【開催レポート】モリモリ先生からTikTokの使い方レクチャーを受けよう!(サードプレイス・ラボ 第42回)

サードプレイスをつなぎ、拡げるコネクターを目指している安斎輝夫です。

オンラインイベントになると、どうしても話を聞くセミナー形式や、グループや参加者全員でコミュニケーションを取るというものが中心です。

リアルイベントのように、ワークショップや手を動かして、経験できるようなものはどうしても難しい。

この壁を突破したくて、今回は、モリモリ先生こと、森山正明さんにお願いして、TikTokの基本部分をオンラインでレクチャーしてみるという実験をしてみました。

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オンライン環境で、参加者と一緒に楽しむ企画は何か

新型コロナウィルスの影響を受けて、リアルに人が集まるイベント・セミナー・ライブ、スポーツ観戦などは全て自粛・ストップに向かって数ヶ月が経過しました。

サードプレイス・ラボもゲストの方のお話を聞いて学ぶパターンと、実際に参加して体験するワークショップに近いスタイルのアプローチで開催してきました。

おそらく、前者の登壇者の話を聞く講演スタイルであれば、オンライン・オフラインの違いは、目の前に話している人がいるか、いないかの違いであって、耳を傾けるというのは変わりません。

一方で、参加する人にとって、手を動かしたり、初めての経験ができるワークショップ型は、オンラインだと難しいと感じています。

今回は、モリモリ先生という経験と知見が豊富でチャレンジされる方の協力で、TikTokの基本を理解して、1本投稿するまでをオンラインのサードプレイス・ラボで実践してみました。

モリモリ先生という人物を知るためにオンラインでライブインタビュー!

森山正明さんが、どんな方なのか、知らない参加者も多いので、最初の30分は、私が森山さんへインタビューをする形でスタートをさせていただきました。

▼ 森山正明さんのプロフィール(本人作成の内容に一部加筆)

現在、教育とテクノロジーを合わせたエドテック企業に勤めています。以前は、学校や塾の先生を在外(北京・香港・シンガポール)で20年ほど経験されています。学校や塾の時代、よく「モリモリ先生」と呼ばれていたニックネームです。仕事以外のパラレルキャリアとして、コミュニティづくりが得意で、「大人の社会科見学」というサークルを運営しています。

さらに、フォトグラファー、ドローンパイロット、バーテンダー、グーグルマップのローカルガイドのレベル10、子供向けの家庭教師、大人向けのリカレント教育、金融教育、コミュニケーションゲームファシリテーターなどの講師として活躍。

最近は、「カラフル・スペース放送局」を立ち上げ、オンラインパーソナリティとして、新しいチャレンジも続けています。

学校・塾の先生として教えてきた

高校の時から先生になろうと決めていたものの、沢木耕太郎の『深夜特急』の世界を体験するように、20代の頃はバックパッカーとして過ごしていた森山さん。(ほぼ5年)

様々な価値観や文化に触れられる貴重な経験を経て、塾の先生として働き始めて、中高生向けに教え始めました。

この塾が海外(北京、香港、台北など)にも拠点展開をされていることを知り、1998年に北京に駐在で赴任しました。

次に、香港に移って、塾の先生を続けていたのですが、日本人学校の現地採用の先生を募集していて採用されたので、2004年〜2011年までは学校の先生をしていました。

「大人の社会科見学」(シンガポール)

子どもの教育も大事だけど、大人の教育も大切だと思っていたので、現地のことを学んで、2013年に立ち上げて、ボランティアベースで続けていた。

1回のイベントをすると100人集まってました。工場見学など色々と面白い活動をしていたら結果、ご縁、人脈が広がったそうです。

子どもだけでなく、大人に視点を向けるあたりは森山さんの幅の広さにつながっています。

学校の先生 ×「ガジェット」好き

大学の時に、フライトシュミレーターが好きになったり、ヨドバシカメラでバイトをしていて、新しいものに触れる機会も多くて、興味が湧いていった。

知的好奇心が高いので、知らないことがあれば、買って、調べて、楽しむタイプな森山さん。

ドローンなども自ら覚えて、撮影のお手伝いをしたりする活動もされています。

子どもたちに教える先生で、ITやガジェットに強いというタイプの方は少ないので、結果として、自分の個性と特徴が磨かれていったそうです。

エドテック企業社長とのご縁で日本に単身赴任帰国

香港で永住権を持って、家族と生活していた森山さんは、マインクラフトを使ってプログラムを学ぶコンテンツを作っている、エドテック企業の若い経営者に声をかけられて、単身赴任的に日本で、営業として働いていらっしゃいます。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』を読んで刺激を受けて、自分の人生を見つめ直して、パラレルキャリアとして取り組もうと決意。

