『免疫力が10割』(小林 弘幸, 玉谷 卓也 著)は正しい内容だけど、バランスも忘れずに!

免疫が正常に機能したり、強ければ、健康で生きられるという話を耳にする機会が増えました。

人間の持つ免疫力の素晴らしさについて語る一冊『免疫力が10割――腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず』(小林 弘幸, 玉谷 卓也 著)を読んで、改めて考えてみました。

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免疫って、大事なのはわかるけど鍛えたり強くすることはできるのか

免疫こそが、人類が日々、病気やウイルスと戦うために必須なのは知っていても、具体的にどうすれば、その免疫を高めることができるのか?と聞かれるとイメージが湧かないものです。

特定の食事・食材を摂取すればいいのか、運動としてベストなものはあるのか、生活習慣としてどうなのか?

このポイントを知るには最適な1冊でした。

免疫システムと新型コロナウイルスの関係にヒントはある

新型コロナウイルスへの対策として、より根本的に大切なのは重症化リスクを下げること。つまり免疫を高め、健康な身体を維持する生活を心がけることです。

医学の専門的な話はさておき、コロナウイルスの重症化リスクを下げるには、免疫力というのは不可欠であり、私たちが健康で生活するには大切だと語られています。

大事になるのは、「腸内環境」と「自律神経」と第2章でも述べられています。

そのカギを握る最重要ポイントが「腸内環境」です。腸には、身体のなかの免疫細胞の7割が生息しています。

つまり、「腸内環境を整える」とは、善玉菌がきちんと働けるようにするということなのです。

腸内環境の話と言えば、善玉菌や腸内フローラの話になります。

今まで、このブログでも書評風記事として、取り上げたことがあります。

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確かに、脳と腸の関係性なども取り上げた情報もあり、私たちの身体にとって、栄養を摂取して排出するための通り道としてではなく、重要な役割を腸が担っているのは間違いありません。

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また、自律神経の大切さも、様々な機会で学んできました。

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[腸内環境」と「自律神経」は、どちらも直接、目や手で直接触れたりするものではないので、どうしても、ニュアンスとしては、イメージになりがちです。

例えば、たんぱく質の摂取量が少ないと免疫ははっきりと低下します。そもそも細胞の材料はたんぱく質であり、免疫細胞がほかの細胞と連携するために産生するサイトカインやB細胞がつくる抗体もたんぱく質の一種です。

そして、タンパク質が重要だという話も、糖質・脂質への悪影響の話と対峙する形で必ず耳にするものになりました。

決して、糖質制限や脂質制限を完璧にして、タンパク質だけを摂取すれば健康になるというのは、オススメはしません。

バランスとして、現代人は、タンパク質や食物繊維、ビタミンやミネラルなどの摂取が少ないのは事実です。(カロリーで満たされてもバランスがよろしくない状態)

この本の中で、答えと断言できなくても、コロナウイルス対策と健康寿命で生きるヒントとして、免疫力が大事なのはよくわかりました。

免疫が強く出すぎるとアレルギーになるので、適度でないと困る

だからといって、免疫力だけをトレーニングするように意識し続けると、全て解決かというと、アレルギーという過剰反応の話にも関係してくることになります。

例えば、花粉症は、花粉に対する異常(過剰)な免疫反応が原因です。

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つまり、免疫力は弱いと病気やウイルスに負けてしまうけれども、強すぎると、アレルギー反応などの別の問題を引き起こす要因になるのです。

単純に免疫力だけを鍛えろ!という、偏った理屈を信仰するのは、リスクがあると捉えるべきです。

健康への対応は、全てバランスに尽きると考えるのが正解です。

免疫力が落ちて、体調を崩した記憶

数年前の夏、私は、自分自身の免疫力が落ちて、体調を崩した経験があります。

採血検査の結果、CRPの値が異常値となり感染症やウイルス疾患が疑われました。

CRPは、通常、0.30mg/dL以下が正常値と言われていますが、二桁の値を叩き出していたので、大ピンチでした。

身体がだるい、熱っぽい、食欲がない、など、フラフラなコンディション。

原因はわからないですが、寝不足とストレス、生活リズムが不規則になっていたことなど複合的な不健康生活レベルだったこともあり、私自身の免疫が機能しきれなかったようです。

点滴と投薬で数日で復活したものの、あのままの状態では生きた心地がしませんでした。

再度、あのようなことがないように、日々の生活と健康には気を遣っています。

免疫力が10割は言い過ぎだけど、意識は怠っちゃいけない

免疫力が10割――腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず』(小林 弘幸, 玉谷 卓也 著)を読んでいて、違和感は何もありませんでした。

つまり、特別な健康維持方法として、新しいものではないと感じました。

一方で、免疫が10割で、全てだと断言するには、タイトルのキャッチコピーとしてはインパクトを与えますが、言い過ぎ感は残ります。

日頃、健康や体調に無関心な人であれば、一度、読んでみることをオススメしますし、最近、コンディションが良くないと感じている方にも、納得できる内容は書かれています。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。