千田琢哉 著『たった2分で怒りを乗り越える本』は短気な人には必読書

あなたは、自分のダメなところを他人に指摘されて忘れられない思い出はありませんか?

新卒の頃、当時の上司(リーダー)に「お前は短気だ!表情に出すぎ」と指摘されことが長年、気になっています。

短気=怒りっぽいというイメージと、日頃のニコニコした私のギャップの差が激しいと言われたこともあります。

自分でもなんとかしたいと思う、瞬間湯沸かし器のような「怒り」モードとどう向き合えば良いのかというヒントに溢れる本『たった2分で、怒りを乗り越えられる本』を読んで考えてみました。

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怒るのはなぜだろう?

何かに対して、人は怒ってしまう場面が人生には何度もあります。

もしかしたら、すでに今日も何かに怒りをぶつけていないでしょうか。

職場の部下や同僚、取引先であったり、家族や友人、場合によっては、自分自身や社会に向けて、憤懣なる思いを抱いて、怒るというのは、日常茶飯事なこと。

怒鳴っている人は、みんなに甘えているのだ。

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私は、千田さんの本の冒頭で、この言葉が胸に刺さり、一気に読み上げました。

怒りの本質は、恐怖や満たされない思いに原因があります。

瞬間的に怒ってしまうのは、弱点に触れられたから

考えてみれば、人が怒る、怒鳴るというのは、自分の弱点に触れられたり、指摘されることでスタートしていることが多いもの。

的を得た指摘は、耳が痛く、胸に刺さる。

ぐうの音も出ないからこそ、頭に血が上り、怒ってしまう。

ただ、このアクションは当然、体に良いわけがなく、寿命を縮めてしまうという研究結果もあるそうで、どれだけ穏やかな心持ちでいられるかが、ポイントです。

また、自分と対比する他人との関係で妬んだりすると、この怒りは生まれます。

どうして、あいつが出世するのか、ラッキーなことばかりでずるい、なんて気持ちは子供も大人も抱えてしまうもの。

他人に関する話で、全てが喜んであげられるほどの人は、仙人みたいな特別な人かもしれません。

満たされない自分と相手とのギャップ。

悔しい思いから、怒りが芽生えて、愚痴になり、攻撃的な態度を示すというのは自然な流れのように見えて、人を幸せにはしてくれていません。

ここで大事なのは、一瞬で構わないので、一呼吸を置くことだと私は考えます。

これにより、気持ちが落ち着いて、冷静さを取り戻せます。

加速しそうな怒りを一歩引いた自分が見つめる癖をつけるだけで、無駄な怒りは減っていきます。

完璧な人間などいないので、全て、このアクションができないとしても、怒りの結果、良いものを生み出せないという事実に向き合えれば、ブレーキを効かせられるようになるでしょう。

もちろん、私も修行の身ですが。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。