富士山は活火山であり、いつか噴火を起こす日がやってくる。
頭ではわかっていても、あの美しい姿を見せられると、噴火する光景は思い浮かばない。
そんな時、偶然にも、高嶋哲夫(著)『富士山噴火』をSNSで紹介されているのを見て、図書館から借りてきて読んでみました。
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宝永大噴火(1707年)以来、大規模な噴火はないが、富士山は活火山
富士山の姿は美しいし、日本の象徴の1つです。
一方で、宝永大噴火以来、大規模な噴火は起こしていないものの、活火山であるという事実は忘れてはいけません。
マグマのパワーはスケールからして、ものすごいものがあるというのは理解できるでしょう。
もし、富士山噴火が発生したら、どうなるのか
『富士山噴火』では、タイトル通り、富士山噴火が発生する場合、どのような影響が起きるのかを、見事にストーリーに落とし込んでいます。
さすが、クライシスものを書かせたら抜群の作家、高嶋哲夫さんらしい作品です。
富士山噴火に関わる人は、どんな役割、立場の人で、どう関わって命を救うために動くのか。
その1点に集中しながら、読み進めることができました。
ハザードマップのようなものを見て、どれほどシュミレーションをしてみても、実際の状況では太刀打ちできないのかもしれないのが、自然の力。
登場人物が必死に動き回り、富士山噴火と向き合う場面は、自分もその現場にいる一人の人間になった気持ちで、ドンドン読み進めていけました。
富士山が噴火するとしたら、そのエネルギーは猛烈に違いない
日本一高い、3,776メートルの富士山が、マグマを噴き出したら、そのパワーは計り知れないものがあるでしょう。
静岡県内、山梨県内への影響は当然のこととして、噴火の際に発生する灰は東京まで届くとされているのですから。
一方で、麓の街は、富士山こそが観光資源なだけに、噴火でもされたら完全にビジネスが成り立たなくなります。
噴火後に起こる、火砕流や土石流などによって、人々の生活環境は一気に奪われます。
しかも、麓の人口は、かなり多いので、逃げ出すにしても、パニックが起こりそうです。
その光景も『富士山噴火』を読むと、想像ができます。
三宅島噴火で5年近く島民は避難指示を受けていた
噴火という自然現象に人間が逆らうことはできません。
2000年6月の三宅島噴火は、記憶に残る大きなものでしたが、約5年近く島民は避難指示を受けるという長期戦になりました。
一時的な噴火の話ではなく、その後、地域の復興、安定と生活再建まで考えると、自然災害は莫大な影響を突然起こしてしまうものだと認めざる得ません。
もし、富士山噴火であれば、どれほどの期間、多くの人の生活に影響が出るかを想像すると、対策をどれほど立てても十分とは言えないのかもしれません。
頼れるのは情報、運、リーダーシップ
富士山噴火のような大規模自然災害が起こる際に、大事なのは情報であることは言うまでもありません。
『富士山噴火』の中でも、専門家の正しく細かな分析がポイントになりました。
また、発生時にどこにいるのか、どのような状況なのかという意味で、運の問題もインパクトが大きいと言わざるえません。
もし、噴火のタイミングで、偶然にも、富士山を登山していたら、大ピンチなのは当然です。
そして、もう一つ大事なのが判断をするリーダーシップの存在。
『富士山噴火』では、勇気と行動力のある女性市長が活躍されます。
あのようなトップがいれば、被害はある程度は抑えられるでしょう。
いずれにせよ、『富士山噴火』を読むと、リアルに、活火山の持つパワーと、我々の生活への影響というものを想像できました。
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投稿者プロフィール

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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。