マネー本は、経済学者に、ファイナンサルプランナー系の方まで、さまざまな方が、出版しています。
日本人は、表向きではお金の話をしないものの、潜在的に「マネー」に対する関心は強く、節約本、投資本、などは新刊が出版され続けています。
今まで、この【サードプレイス】ブログでも、何冊も取り上げてきたのは、私自身に資産運用を含めた関心が強いからです。
マネー本の著者に米国出身のタレントがマネー本の著書になるケースは、厚切りジェイソンさんだけでなく、パックンマックンのパトリック・ハーランさんも出された『
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日本に来る米国出身タレントは、超優秀な人たち
日本のメディアに登場する、米国出身タレントは、日本語を操るのが上手なだけでなく、超優秀な人たちが多い。
考えてみれば、異国に来て、文化を覚えて、成功するには、類稀なる努力と才能がなければ難しいことぐらい想像はできる話。
パトリック・ハーラン(パックン)は、ハーバード大卒で来日して、英会話学校の講師をして奨学金を返済し、投資を始めながら、芸能界で仕事を確保していき、今は、大学の客員教授・非常勤講師などをしている。
両親の離婚後、貧しい生活を送った彼の原体験があってこそ、ここまで自分を高めてきた価値があるし、そこには資産運用による安心感がある人生を歩んでいる。
基本は、長期分散運用のインデックスファンドで!
パックンは、決して、ファンドマネジャーなどの金融畑の人間ではありません。
日本で節約しながらもコツコツと働き、資産を運用してきただけだというものの、その背景には、自分の稼ぎの一定割合を長期分散運用として、25年以上続けてきた成果を語っています。
しかも、鉄板のインデックスファンド推しという点も目新しさはありません。
彼自身、おそらく、アメリカの金融教育を高校時代に受けて、実践してきたに過ぎないのかもしれません。
インデックスファンドの投資を始めた時に、アピールしても意味がなく、一定の期間を経て、実績が出たからこそ、語れる一冊なのだと思います。
時間をかけて、ある意味、ほったらかしにして、資産運用というのは楽チンで誰でもできる反面、なんとなく不安があるのも事実だから、具体的に、10年で2倍になったという証拠は見たい気持ちが残ります。(そんな個人資産情報を開示する義務はないけど)
投資資金があるなら、無理やりドルコスト平均法を使うな!は大きな気づき
この『
僕が否定しているのは、まとまった投資資金があるのに、あえてドルコスト平均法を狙うことなんです。 無理にドルコスト平均法を使おうとすると、
ただ投資を先延ばしにして、延ばした分の(配当金などの) 金利も複利効果のチャンスも失ってしまいます。その上、 より高い値段で商品を買わなければならず、 値上がりするチャンスも失う確率が高いです。
これは、2024年スタートの新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を上手に活用とした場合に、ヒントとなります。
毎月、コツコツと積み立てて長期分散投資をしようとする「つみたて投資枠」(年間120万)は、単純に月10万円を12か月に分けて実施するのはシンプルな話。
もう一つの「成長投資枠」(年間240万)の場合、まとまったお金があった場合に、あえて分散投資をして、ドルコスト平均法を使う必要はない!というのが、パックンの考えなのです。
長期分散投資をするならば、毎月に分けて積み立てた方がいいのでは、と私も考えていました。
金利と複利効果を考えたら、分けずにまとまったお金を一気に突っ込むことが効果的という点は、解説されて納得しました。
もちろん、価格変動があるのが投資なので、リスクは伴うものの、寝かせておいても意味がないというのは、よく考えてればわかる話です。
10年で2倍になっていないけど、長期分散投資は効果を感じている
私自身、新社会人になった頃、親の言いつけを守って、給与の2割を天引きで積立貯金をしていました。
数年続けて、ある程度、まとまった金額になりましたが、低金利の時代だけに、利息は微々たるもの。
20代後半、会社の退職金制度が変わり、確定拠出年金(401K)が導入される説明会に参加しました。
退職金を自ら運用していくという考え方に驚きを覚えました。(21世紀初めの頃です)
私は、迷うことなく、401Kの制度を活用することを決めたのと同時に、資産運用法について調べていくうちに、自らの給与天引き分の積み立てを、投資信託に切り替える決断をしました。
20年以上、給与天引きの積立の投資信託を続けてきました。
途中で、ファンド商品を切り替えたり、種類を増やしたり、一時的にあった貯金でまとめて一括で投資信託を購入したこともあります。
結論として、投資に対して、1.5倍ぐらいになっています。(厳密にいうと、売却して別のファンドに変えているから、もっと増えているのですが、わからなくなってます)
大きく増えすぎていない理由は、私が、アメリカ株の投資信託や、インデックスファンドに関わった時期が、スタート当初からでなかったことが影響しています。
リーマンショックもあれば、東日本大震災、コロナウィルス蔓延など、様々な影響はあったものの、プラスに着地しているのは、長期分散投資のおかげだと思っています。
インデックスファンドを軸に毎月コツコツと積み立てよう!
結局、インデックスファンドを軸に、毎月コツコツと積み立てるのが資産運用の王道です。
小難しく考えるよりも、ある意味、ほったらかしに近い状態で、インデックスファンド、特に、S&P500や、グローバルバランスのものをベースにすれば、大崩れすることはないというのであれば、信じるしかありません。
大事なのは、コツコツと続けていけるだけのお金をキープし続けることです。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。