児童書『スタートライン』(あびるとしこ作)で女子小学生の関係性を考える

児童書って、読み聞かせするにはボリュームがありすぎるものの、コミックなみのスピードで読めるので、子供と感想をシェアするには最高ですよ。

あびるとしこ作『スタートライン (新日本おはなしの本だな)』を20分で読みました。

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小学生の心の動きを丁寧に書いてる(1997年当時)

「ヒメ」。本名は橋本浩美。去年の学芸会でお姫さま役をやって以来、みんなから「ヒメ」と呼ばれている。みんなから「ヒメ」と呼ばれている。そのあだ名のとおり、お姫さまみたいにいばってるやつ。

主人公は二人の女子小学4年生、橋本浩美(ヒメ)と橋本なつめ。

二人の関係性は、微妙なもの。

牛乳屋の子、橋本なつめは、どうしてもヒメとの相性が合わない。

ここまでは、よくある児童書。

その先に出てくる、運動会のリレー選手の話。

二人がリレー選手になるという中で、二人の関係は少しずつ近いづいていく。

そして、運動会当日を迎える。

余計なものがない時代の子供たちだから

スマホもないし、ゲーム機を持って遊んでいる子供も少ない。

デジタルなおもちゃが少ないから、遊ぶのは、自分たちの創意工夫。

今の時代なら、この年代もキッズ携帯やスマホを持って、親と連絡をしたり、場合によっては、インターネット・SNSを使ってコミュニケーションを取ることも普通。

この児童書の主人公、なつめの抱えるモヤモヤ感は、どんどん広がってしまうでしょう。

結果として、当事者同士がダイレクトにぶつからずに、間接的にややこしい関係になるのではないでしょうか。

ラストシーンで、運動会のリレーが始まるシーンで終わるのですが、結果よりも、プロセスを大事にするのは、児童書としては心地よいものでした。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。