何かを始めるには小さな一歩が必要と、何度も、このブログでは言い続けてきました。
その一歩は、小さな点に過ぎません。ただ、点だけでは、正直、何も起こらないのです。
点をつなげるには、線に変えて、面に変えて、立体に変えるということが重要です。
このブログ記事では、点から始まり、立体にするポイントを整理していきます。
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何かが大成功するには、小さな点がきっかけだけど、広げるには工夫がいる!
自分が何かをチャレンジしようと思ったら、自らが学んだり、練習をするのは当たり前の話。
ただ、それでは圧倒的に小さな成果しか見出せません。
とにかく、動け、一歩踏み出せ!とは繰り返し、この【サードプレイス】ブログでも何度も書いてきた話です。
一歩目が始まりで、二歩目をどうすればいいのか、満足して、そこで立ち止まるのもいいけど、なかなか二歩目も難しい。
ビギナーズラックでプチ成功していたら、次は失敗しそうで怖いし、最初に転んでしまうような失態やミスがあれば、二歩目に進もうなんて勇気が出るはずがない。(人に話すのも恥ずかしい)
今回、点を線、面、立体に変えるには、私は、「巻き込み力」が絶対に必要だという結論に基づいて述べていきますね。
お願いをしないと誰も何もしてくれない!
人や組織を巻き込むには、お金がいるとおっしゃる方がいます。
確かに、何かの作業・アクションをしてもらうには、労力に応じたコストを支払うべきというのは一般慣習としては普通ですよね。
例えば、お掃除・家事代行サービスを頼めばコストがかかります。
一方で、知り合いの人に、お願いをしたとしたら、どうでしょうか?
片付けのプロの資格、「整理収納アドバイザー」を取得したものの、実績がない人がいたとします。
その方に、片付かない家を整理するのを手伝ってほしいと頼めば、おそらく、無料か安価な対価でやってもらえるはずです。(良好な人間関係があることが大前提)
この場合、大事なのは、相手に「お願いをする」という行為です。
何も伝えない状態で、あなたのことをサポート・支援してくれるなんて奇特な人はいません。
「助けてほしい」「手伝ってほしい」と素直に、シンプルに訴えることから始めてください。
もちろん、最初は、誰も、あなたの声に反応してくれないかもしれない。
無視されるというか、スルーされるのが普通のこと。
それでも、頭を下げて、あなたの熱意を懇願して伝えてください。
たった一人の応援してくれる誰かが現れるまで、めげてはいけません。
誰もが悩む「巻き込み力」を高める方法を知る事例
ここからは、実際の「巻き込み力」を高める方法を知るために、具体例をいくつか上げていきます。あなたの身近なシチュエーションを思い浮かべてください。
事例1)イベントを企画したけど、人が集まらないと悩む事例
自分がやりいと思いついたイベントを立ち上げたAさん。
イベント告知をFacebookのイベントページに、初めてアップしてみました。
誰が参加してくれるのか、楽しみにしていたものの、無反応で数日経過。
このままではまずいと思って、友人・知人に声をかけても、乗り気でない回答ばかり。
他のイベント告知サイト(Peatixなど)に掲載したものの、興味は持ってもらえても参加ボタンを押してもえらえない。
絶対にためになる、面白いイベント企画なのに、どうして、誰も参加してくれないんだ!とAさんは苦しんでいました。
その様子を見ていた、私は、Aさんにメッセージを送り、イベントの内容・日程など確認して、参加の申し込みボタンをポチッと押して、イベントの件をシェア投稿しました。
数名の方が、参加してくれて、Aさんはホッとした様子。
そこで、私がAさんに伝えたことは以下のような言葉でした。
「もっと前から声をかけてくれたら、早めに告知を手伝ってあげたんだよ。教えてくれないとわからないじゃない」
私も、自分で開催するイベントは、参加者が何人集まるのか、ヒヤヒヤドキドキします。単独ならまだしても、誰かをゲストに呼んだり、リアルな会場を押さえるサードプレイス・ラボだった場合、失敗すれば、大赤字です。
初期の頃、Aさんと同じように誰も参加してくれない、中止にしようかという不安に襲われたものです。
教訓:早めに、協力や助けてくれそうな人に連絡をしましょう!
