田村淳式「SNS」とは?『超コミュ力』を読んで共感したポイントとは

最近の芸能人、特に、お笑い芸人出身者って、領域を広げて活躍をしていますよね。

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんもその一人。

色々な批判も受けている方ではありますが、実際、売れるビジネス書を世に出せるのですから立派なのだと思います。

超コミュ力』は自然体で書かれていますので、誰でも読みやすい一冊です。

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芸人・田村淳のコミュ力の秘訣がわかる!

お笑い芸人、ロンドンブーツ1号2号の田村淳という人物の印象は、若い頃のヤンチャなキャラクターのイメージが強いのではないでしょうか。(今の放送倫理観してはNGな番組もやっていた記憶があります)

ある日から、文化人的な立ち位置で、ラジオ番組やゲストコメンテーターやYouTube(田村淳のアッシュch)を展開している彼が、超コミュ力という本を世に出したという点は興味深く、実際に読んでみると、彼のコミュ力の秘訣がわかります。

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田村淳式「SNS」が効果的!好きな人だけに好かれればいい

超コミュ力を通して、万人に受ける、八方美人的なコミュニケーション能力を求めるのではなく、好きな人に好かれる、嫌いな人はスルーする程度の前提で考えられている点が良かったです。

誰にも嫌われない存在といのは、誰にも好かれない存在だという話がありますが、ある意味、考え方や趣向性の違いから合わない相手がいるのは事実。

この本の中で、一番、私が惹かれたのは、田村淳式コミュニケーション「SNS」でした。(56ページを参照してください)

SNSと言えば、FacebookやTwitterに代表される、ソーシャルネットワークサービスの略だと普通は考えますよね。

田村淳式コミュニケーション「SNS」は、以下の略でシンプルでした。

「すごい」 Sugoi

「なるほど」 Naruhodo

「そうなんだ」 Sounanda

拍子抜けしそうなシンプルさに一瞬、戸惑いました。

あんてる
あんてる
ダジャレ的な語呂合わせじゃない!これ!

その通り、ダジャレのようですが、この3語、確かに使ってみると、相手との話が盛り上がり、楽しそうな話が聞き出せます。

相手の話に興味を持ち、感嘆詞の短いフレーズを使いながら、質問をしていくだけ。

これを相手とのコミュニケーションに使えば、大概は好かれるのは間違いありません。

話しやすい相手だと認識されて、相手が自分のことを好きになってくれますから。

どうしても誰もがコミュ力のモンスターになりたがる

インフルエンサー的な人物、著名人や人気者をみると、コミュニケーション力の高い、「コミュ力モンスター」だと感じて、そんな存在に自分がなりたいと憧れてしまうのではないでしょうか。

もちろん、コミュ力の高い人は素晴らしいですし、抜群の頭の良さとキレを持っているのは間違いなく、相手に合わせたレベルでトークを盛り上げてくれます。

では、誰もがこのポジションに立つ必要はあるのでしょうか。

コミュ力に必要なのは、自分にとって好きな人、興味を持てる人とコミュニケーションがしっかり取れることが大事であって、万人ウケすることを目的化すると、嫌われないために、当たり障りのないことを、ご機嫌をとるような、薄い印象の人になるのではないでしょうか。

いわゆる八方美人的な存在でのコミュ力って、実は不要なのかもしれないのです。

だって、自分が無理をしたり、ストレスを溜めてまで、コミュニケーションを図る意味などないですから。

「超コミュ力時代」に必要なのは複数のコミュニティとの関わり

超コミュ力を読み進めていく中で、私が驚いたのが「超コミュ力」時代(144ページ)に書かれていた内容でした。

⚪︎ここからさらにやてくる孤独な時代

コミュニケーション能力。

略してコミュ力。

今後はさらにその重要性が増していくと確信しています。

その理由は、

これからは各自が複数のコミュニティに所属する必要性がさらに高まるからです。

そして、このコミュニティで良い人間関係を作っていくために必須なのがコミュ力なのです。

孤独な時代だからこそ、仕事と家庭以外の複数のコミュニティに属して、ほどよい人間関係を維持することが大切だという主張は、私も類似のブログ記事を書いていたことを思い出しました。

あわせて読みたいブログ記事
複数のコミュニティに参加する時代がやってくる! 私たちは、無意識に、職場・仕事の顔、家庭・家族の自分、地域社会や趣味の中でのポジショニング...

コミュニティの主宰・運営側ではなくても、参加メンバーとしてでも属しながら、いろいろなタイプの方(決して嫌いな方に無理に接する必要はありません)と触れ合っていくためにも、コミュ力の大切さは間違いなく、必須スキルなのだと考えます。

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コミュ力に不可欠なのは柔軟性だ!

超コミュ力を読むまでは、田村淳さんという人は、頑固者で自分の考え方を一切変えない人だと勘違いしていました。

右にでも、左にでも、自分の考えや意見は相手によって変えてしまえる柔軟性を持つ方だとは知りませんでした。

田村淳さんが、まるで、司馬遼太郎の『竜馬がいく』の主人公、坂本竜馬のように、状況に応じて柔軟すぎるまでに自分の考え方やスタンスを変えていってる姿とダブりました。

自分の考え方なんて、固執すると息苦しくなり、口論を含めたバトルの元になります。

だからこそ、相手に感化されて、無節操なまでに柔軟に主張も考え方も変えていけるようなスタンスこそが、コミュ力に重要なのは理解できました。

参考サイト

田村淳の大人の小学校(オンラインサロン)

コミュニケーション能力を難しく考えている方、悩んでいる方には、超コミュ力はおすすめの一冊です。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。