もちろん、お金に関しては若い頃から準備をしてきたので、生活できるレベルの収入を得ながら、自由に生きていけるスタイルが確立されています。

結果として、森山さん自身が学んだものを人に教えてあげる機会を提供していこうと活動を続けていらっしゃいます。

世代を問わないコミュニケーション力

2020年5月から、「カラフルスペース・オンライン放送局」を立ち上げて、毎日ゲストを呼び、対談をして、交流する番組を運営しているモリモリ先生。

中学生から、海外にお住いの方まで幅広い人脈の方を呼んで、相手の話を聞き出せるコミュニケーション力。

以前から、インターネットラジオ番組のパーソナリティをやってこられた中で、ゲストとの対話を時間内にきっちりと納めて、放送するという実績を積んだことにより、オンライン環境を生かして、新しい取り組み、ジャンルにチャレンジをしています。

この「カラフルスペース・オンライン放送局」は、私自身もゲストとして参加したことがあります。

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メジャーな番組のようにヘビーリスナーやファンが毎回聴くというよりは、ゲストのお知り合いであったり、内容に興味がある方に絞って、8名という参加枠を持って運営しているのが特徴です。

さらに、番組中に、グラレコ(グラフィックレコーディング)をされている方々が、番組で話された内容をまとめてくれるというギフト付き。

※ グラレコって、どんな話がされていたのかが、ポイントがつかめる作品です。

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やはり、学校の先生として子どもたちと丁寧なコミュニケーションを取ってきた経験、海外に駐在する方や、大人でも新しいことを学んでみたいという方との接点。

そして、興味を持って、どんどん挑んでいく行動力こそが、森山正明さんの最大の魅力だとわかるオンラインインタビューでした。

※ 後日、「サードプレイス・メルマガ」のインタビュー記事に詳細は反映いたします。

TikTokって聞いたことあるけど、未利用の日本人は多い

森山さんにサードプレイス・ラボにゲスト出演をお願いした時点で、オンラインでクイックに学べるものは、どんなものがあるのかを相談していました。

TikTokやりませんか?

この提案には、正直言って、驚きました。

若者だけで流行っているSNSじゃないか!!

一瞬、戸惑いましたが、こんな機会でもないと、TikTokの世界に触れることはないかもしれないと考えて、メインの企画として固めました。

TikTokに関するデータを『TikTok 最強のSNSは中国から生まれる』黄未来(著)から引用します。

・2016年9月29日に、中国のバイトダンス社よりDouyin(抖音)がリリースされます。(日本版を含む世界版のTikTokは完全に別個のアプリであり、機能も違います)

・Douyinの国外版であるTikTokは、現在150以上の国と地域、75カ国語以上で事業展開されている(2019年7月時点)

・2018年9月、全米のApp Storeで最もダウンロードされた無料アプリとなった。

・2018年第一四半期に世界で最もダウンロードされたアプリとなった。(4580万DL以上)

・世界版 TikTok+中国版 Douyin(抖音)のMAUは5億人、DAUは2.5億人(China Securites 2019/6/28発行のレポートより)。

・今後3年以内に世界版のユーザーを全体の50%に伸ばす意向。(バイトダンス社 CEO張一鳴のコメントより)

細かい解説は、数少ないTikTok本やGoogleで検索してみてください。

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私を含めた参加者も、TikTokは名前は聞いたことがあるが、利用していない方であったり、アプリを作られた国への複雑な思いから利用を躊躇されている方など、様々なバックボーンがありました。

要するに、モリモリ先生以外は、誰もがビギナーということです。

実際に、ダウンロードして、基本的な画面の特徴や解説をしていただきました。

ショートムービーだらけだ!!

