一歩踏み出すには、ほんの少しの勇気と、ささやかな行動が必要

一歩踏み出す人と、踏み出せない人の壁は、勇気と行動にある

何かを始めてみようかと考えた時に、一歩踏み出す人と、踏み出せない人には壁があります。

 

この壁を乗り越えるには、ほんの少しの勇気と、ささやかな行動にあると思います。

 

例えば、あなたが異性と付き合いたいと考える若者だとしましょう。

 

まずは何をしますか？

 

①　自分の希望する異性のタイプを考える。（妄想）

②　とにかく異性に声をかけまくる。（ナンパ）

③　自分を磨くことで魅力をアップの努力をする。（修業）

 

この3つのアクションから考えてみましょう。

 

普通の人は、①からスタートします。相手の見た目（顔やスタイル）、性格、背景（お嬢様か、ヤンキーか、など）などを色々と考えて、希望条件として積み上げていきます。

 

この①が細かいタイプは、ピンポイントの相手を求めて、相手を慎重すぎるまでに品定めします。妥協のない性格だと、なかなか理想の相手を見つけられません。

 

 

次に、行動量がすべてのナンパ派の②です。めげずに、手当たり次第、声をかけます。誰が自分と合うのか、と言う細かいフィルタリングは無視して、断られても、次から次へと、アプローチします。

 

周囲は冷たい目で、呆れて見ているかもしれませんが、このタイプの行動をする人は、とにかくめげません。逆を言えば、失敗を恐れないような人間です。

 

数多くの失敗を重ねて、ようやく相手を見つければ、納得します。ただ、完全なるハンター（狩猟）タイプだと、飽き足らずに、次の獲物を狙うように、行動を続けていくような人間です。

 

イメージとしては、ビックダディの林下清志氏のように、７度も結婚（６度の離婚）ができてしまうような方は、②のカテゴリーにいると言えます。

 

最後が、③タイプ。自分の学力、体力、財力など、魅力を磨き上げることに必死になり、その修行僧のような活動に酔いながらも、相手に見つけてもらえると期待しているような方。

 

私自身、若い頃は、③タイプだったと思います。①のように相手に求めるラインもある以上、自分も見合うだけの人間になりたくて、とにかく、自分を磨くことに集中しようとしていました。

 

自己陶酔している「ロマンティスト」といえば、聞こえが良いのですが、このタイプは、正直言って、めんどくさい、屁理屈な人間と周囲からは見られがち。頭でっかちな部分が強く出てしまいます。

 

では、異性と付き合える若者は、どのタイプに多いと思いますか？

 

ズバリ、②です。

 

何故なのでしょうか。

 

余計なことを考えずに、ほんの少しの勇気と、ささやかな行動を繰り返しているからです。

 

もちろん、声をかけて、振られて、また、声をかけて、を繰り返す時点で、本人も傷つくでしょうし、周りは冷やかな視線を向けるでしょう。

 

ただ、今回の例のように、異性と付き合うというゴールへの可能性を高めるには、とにかく、アタックをし続ける行動量がなければ、突破できません。

 

もちろん、①のピンポイントにハマる人を徹底的に探すのもアリですが、相手にとって、自分がフィットするとは限りません。

 

また、③は言わずもがな話で、勘違いしているので、うまくいきません。

 

相手は、あなたの自分磨きに興味を持つことのほうが少ないものなので、当然です。

 

よほど、相手が①のタイプで、魅力アップの努力が認められるようなことがあれば、ベストですが、確率的には厳しいでしょう。

 

とにかく、なりふり構わず声をかけるタイプであっても、一声かけるタイミングは緊張感があるはずです。

 

何度も痛い目に合っていれば、次に、アプローチするには失敗を恐れてしまうかもしれません。

 

それでも、ほんの少しの勇気と、ささやかな行動が伴うことで、結果として異性と付き合うと言うゴールを達成する可能性は一番高いのです。

 

この例をベースに考えてみると、実は、ビジネス・仕事であっても、夢や目標であっても、趣味の領域であっても、ほんの少しの勇気と、ささやかな行動があれば、成功・実現する可能性は高まります。

 

もちろん、闇雲に、何も考えずにアクションを続けても成功はしません。

 

ほんの少しの勇気と、ささやかな行動をしながら、失敗を数多く繰り返す先に、気づきと工夫を加えていくようになるのです。

 

壁を乗り越えるには、気づきと工夫も不可欠です。

 

このほんの少しの勇気と、ささやかな行動と気づきと工夫を持ち合わせている人が、社会的な意味で成功者と言われるタイプなのだと、私は考えます。

 

あなたは両方を持ち合わせていますか？

 

勇気を持てない、行動ができない人には、気づきと工夫は生まれません。

 

気づきと工夫は、ほんの少しの勇気と、ささやかな行動があってこそ、生まれてくるのです。

 

失敗を恐れずに、ミスに対して寛容であることが、組織にも、個人にも求められます。

 

あなたも、ほんの少しの勇気と、ささやかな行動と気づきと工夫を持ちましょう！

 

 

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