スーツを着ることが特別になった時代に  〜ビシッと決める心地よさ〜

現役ビジネスパーソンならば、仕事に向き合う時は、スーツは必須アイテムでした。

今も、必須アイテムなのは変わらないはずなのですが、外出して、オフィスに出社したり、商談でお客様と直接お話しする機会がない、オンライン中心にシフトしてしまうと、クローゼットの中で、静かに出番を待つスーツの存在が当たり前になりました。

もう一度、スーツってなんだったのか?どうして来ていたのか?などを考えてみましょう。

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日本のサラリーマンは没個性的なスーツを着てたけど、仕事モードに切り替えていた

明治時代以降、日本人は、和装スタイルから洋装を身につけるようになりました。

大正時代にサラリーマンが誕生してからは、官も、民も、ホワイトカラーの仕事であれば、スーツを身につけるのがスタンダードになりました。

専門店や量販店でスーツを購入したり、オーダースーツを作ったり、それなりのコストをかけて、自分の身なりを整えるスタンバイをしていました。

それって、仕事モードに自分を切り替えるために、必要なアイテムがスーツだったからではないでしょうか?




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スーツを着ることで、気が引き締まって、仕事モードになる!

決して、工場の作業着や、クリエイターの自由な服装を否定したいのではなく、一般的なビジネスパーソンが、スーツを着ることで、どんな気持ちで仕事に向かっていたのか、という話を考えてみます。

勝負スーツを1着は用意して、ここぞという時に身につけるものは誰もが持っています。

加えて、日常的に身につけるスーツも数着あって、ローテーションして来ています。

普段着がリラックスしたり、自分のセンスを全面に押し出すような服に比べると、地味で、オーソドックスなスーツですが、身につけると、気が引き締まります。

男性であればネクタイと、綺麗に磨いたビジネスシューズ・革靴を履いて、完全に仕事モードに自分を切り替えていました。

オシャレをするという観点とは違い、自分を武装するに近いイメージだったと思います。

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普段着と違い、自分自身が相手に見られていることを意識するから

学生時代ならば、制服を身につけることで、その学校の生徒であるという意識と周囲の目があったのでしょうけれども、スーツとなると、個人のスタイルに合わせた自由度があります。

ただ、楽に過ごせる普段着や、日常の外出着とは違い、自分自身が相手にどうみられているのかを意識せざるえない場面でこそ、スーツは映える存在です。

人を見た目で判断するな!

という意見や

人は見た目が9割!

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という本があるように、外見としての重視ポイントになります。

例えば、金融機関にローンや融資をお願いするときに、アロハシャツを着ていった場合、相手にどんな印象を与えるでしょうか?

服装が全てではないというものの、真剣にお金を借りたいという人とは受け止められないでしょう。

最近、銀行員が夏服にカジュアルなものを着ているケースもあるので、一概には言えないのかもしれませんが、あくまで、印象の話です。

大事な商談の場面で、ヨレヨレの汚れたスーツを着ている人間と、気合を入れた勝負スーツを着ている人間、どちらの話を聞きたいのか、と考えれば、見た目が全てではなく、中身が大事なのは大前提ですが、どちらが加点されるのかは明らかです。

成人式に向けて、オーダースーツを買ってもらった思い出

私が、初めて、自分のスーツを手に入れたのは、成人式に向けて、親に買ってもらったオーダースーツでした。

体型が、普通と違うから、吊るしてあるようなスーツは合わないだろうと判断し、自分の採寸を丁寧に図ってもらい、濃紺のオーソドックスなスーツをオーダーで作ってもらいました。

金額は忘れましたが(自分が支払っていないので)、相当なお値段になったのは事実です。:

初めて、袖を通した感覚は忘れられません。

そのオーダースーツは、就職活動と入社式まで、私の大事なパートナーになりました。

その後、体型が変わったので、着れなくなってしまったのですが・・・。

その後は、既製品、もしくは、イージーオーダーのスーツを何着か着ていました。

子どもの入学式に向けて、オーダースーツを新調したのが最後です。

自分が選んで、フィットした一着を身につける感覚は、二十歳の頃と変わりません。

やはり、自分に合うスーツは、身が引き締まる思いがします。

オンラインでもたまには、スーツを来て、仕事をしよう!

スーツを着なくなったのは、クールビズの流れで、夏のポロシャツスタイルが始まった10年ぐらい前からです。

コロナ禍で、在宅勤務になると、スーツを着ることはなく、普段着の延長で仕事をこなしています。

先日、大事な打ち合わせがあったので、オンラインですが、スーツを着て挑みました。

緊張感というか、気持ちが全然変わっている自分に気づきました。

毎日、在宅オンラインでスーツを着る必要はないとは思いますが、自分を切り替えて、勝負する時には、バシッと決めたいものです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。