「文化の日」という祝日に、芸術に触れるのは大変良いことです。
そこで、自分の過去を振り返り、学芸会の主役を演じた頃の話を思い出してみます。
調べても見つからないので、記憶だけに頼っているので間違いがあるかもしれません。
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スポットライトを浴びる経験って子どもにとっては特別
最近の子どもたちは、人前に立つことといえば、SNS(YouTubeやTikTokなど)になっているのかもしれません。
不特定多数の誰かが見るか、見ないか、わからない世界です。
私にしてみると学芸会の舞台に立って演じるのは最高の快感で、眩しいぐらいのスポットライトを浴びながら、一定の時間、自分の親など大人たちの目を釘付けにできたのだから、当然からもしれません。
文化祭で演劇をやった記憶は少なくて、学芸会の方が印象的なのは情報量と記憶の薄さによる
正直、中学・高校の文化祭では、クラスの出し物で演劇などのお芝居を少しやりましたが、さほど記憶に残っていません。
インパクトのある脇役程度では、私にとって、薄い印象しか残っていないのです。
その点、学芸会は、広い体育館の舞台の上で、精一杯の演技を披露できた記憶は強烈に残っています。
ただ、記憶の都合としては、古いものになるので、曖昧さが残っています。
当時の記録媒体は写真が数枚あるだけで、今のように、ビデオカメラなどの映像として残していない時代なのだから、致し方ありません。
学芸会は目立ってスターになれると信じていた
私にとって、学芸会は特別なものでした。
小学校1年生の時に、上級生の演劇を見て、こんなに面白いことをやらせてもらえるし、自分の方が上手にできるという、意味不明な自信がありました。
スポットライトを浴びて、大きな声を出して、見ている人たちを魅了できるなんて最高です。
おそらく、私にとっては、百貨店の屋上などで開かれていた、ヒーローショーと同じ感覚だったのだと思います。
運動会や体育祭でヒーローになりにくい私にとっては、最高の舞台だと考えていたのは間違いありません。
小学3年生の「いっぽん橋」の台本も見つからず記憶だけで思い出す
待ちに待った、小学校3年生の演劇が「いっぽん橋」というタイトルのものに決まりました。
台本のプリントを渡されて、やってみたい役のオーディションが開かれました。
選んだのは先生たちで生徒が選んだわけではありません。
私は、主役のブタの「ぶう太」を射止めることに成功しました。
ぽっちゃりした肥満児の私には最適の役だったと、今なら納得できます。
他の配役も決まり、台本の読み合わせを繰り返して、セリフと頭に入れて、崖にある一本橋の上で、動物たちのやりとりが繰り返される物語でした。
橋そのものは、学校にある平均台を使い、その上をウロウロと行ったり来たりするという展開。
私は、ビビって、橋が渡りきれないことで、最初から最後まで、大半が舞台の上にいることになります。
どれだけ上手くできなのか、下手だったのかは、もはやタイムマシーンでもない限り、わかりません。
ただ、学芸会後、街では「ぶう太だ!」「主役すごかったね」などの声を、知らない人からかけられたので、気持ちが良かったのはいうまでもありません。
主役への再チャレンジはオーディション選考に敗北して、準主役に
学芸会は、2年に1度の小学校だったので、次回は5年生「あほう村の九助」(こちらは絵本あり)に決まり、当然、主役の九助を受けました。
私の幼馴染との一騎打ちになり、敗北。
悔しさを胸に敵役の悪代官に立候補して、役を獲得。
ちょん髷をつけての悪代官となると、衣装もお借りしたりして、大変でした。
この時、ヒール役って、ベビーフェイス(主役のいい奴)を輝かせるためには不可欠なんだという、まるでプロレス理論みたいなことに気づいたのは事実です。
当然、やっつけられてしまう役ですが、悪代官の手下の部下役と一緒に、やられていく姿は滑稽で面白かったと認めてもらえました。
そうは言っても、所詮、準主役なので、少し残念な気持ちは残りましたけど。
児童劇団に憧れたけど、自分には無理だったと、今でも納得できる
なぜ、ここまで学芸会に燃えたかというと、裕福な家ではなかったので、お芝居を見に行ける機会はなかったものの、年に1度程度やってくる、学校への劇団の芝居を見ていて、自分も演じる側になりたいと考えて、児童劇団のことを少しだけ調べました。
今なら、自分で親の許可だけでオーディションに応募する子どももいるのかもしれませんが、有名子役とかと比べると、自分には叶わない世界だとも理解しました。
あくまでも、素人であり、子どもの学芸会レベルだから楽しかったという思い出話です。
こういう少しずつのチャレンジを積み上げて、子どもたちは大人になるので、型にはめて勉強だけを必死にさせるのではなく、色々な経験をさせてあげて欲しいものです。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。