TikTokに入った瞬間、誰がアップしたかわからない動画(ショートムービー)が流れました。

まず、アカウント登録を簡単に済ませて、早速、投稿の楽しさを味わってみようという展開。

画像をアップロードして、フォトモーションという機能を使って、MagicComicで自分の画像がアニメ画像にお手軽に変身するものにチャレンジ。

簡単に作れて、音声も入り、テンションが上がるような仕様です。

しかも、ショートムービーが連続して再生され続けています。

動画編集加工が簡単にできるSNSツール

TikTokの最初の理解はここに至ります。

SNSは、テキスト(文字)の時代から、静止画像が加わり、画像加工のアプリが増えて、文字よりもビジュアルで伝える世界に変わってきました。

アプリにより自撮りを盛ったりすることで、リアルを加工する展開はInstagramなどを筆頭にわかりやすく広がってきました。

テキストや音声ではないので、言語の問題が不要になり、国の壁を乗り越えていきます。

TikTokは、15秒〜60秒の範囲の中で、動画を作り編集しアップして見てもらえる世界。

短いCMと同じ作りなので、インパクトは大切かもしれませんが、余計な演出にこだわったり、手間がかかるようなYouTubeよりも簡単なのはわかります。

参加した方が、「嵐(ジャーニーズのアイドル)もTikTokをはじめたから興味を持って」というコメントがありましたが、徐々に、TikTokが広がっていく土壌は整いつつあるのかもしれません。

参加された方のコメントや感想

今回のサードプレイス・ラボに参加された方のコメントや感想の一部をピックアップします。

「モリモリ先生の幅広い活動の原動力をうかがえたし、自分には無縁と思っていたTikTokも教えてもらうと何かに使えそうな気がして、今日はお得感いっぱいの時間でした。

前半のお話、納得できることばかりで、ずいぶん背中を押してもらったような気がします。私もあんまり頑張らないで楽しもうと思います。」

「安斎さん、モリモリ先生♪ 今日はありがとうございました。tiktok遊んでみます♪」

「安斎さん、本日はこのような素敵な機会をいただきありがとうございました!やはり、自分の世界にはない新しい発見があるのがサードプレイス・ラボです。これからも予定が合うときは参加させていただきたいです。

モリモリ先生、ありがとうございました。たくさんのこと、そして新しいことに挑戦し続ける姿勢の大切さを学び、また人生を楽しくできると思いました。私も実践したいと思います!
ありがとうございます。」

「安斎さん、モリモリ先生、参加者の皆さん本日はありがとうございました!
サードプレイスラボ自体初参加だったのですが、tiktokについての新しい理解やモリモリ先生の驚くべき人生経験など、とても面白いものに出会える場であったのかなと思います。
これからも継続的に参加していきたいと思ったと同時に、サードプレイスラボに集まる皆さんとも是非交流していきたいなと感じました!未熟者ですが是非よろしくお願いします!」

オンラインで体験モノをやる難しさも実感

今回、子どもや大人に教えるのが得意な森山さんであっても、ビギナーの様子を伺いながら、TikTokを体験してもらうということには苦労していた部分がありました。

リアルなイベントであれば、戸惑った人の顔を見て、すぐ近くに寄って、サポートして上げられますが、オンラインの場合、難しい。

相手がどのような状況になっているのか自分の言葉で説明をしないと伝わりません。

1対1の個別指導型ならば、スムーズに進むのがオンライン学習の特徴かもしれませんが、グループとなると、相手のレベルなども含めて気を使いつつ、全体の進行も行うとすると、まだまだ、不慣れな部分は誰もが残っています。

これが、オンライン学習を個別ではできるけども、集団では難しいと言われる所以なのだと理解できました。(副次的効果としての把握ですが)

そんな状況でも、見事に伝えたい内容、TikTokの特徴、素晴らしさ、面白さなどを伝えて、しっかりとレクチャーできるモリモリ先生の力量は、蓄積された経験の生み出せる匠なワザだと感じました。

まだまだ、オンラインでのイベントは過渡期です。

音楽のライブなどをオンラインで見るだけならば、規模も場所も問わないので、ものすごく楽しめるメリットはあります。

1対1の完成性や小集団のグループならば、インタラクティブな展開もできることがわかってきました。

ただ、本来の30名規模を集めて、グループを分けて手を動かすようなワークショップは、オンラインでは、まだ足りない部分が残っています。(ツールや機能だけではなく、手法の問題も大きいのですが)

今回のような体験型のイベントをVRなどの仮想体験ではなく、リアルに感じられるようなものが増えてきて、リアルとの融合ができるような仕組みが整ってくれば、本当の意味で私たちの生活やスタイルはアップデートされていくのかもしれません。

興味を持って参加された皆さん、森山さん、皆様にとって、新しい体験と気づきになってもらえたら主催者冥利に尽きます。

是非、あなたも、一度、サードプレイス・ラボに参加してみてください。

心よりお待ち申し上げております。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。