『人工知能に哲学を教えたら』を読むと、人工知能・AIの難問を考えてみました

人工知能・ AIが万能で人間の脅威になるというロジックは、この数年、何度も耳にしてきました。人工知能って本当に人間以上にパーフェクトな存在なのでしょうか。

彼らが苦手もしくは人間が優位になるポイントについて考える一冊として『人工知能に哲学を教えたら 』を読んでみました。

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人工知能に倫理や、恋愛、宗教は存在すると思えない

人工知能・AIは万能に思えるけども、やはり、人間の心の動きに関する部分まで把握するには、まだまだ時間がかかるのだと思います。

つまり、ロジカルやワンパターンでは推し量れないものについて、彼らが判断して、アクションするときに混乱することが予想できるからです。

人工知能にはできない領域があって、その部分を人間が極めていくという未来を描いたら、心おだやかに過ごせるというのも理屈なのですが。

人工知能に哲学を教えたら 』のなかでいくつも取り上げられる思考実験が面白くて仕方ないのですが、通常の感覚を超えた結果であったり、結果から考えても理由が納得できないものもあり、人間というものがシンプルに成り立っていないことが痛感できました。

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いつか、ドラえもんのような存在に恋をするかもしれないけど、人間と人工知能のハーフってイメージが湧かない

SFの世界であれば、人間を超える存在に人工知能が進化して、人間と人工知能が恋をして、新しい子孫を作る未来も描かれることがあります。

見た目が人間で中身が人工知能なのか、見た目は人工知能・AIというロボットなのに感情など中身は人間。

どちらに偏っていても、感情移入ができないし、そのハーフな存在を思い描いても、幸せな姿になるイメージが湧きません。

つまり、お互いは進化してきた歴史や背景が違いすぎて、相容れない部分が残るのだろうから、お互いの対立軸をベースに誰もが考えているのです。

人間だって、主義や肌の色、文化の違いで対立を繰り返した歴史がある存在です。

それだけに、人工知能と知性で戦っての勝ち負けは最終的には出てこないのではないでしょうか。

自分がAIに支配される未来を考えたら、過酷な姿しか思い浮かばない

私たちの知性のある部分は、凌駕していくことが確実な人工知能・AIたちが判断能力をもって、人間と接すると想像してみる。

自分の上司がAIだったり、資産運用の指示もAI任せにして、一緒に何かを遊ぶとしてもファーストがAIになっています。

自分の好みや希望に合わせて、最適な提案をしているのだから楽しいはず。

少し冷静に考えてみよう。

WEB広告で、一度、自分がクリックした内容に関しては、継続的に同じような広告が表示されていないだろうか。(リターゲティングという手法によるもの)

このように、自分のやりたいことも考えも、すべてAI主導となると、楽しいと感じるのは錯覚なのかもしれない。

感覚や感情が麻痺して、AIの思うがままに動かされているとしたら、本当に人間は生きている価値があると言えるのでしょうか。

楽をしているようで、実は過酷な状況に追い込まれていることに気付いていないだけだとしたら、人工知能に依存する人類になってしまうことは私は望みません。

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人工知能は万能じゃない!もしかすると間違えるかもしれないという余白を残せ

人工知能・AIは何でもできて、人間以上に正確で、しっかりと役割を果たしてミスがない。

万能感を抱いた瞬間に、人間である私たちが無自覚的に、彼らを崇拝・依存するとしたら恐ろしいと感じてしまうもの。

人工知能だって万能じゃないと常に頭の片隅において、彼らだって間違えるかもしれないのだから、しっかりとお互いの得意・不得意を理解しようと努められるかどうか。

哲学をする人工知能の話を1時間ぐらいじっくり聞いたら、人間がどんな気持ちになるのかをイメージすると、彼らとの距離感というものを理解できたら、新しい時代の人間の生き方の指針が見えてくるはずです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。