事例2)誰も協力してくれないと嘆く仕事のアクション事例
Bさんは、上司に呼ばれて、新規プロジェクトのリーダーに指名されました。
自分の興味のある分野であり、意気揚々としていて、プロジェクト計画書をまとめて、上司に伝えて、正式なゴーサインが出ました。
そこで、Bさんは、プロジェクトのメンバーをアサインしようと声をかけます。
「ごめん!今、自分の仕事が忙しくて手伝えない」
「そのテーマ、あんまり興味持てないな」
片っ端から断られます。心が折れそうになったタイミングで私に声をかけてきました。
「安斎さん、助けてください。誰も、メンバーになってくれないんです」
私は、Bさんにプロジェクトについて詳しく話を聞き、自分が協力できるリソースについて伝えました。
「Bさん、悲壮感たっぷりだと、一緒にやりたいって思えないよ。ゴールをワクワクするような気持ちで伝えてごらんよ。きっと、メンバーは増えるから。」
結果、Bさんは、数名のメンバーを集めることができて、プロジェクトは無事スタートしました。危なっかしい場面は、お節介なまでに私がフォローに入っています。
教訓:人を巻き込みたいならば、ワクワクするゴールを伝えよ!
事例3)点を広げるには巻き込み力が必要!そのためには巻き込まれておこうという事例
今年、サードプレイス・フェスを開催する構想の時点で、私が決めていたことがありました。
協力してくれる方のイベントや必要なことは事前に理解して、可能な範囲でギブをしようということでした。
例えば、イベントに登壇ゲストスピーカーになってくれる方のイベントや企画に積極的に少しだけ関わります。
後々、自分が相手を巻き込むのは見えている未来ならば、最初は、自分が相手に巻き込まれに行くという決意です。
当然、その分、時間も労力も使いますが、ここで、相手にギブをしたことは、結果として、その何倍にもなって、本人からギブ返し(恩返し)になったり、全然違うところから支援者・協力者が現れるのです。
意外と人は他人を見ていないようで、巻き込まれに行った姿を見ていて、その逆の場面では、自らフォローしようと考えてくれる場合があるのです。
教訓:巻き込みたいなら、先に巻き込まれてみろ!(欲するならば先に与えよ)
打算が見えると、あざとい人・計算高い人と思われますので、協力するならば、自らも楽しみましょう!義務感でやるのだけは、やめてください。
頭の中を柔軟に、誰と何をするのか、少しだけ手伝ってもらう関係を築け!
タイトルに、点から線、面、立体に進もう、と書いていますが、わかりやすく解説します。
一人、もしくは、スモールなアイデアは、自分だけで早々に煮詰まります。
ここで諦める人が実に多い。それだけに、自分のアイデアを煮詰めるために、何人かと気軽なディスカッションを始める人がいます。
この時点で、点は線に変わります。ただ、まだまだ、か細い点線みたいな存在です。
ここで、こんな人に協力して欲しいと具体的なイメージを広げて、自分の友人・知人、及び、そのツテを使って、アプローチを始めます。
すると、点が線になった上で、面に変わります。
ようやく、小さな点が形になり始めようとしています。
普通、ここまでできれば十分です。
関わる人を増やせただけで、小さな成功体験は見えているので。
ここで満足せずに、もう少し角度を変えて、新しい方法や知恵を取り入れて工夫をしようとしたとします。
テクニックであり、専門的なスペシャリスト、経験者へ教えを乞う段階です。
すると、大半は断られますが、一部、興味を持ってくれた方が手を差し伸べてくれると、面から奥行きが出て、立体になっていくイメージです。
そこまでくれば、立体になったものを何度も伝える、アピールすることを繰り返すだけです。
これを周りは「熱意」「熱量」と呼びます。
ちょっと火傷しそうなものでも、少しだけでも関わりたい人が増えてくるのです。
ここまで行けるかどうか、毎回ではなくても、外せないものに関しては、徹底的にやり切れるかどうかで、「巻き込み力」のパワーは、テコの応用として、レバレッジが効いてくるのです。
是非、このプロセスを体験してもらえると、あなたのステージは一段高いところに登れます。
プチ影響力を持てる存在に近づいていると実感できるはずです。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。