲線のグラフがヒットしています。
つらい!負けてしまうかもしれない!諦めてしまいそうだ。
そのギリギリのタイミングで、もう一度、チャレンジする。
諦めないで続ける。
誰もが苦手とする継続する力。
成長曲線のカーブをイメージしながら、踏ん張り続けて、成功をイメージすること。
急カーブがもうすぐ始まるんだ、とワクワクしながら頑張ることができれば、目の前の苦しい状況を受け止めて、挑戦することができるはずです。
おそらく、あなたも、経験として、この曲線を理解しているのです。
ただ、理想と現実のギャップを感じて、ストレスになってしまうことが大いにあるはずです。
本人も周りの同僚、上司も、直線をイメージしていると悲劇です。
是非、頑張っている本人の急カーブの上昇を応援してあげましょう。
最後の厳しい壁を登りきるという辛い瞬間に、背中を押してあげられる人は、感謝されるサポーターだと思います。
また、私自身の新しい習慣を身につける為のチャレンジも、この成長曲線のグラフを意識していきます。
「夜明け前が一番暗い」
という言葉も胸に刻み込んで、もう一度、もう一日、チャレンジしてみることに貪欲であり続けましょう。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。