【映画】「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(2010年公開) 古代進がキムタクで合ってるのか疑問

アニメ作品を原作として実写化するのは難しい。

特に、その作品が有名であればあるほど、思い入れが強いファンが多いので、ギャップがでてしまう。

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」も、実写化すべきだったのか、疑問は残りつつ、Amazonプライムビデオで見ました。(映画館で見ようとは思えなかったので)

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アニメの根強いファンに応えるのは、キムタクでも無理!

どうしても、書籍や漫画・アニメなどの原作が強いと、実写化した時に、違和感が出てしまい、根強いファンから反発を受けてしまうもの。

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」も、同様で、古代進という存在を木村拓哉(キムタク)で合ってるのか疑問という批判の声は相次いでいたのを覚えています。

そんなことは事前にわかっていても制作してチャレンジしたことには価値があるのですが

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宇宙戦艦ヤマトは、日本のノスタルジーとして救いたい思いが込められている

1974年〜1975年にテレビアニメとして作品化され、その後、映画も含めて人気を博した、宇宙戦艦ヤマトシリーズ。

宇宙という得体の知れない世界に向けて飛び立っていくのが飛行機スタイルではなく、戦艦という船の形状という点。

そして、「ヤマト」という言葉に、太平洋戦争末期の戦艦大和を彷彿される気持ち。

日本人でなければ、あの設定やシナリオが響かないことでしょう。

ノスタルジーとして、無茶なのはわかっているけど、救いたいという強い思いを感じる作品です。

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」ストーリー

明日なき惑星…その名は、地球。最後の希望…その艦は、ヤマト。人類最後の希望を乗せて…宇宙戦艦ヤマト、発進!外宇宙に突如現れた正体不明の敵・ガミラスが、地球への侵攻を開始した。世界各国は全戦力を結集して防衛にあたったが、全軍、壊滅。ガミラスによって投下された無数の遊星爆弾で、人類の大半は死滅してしまった。それから5年後、2199年。地球は、遊星爆弾の放射能で汚染され、いまや滅亡の時を迎えようとしていた。わずかに生き残った人々は地下へ逃れ、絶望の中で暮らしている。その中には、かつて地球軍のエース・パイロットとして戦った古代進の姿もあった。古代は、ガミラスの攻撃で家族を失った哀しみから立ち直ることができず、軍を退いていたのである。 そんなある日、地球に未確認物体が落下してきた。

宇宙空間で、これだけの規模の戦艦と乗組員がいて、成り立つのか?

宇宙のはるか彼方へ向かう、宇宙戦艦のことを冷静に考えると難しさを感じます。

あの宇宙戦艦を動かすエネルギー源は何なのだろうか。

それに、あれだけ乗組員がいると、食事も含めて、水分などの補給はどうやるのか。

宇宙船の中で無重力に浸る印象しかないけども、あの船内はどうなっているのか。

実写化したことで、リアルな部分とのギャップを感じてしまいます。

もちろん、スペースアドベンチャーのファンタジー作品なのだから、この辺りのことを気にしていはいけないのでしょうけれども。

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キムタクの五代進役をどう捉えるのか

バラエティ番組で、五代進役を演じたこともある、キムタク、こと、木村拓哉さんの思い入れもあり、作られた作品なのはよくわかります。

なんとなく、五代晋のキャラクターとは違うような印象が残ります。

かっこいいのは悪いことではないとしても、うちに秘めたる闘志というか、沈黙の芝居で訴えかける要素がないと、五代進は設定としては、10代後半の若者だったはずなので、このギャップ感も残りました。

まあ、色々な事情があって作られた作品なのでしょうし、批判ばかりしても仕方ないのですが、公開当時、全く興味を持てずに、映画館に足を運ばない作品だったのは事実です。

実写化したことで、当然、CG(VFX)だらけになったのは仕方ないけども

アニメと違い、実写にしたことで、宇宙戦艦ヤマトの世界観に実物の人物たちが織りなす物語に変えるという展開。

わからなくはないのですが、多様性のある時代に、日本人だけで構成される宇宙戦艦のメンバーというのも違和感がありますし、世界に打って出ようと考えていたとは思えないのも事実。

CGにより、ここまでリアルに近い感覚で実写版を作れるようになったのは素晴らしいことなのですが、なんとなく、感情移入もリスペクトも浮かばずに、ラストを迎えてしまった感じがします。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。