『燃える闘魂 ラストスタンド』は、アントニオ猪木の足掻く人生の晩年を見せつけられる

自分と誕生日が1週間しか変わらない人物は、かつて、大学ラグビーで活躍し、新日本プロレスに入団した期待のプロレスラー、鈴木健三氏。

いつの間にか、アメリカのWWEに参戦したり、紆余曲折を経て、共同テレビプロデューサーでプロレスラーのKENSOとしても活躍する、変わった二足の草鞋を履く人物。

彼が、短い期間だが、所属した新日本プロレスといえば、アントニオ猪木。

ただ、新人レスラーだった彼は、当時、口を聞ける立場ではなかったらしい。

彼が、NHKのドキュメンタリー番組でアントニオ猪木のインタビューを作ったというのは意外性がありましたが、その経緯をまとめた書籍『燃える闘魂 ラストスタンド』が発売されたことを知り、思わず、Kindleの電子書籍として読んでみました。

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猪木との会話が噛み合うかどうかじゃなくて

鈴木健三がドキュメンタリー番組を作る上で、アントニオ猪木と何度も話を聞いていくプロセス。

正直、どんな話を突然展開するから、世代ギャップもあれば、どこまで理解できるのかは不安は残ります。

正直、会話が噛み合う必要なんかどうでも良かったのだと読み終えて感じました。

体調が悪い猪木がインタビューに答える姿は現役時代とのギャップ

難病「心アミロイドーシス」と戦う、アントニオ猪木は現役時代の面影を感じない。

本の中で、さりげなく書かれている体調の悪さは著しく、おそらく、このタイミングでなければインタビューはできなかったのだろうと想像できます。

参考サイト(スポニチ記事)

闘魂!を掲げた彼のプロレスや異種格闘技戦での戦い、国会議員としての活動、トータルで考えると、普通の人間とは大きく異なるのは言うまでもありません。

自分の人生を振り返りながら、未来のことを見据えて語る、取り留めもない話の展開。

ただ、話の中に、子ども時代や、プライベートの要素が少し混じると、スターの裏側を垣間見れたので、ワクワクさせられてしまう。

もちろん、あくまで一人の人間が難病と戦う姿は苦しく、つらいものなのは言うまでもありません。

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ギリギリのところを駆け抜けた男だからこそ人を惹きつけた

アントニオ猪木のプロレスを見たことがあれば、彼の独特の技や放つオーラに魅了されてしまう。

彼以上にプロレスが上手いレスラーはいくらでもいたし、かっこ良いとされる存在もいます。

でも、ギリギリのところで、命をかけて、借金を背負って、騙されても戦う姿、駆け抜ける人生を走っていた男だからこそ、アントニオ猪木は人を惹きつけたのだと思います。

彼以上に、自分がどう見られているのか、どう振る舞うことを周りが喜ぶのかを考えていた人間はいないのではないでしょうか。

元気ですか!1、2、3、ダー!と雄叫びを上げるだけでも人は喜ぶ

現役引退後のアントニオ猪木といえば

「元気ですか!1、2、3、ダー」

と決めゼリフを吐いて、周りの人が拍手喝采をするというイメージが強い。

話している内容が理解できなかったり、取り組もうとしていることが謎めいたことが多くても、彼ならば、なんとかしてしまうのではないだろうかと感じさせるもの。

やはり、オーラを伴う昭和〜平成にかけてのスーパースターだったのは間違いありません。

弱っていく姿を晒さなくてもいいのに、と言う声はあるけども

鈴木健三が作ったドキュメンタリー番組にインパクトがあったのは、あんなに弱っている姿を世間に晒すことが、スーパースターに必要なのかという違和感のはず。

普通の人ならば、世間から身を隠すように、余生を過ごしても構わないし、よっていく姿なんて、人前に見せる必要なんてないのだから。

ただ、あの姿を晒し、伝えられることを可能な限り、言葉にして、世に残しておこうという生き様は、常人離れした、アントニオ猪木の凄まじさが、ひしひしと伝わってくるものがありました。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。