ラグビー日本代表「最強の男」が自分の弱さと向き合ってきたことを語る『姫野ノート』

ラグビー日本代表を支える「最強の男」とも言われる、姫野和樹選手が、2023年ラグビーW杯を前に、自らの言葉を綴った1冊の本『姫野ノート 「弱さ」と闘う53の言葉』を上梓しました、

彼のプレーは味方を鼓舞して、敵を威圧して、ファンを惹き寄せます。

今まで、コツコツと自分自身と向き合うために書いてきたノートをあえて、オープンに伝えることで、自分の言葉を伝えようとしている点は、素晴らしく、読者に勇気を与えてくれます。

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戦う姿勢、ジャッカルを見ているだけで、彼がチームを牽引したら強くなると感じる

帝京大学時代、トヨタヴェルブリッツ、日本代表、全てにおいてチームの中心選手として活躍してきた、姫野和樹選手。

派手なパフォーマンスを見せるよりも、愚直に戦いに挑む姿と、仲間を鼓舞している言葉の掛け方など、若くしてリーダーシップを発揮しているラガーマンです。

彼の代名詞であるジャッカル(タックルの際に倒れた選手からボールを奪う技)を見ると、彼のプレーヤーとしての強さを感じます。

キャリアだけを見たらエリートにしか思えない!姫野和樹の信条

大学選手権連覇をしていた帝京大学、トヨタヴェルブリッツで1年目からキャプテン、日本代表のバックロー(第3列)を支える男なだけに、経歴だけを見ると、エリート選手にしか感じません。

あんてる
あんてる
どうせ、幼少期から恵まれた環境で育ってきたから、普通の人間とは違う存在なんでしょ?!

本の後半で彼自身が語る、少年時代の極貧生活のなか、夜空の月を眺めていた少年が、今、このステージまで自分を伸ばして活躍している姿は想像ができません。

そんな彼がラグビーで心かげてきた信条を3行でまとめています。

誰よりも体で示す。誰よりも走って誰よりも身体を張り続ける。

誰よりも声を出して、周りにエナジーを与え続ける。

誰よりも楽しむ。

誰かという特定の相手ではなく、自分が最上位の存在であることを目指して、手を抜かずにプレーを行い、周りに栄光を与えながら、楽しむ、と言い切る。

そんな常人離れしたことを考える人間なのだから、鉄のメンタルを持っているはず、と考えがち。

ただ、彼は、自分の弱さと戦い続けたと正直に綴っているのです。

怪我もするし、弱い気持ちも持つのは当たり前、そこを乗り切るためのノート

一流の選手になるために、ハードな練習と試合を繰り返していれば、当然、怪我もします。

姫野選手も、大学時代も早々に怪我をして、プレーができない時期は、筋トレだけを続けて、身体を大きくしたそうです。

さらに、最近の怪我も、左足上部の大殿筋の腱が切れるという、手術が必要なピンチにも、周辺の小さな筋肉を鍛えて、克服してしまう(もちろん、ケアスタッフの力が大きい)というタフさも持ち合わせています。

プレーヤーとしても悩み、葛藤を続ける彼を支えたのは、自分で書いていたノートの存在と言います。

自分で考えて言葉にするために、本を読んだり、学びながら、自分の内面や思いをアウトプットしてきた結果、現在の姫野和樹が生まれて、活躍できているわけです。

姫野ノート 「弱さ」と闘う53の言葉』は、そんなノートからエッセンスを紡ぎ出しただけに、彼が強くない、弱い自分と向き合い続けたことから生まれています。

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私は、左足首の靭帯を痛めたら、身体も心もプレーヤーとしては折れた

私は、一浪して大学に入った時に、ラグビーのクラブチームに在籍したことがあります。

高校時代は、陸上部の投擲(とうてき:砲丸投げ、やり投げ、円盤投げ、ハンマー投げのこと)選手だった私は、パワーに自信はあったものの、球技で走り続けるタフさには不安がありました。

子どもの頃、伝説のドラマ「スクール☆ウォーズ」を見て育っただけに、ラグビーはやってみたいと思っていたのです。

高校にはラグビー部がなかっただけに、大学時代までに経験しなければ一生やることはできないですし、体育会に入ってまでやる時間も体力もないとわかっていました。

友人のツテで入った、大学生たちのクラブチームは、それなりの強さがあるものの、バックボーンとなる大学はバラバラです。

それでも、寮設備まであって、蔵王に合宿所までありました。(資金も含めた運営経費はOBの支援があったらしいですが、詳細はわかりません)

高校時代までの基本がない素人の私でも、練習も行い、試合にも出させてもらいました。

試合が終わると、身体がボロボロになり、翌日は歩けないほど疲弊してました。

1シーズンを終えて、2シーズン目に入る春の合宿時に、練習中に大きな怪我をしてしまいます。

左足首の靭帯が変形するほどの怪我で、数ヶ月松葉杖の生活をする羽目になりました。

その後、まともにプレーヤーに戻ることはできませんでした。

超一流選手でもない以上、手術を行ったり、とんでもないリハビリをこなして、元に戻したいという気持ちがわかなかったのです。

また、怪我をしたら、という恐怖心を消し去ることができなかったのです。

それだけに、大怪我をしても、必死に第一線に戻ってくるような、姫野和樹選手のような存在はリスペクトしかありません。

怪我から、気持ちが萎えてしまい、自分の弱さに負けたのは事実です。

自らの弱さを乗り越えるために、常に自分自身と向き合った男に魅力がある

意識する、受け入れる、行動する、率いる、フォーカスする、整える、といった切り口で自分の言葉を再編成して、この1冊にまとめた、姫野和樹選手。

もちろん、ラグビー日本代表のプレーヤーである前に、一人の人間です。

自分の弱さとも向き合い、逃げることなく、乗り越えようとして、自分自身と向き合ってきた男だからこそ、周囲に魅力を与えられる存在となっています。

誰もが彼と同じスタイルを築くほど、実直で、かつ、弱さを克服し切れる人間ばかりではないですが、彼の言葉をヒントに、自分にもできることを見つけてみることをオススメします。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。